コントロール ポイントの追加 (Append Control Points) (データ管理)

サマリー

コントロール ポイントを既存のコントロール ポイント テーブルに結合します。

追加されるポイントは、[タイ ポイントの計算 (Compute Tie Points)] ツールの結果、[コントロール ポイントの計算 (Compute Control Points)] ツールの結果、またはポイント フィーチャクラスです。

使用法

  • [Z 値フィールド名] パラメーターと [入力 DEM] パラメーターの両方が設定されている場合は、[Z 値フィールド名] が優先されます。 [Z 値フィールド名] パラメーターも [入力 DEM] パラメーターも設定されていない場合は、地上コントロール ポイント (GCP) とチェック ポイントの Z 値がすべて 0 に設定されます。

  • [追加オプション] を呼び出す際には注意が必要です。つまり、この操作を実行できるのは、入力コントロール ポイント テーブルとターゲット コントロール ポイント テーブル内のタイ ポイントに同じ変換が存在する場合に限ります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
ターゲット コントロール ポイント

ターゲット コントロール ポイント テーブル。 通常、これは [タイ ポイントの計算 (Compute Tie Points)] ツールの出力です。

Feature Class; Feature Layer
入力コントロール ポイント

コントロール ポイントが格納されているポイント フィーチャクラス。 これには、[コントロール ポイントの計算 (Compute Control Points)] ツールまたは [タイ ポイントの計算 (Compute Tie Points)] ツールから作成されたコントロール ポイント テーブル、あるいは地上コントロール ポイントが含まれるポイント フィーチャクラスを使用できます。

Feature Class; Feature Layer; File; String
Z 値フィールド名
(オプション)

コントロール ポイントの Z 値が格納されているフィールド。

[Z 値フィールド名] パラメーターと [入力 DEM] パラメーターの両方が設定されている場合は、Z 値フィールドが使用されます。 [Z 値フィールド名] パラメーターも [入力 DEM] パラメーターも設定されていない場合は、地上コントロール ポイントとチェック ポイントの Z 値がすべて 0 に設定されます。

Field
タグ フィールド名
(オプション)

一意の値が格納されている、ターゲット コントロール ポイント テーブル内のフィールド。 このフィールドは、ターゲット コントロール ポイント テーブルに追加されます。タグ フィールドは、地上コントロール ポイントに関連付けられた識別子を取り込むために使用できます。

Field
入力 DEM
(オプション)

ターゲット コントロール ポイント テーブル内のコントロール ポイントの Z 値を取得するために使用される DEM。

[Z 値フィールド名] パラメーターと [入力 DEM] パラメーターの両方が設定されている場合は、Z 値フィールドが使用されます。 [Z 値フィールド名] パラメーターも [入力 DEM] パラメーターも設定されていない場合は、地上コントロール ポイントとチェック ポイントの Z 値がすべて 0 に設定されます。

Mosaic Dataset; Mosaic Layer; Raster Dataset; Raster Layer
XY 値の精度
(オプション)

X 座標および Y 座標の入力精度。 この精度の単位は、[入力コントロール ポイント] と同じです。

この情報は、データ プロバイダーが提供する必要があります。 精度情報を使用できない場合は、このオプション パラメーターを空白のままにします。

Double
Z 値の精度
(オプション)

鉛直座標の入力精度。 この精度の単位は、[入力コントロール ポイント] の単位です。

この情報は、データ プロバイダーが提供する必要があります。 精度情報を使用できない場合は、このオプション パラメーターを空白のままにします。

Double
ジオイド
(オプション)

楕円体高を参照する有理多項式係数 (RPC) には、ジオイド補正が必要です。 ほとんどの標高データセットは海面の海抜を基準にしているため、これらの場合に楕円体高に変換するために、この補正が必要になります。

  • オフ - ジオイド補正は行われません。 このオプションは、DEM がすでに楕円体高で表現されている場合のみ使用します。 これがデフォルトです。
  • オン - ジオイド補正を実行して、海抜高度を (EGM96 ジオイドに基づいて) 楕円体高に変換します。
Boolean
対象エリア
(オプション)

入力コントロール ポイント テーブルの空間参照に最小 XY 座標と最大 XY 座標を入力して、対象地域の範囲を定義します。

Envelope; Feature Layer; Feature Class
追加オプション
(オプション)

コントロール ポイントをコントロール ポイント テーブルに追加する方法を指定します。

  • すべてのポイントを追加入力コントロール ポイント テーブル内のすべてのポイント (GCP、チェック ポイント、タイ ポイントなど) をターゲット コントロール ポイント テーブルに追加します。 これがデフォルトです。
  • GCP のみ追加入力コントロール ポイント テーブル内の GCP のみをターゲット コントロール ポイント テーブルに追加します。
  • GCP とタイ ポイントを追加GCP とこれらの GCP にのみ関連付けられているタイ ポイントをターゲット コントロール ポイント テーブルに追加します。このオプションを使用する際には注意が必要です。つまり、このオプションを使用できるのは、入力コントロール ポイント テーブルとターゲット コントロール ポイント テーブル内のタイ ポイントに同じ変換が存在する場合に限ります。 タイ ポイントは、別の調整処理で計算された場合には、目的の位置に配置されない可能性があります。
String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新されたコントロール ポイント

更新済みコントロール ポイントです。

Feature Class; Feature Layer

arcpy.management.AppendControlPoints(in_master_control_points, in_input_control_points, {in_z_field}, {in_tag_field}, {in_dem}, {in_xy_accuracy}, {in_z_accuracy}, {Geoid}, {area_of_interest}, {append_option})
名前説明データ タイプ
in_master_control_points

ターゲット コントロール ポイント テーブル。 通常、これは [タイ ポイントの計算 (Compute Tie Points)] ツールの出力です。

Feature Class; Feature Layer
in_input_control_points

コントロール ポイントが格納されているポイント フィーチャクラス。 これには、[コントロール ポイントの計算 (Compute Control Points)] ツールまたは [タイ ポイントの計算 (Compute Tie Points)] ツールから作成されたコントロール ポイント テーブル、あるいは地上コントロール ポイントが含まれるポイント フィーチャクラスを使用できます。

Feature Class; Feature Layer; File; String
in_z_field
(オプション)

コントロール ポイントの Z 値が格納されているフィールド。

[Z 値フィールド名] パラメーターと [入力 DEM] パラメーターの両方が設定されている場合は、Z 値フィールドが使用されます。 [Z 値フィールド名] パラメーターも [入力 DEM] パラメーターも設定されていない場合は、地上コントロール ポイントとチェック ポイントの Z 値がすべて 0 に設定されます。

Field
in_tag_field
(オプション)

一意の値が格納されている、ターゲット コントロール ポイント テーブル内のフィールド。 このフィールドは、ターゲット コントロール ポイント テーブルに追加されます。タグ フィールドは、地上コントロール ポイントに関連付けられた識別子を取り込むために使用できます。

Field
in_dem
(オプション)

ターゲット コントロール ポイント テーブル内のコントロール ポイントの Z 値を取得するために使用される DEM。

[Z 値フィールド名] パラメーターと [入力 DEM] パラメーターの両方が設定されている場合は、Z 値フィールドが使用されます。 [Z 値フィールド名] パラメーターも [入力 DEM] パラメーターも設定されていない場合は、地上コントロール ポイントとチェック ポイントの Z 値がすべて 0 に設定されます。

Mosaic Dataset; Mosaic Layer; Raster Dataset; Raster Layer
in_xy_accuracy
(オプション)

X 座標および Y 座標の入力精度。 この精度の単位は、in_input_control_points と同じです。

この情報は、データ プロバイダーが提供する必要があります。 精度情報を使用できない場合は、このオプション パラメーターをスキップします。

Double
in_z_accuracy
(オプション)

鉛直座標の入力精度。 この精度の単位は、in_input_control_points の単位です。

この情報は、データ プロバイダーが提供する必要があります。 精度情報を使用できない場合は、このオプション パラメーターをスキップします。

Double
Geoid
(オプション)

楕円体高を参照する有理多項式係数 (RPC) には、ジオイド補正が必要です。 ほとんどの標高データセットは海面の海抜を基準にしているため、これらの場合に楕円体高に変換するために、この補正が必要になります。

  • NONEジオイド補正は行われません。 NONE は、DEM がすでに楕円体高で表現されている場合のみ使用します。 これがデフォルトです。
  • GEOIDジオイド補正を実行して、海抜高度を (EGM96 ジオイドに基づいて) 楕円体高に変換します。
Boolean
area_of_interest
(オプション)

入力コントロール ポイント テーブルの空間参照に最小 XY 座標と最大 XY 座標を入力して、対象地域の範囲を定義します。

Envelope; Feature Layer; Feature Class
append_option
(オプション)

コントロール ポイントをコントロール ポイント テーブルに追加する方法を指定します。

  • ALL入力コントロール ポイント テーブル内のすべてのポイント (GCP、チェック ポイント、タイ ポイントなど) をターゲット コントロール ポイント テーブルに追加します。 これがデフォルトです。
  • GCP入力コントロール ポイント テーブル内の GCP のみをターゲット コントロール ポイント テーブルに追加します。
  • GCPSETGCP とこれらの GCP にのみ関連付けられているタイ ポイントをターゲット コントロール ポイント テーブルに追加します。このオプションを使用する際には注意が必要です。つまり、このオプションを使用できるのは、入力コントロール ポイント テーブルとターゲット コントロール ポイント テーブル内のタイ ポイントに同じ変換が存在する場合に限ります。 タイ ポイントは、別の調整処理で計算された場合には、目的の位置に配置されない可能性があります。
String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_master_control_points

更新済みコントロール ポイントです。

Feature Class; Feature Layer

コードのサンプル

AppendControlPoints の例 1 (Python ウィンドウ)

以下は、AppendControlPoints ツールを実行する Python サンプルです。

#===========================
#AppendControlPoints
'''Usage: AppendControlPoints_management(in_master_control_points, 
{in_z_field}, {in_tag_field}, {in_dem}, {in_xy_accuracy}, 
{in_z_accuracy}, {Geoid}, {area_of_interest}, {append_option}
'''

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/Workspace"

arcpy.management.AppendControlPoints("calval_allpoints_dem1", 
    "C:\test\calval_allpoints_dem1", "Score", "Ways", "calval",1, 2, "NONE", 
"-79.6407162269889 43.4853802421312 -79.094324938576 44.0836924137218", "GCP")
AppendControlPoints の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

以下は、AppendControlPoints ツールを実行する Python スクリプト サンプルです。

#append control points

import arcpy
arcpy.env.workspace = "c:/workspace"

#append the control points and tie points
target = "BD.gdb/tiePoints"
in_controlPoints = "BD.gdb/controlPoints"
dem = "BD.gdb/dem"
AOI = "-79.6407162269889 43.4853802421312 -79.094324938576 44.0836924137218"
AppOpt = "GCP"


arcpy.management.AppendControlPoints(target, in_controlPoints, "", dem, "", "", "", AOI, appOpt)

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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