ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力レーダー データ | 入力レーダー データ。 | Raster Dataset; Raster Layer |
出力フィーチャクラス | 検出された明るい海洋オブジェクトの出力フィーチャクラス | Feature Class |
出力タイプ (オプション) | 出力フィーチャクラスに使用される境界のタイプを指定します。
| String |
オブジェクトの最小幅 (オプション) | 検出するオブジェクトの最小幅。 幅は正の値でなければなりません。 デフォルト値は 10 メートルです。 | Linear Unit |
オブジェクトの最大幅 (オプション) | 検出するオブジェクトの最大幅。 幅は正の値でなければなりません。 デフォルト値は 100 メートルです。 | Linear Unit |
オブジェクトの最小長 (オプション) | 検出するオブジェクトの最小長。 長さは正の値でなければなりません。 デフォルト値は 50 メートルです。 | Linear Unit |
オブジェクトの最大長 (オプション) | 検出するオブジェクトの最大長。 長さは正の値でなければなりません。 デフォルト値は 500 メートルです。 | Linear Unit |
マスク フィーチャ (オプション) | 陸域または水域ポリゴン フィーチャ このポリゴンはマスクの作成に使用されます。 | Feature Layer |
フィーチャ タイプ (オプション) | [マスク フィーチャ] パラメーター値が表すポリゴンのタイプを指定します。 このパラメーターは、[マスク フィーチャ] パラメーターが指定されている場合に必要です。
| String |
DEM ラスター (オプション) | 入力 DEM。 入力レーダー データがオルソ幾何補正されていない場合、この DEM を使用してオルソ幾何補正されます。 [マスク フィーチャ] パラメーターの値が指定されていない場合、この DEM も使用して陸域のマスクが作成されます。 | Mosaic Layer; Raster Layer |
ジオイド補正を適用 (オプション) | 入力 DEM の鉛直参照系を楕円体の高さに変換するかどうかを指定します。 ほとんどの標高データセットは海面の海抜を基準にしているため、これらの場合に楕円体高に変換するために、補正が必要になります。
| Boolean |
マスク許容値 (オプション) | [マスク フィーチャ] パラメーターまたは [DEM ラスター] パラメーターから作成されたマスク周辺のバッファー距離。 距離は負にできません。 デフォルト値は 100 メートルです。 | Linear Unit |
Image Analyst ライセンスで利用できます。
サマリー
対象領域外の合成開口レーダー (SAR) データをマスキングしながら、潜在的な明るい人工オブジェクト (船舶、石油リグ、風車など) を検出します。
このツールは、ピクセルをクラスター化し、幅と長さの最小/最大パラメーターによってクラスターをフィルタリングし、結果をフィーチャクラスに出力します。 出力フィーチャクラスは、検出されたオブジェクトのバウンディング ボックスまたはポリゴンの外周として指定することができます。
オルソ幾何補正されたデータとオルソ幾何補正されていないレーダー データのどちらも入力として使用できます。
使用法
[放射量キャリブレーションの適用 (Apply Radiometric Calibration)] ツールを使用してレーダー データをガンマ ノートにキャリブレーションすることによりオブジェクト検出を最適化します。 これは、特に大きいレーダー シーンで効果的です。
海にあるオブジェクトだけが検出されるようにするには、[マスク フィーチャ] パラメーターに値を指定し、[フィーチャ タイプ] パラメーターを使用して、マスクが水域か陸域かを指定します。 または、[DEM ラスター] パラメーターの値を指定すると、ツールは、標高を使用して、陸域と水域のピクセルを判断します。 これらのいずれかの方法を使用して陸域のマスクを作成できます。
[マスク フィーチャ] パラメーターと [DEM ラスター] パラメーターの値を設定した場合は、[マスク フィーチャ] パラメーターを使用してマスクが作成されます。
パラメーター
DetectBrightOceanObjects(in_radar_data, out_feature_class, {out_type}, {min_object_width}, {max_object_width}, {min_object_length}, {max_object_length}, {mask_features}, {feature_type}, {in_dem_raster}, {geoid}, {mask_tolerance})
名前 | 説明 | データ タイプ |
in_radar_data | 入力レーダー データ。 | Raster Dataset; Raster Layer |
out_feature_class | 検出された明るい海洋オブジェクトの出力フィーチャクラス | Feature Class |
out_type (オプション) | 出力フィーチャクラスに使用される境界のタイプを指定します。
| String |
min_object_width (オプション) | 検出するオブジェクトの最小幅。 幅は正の値でなければなりません。 デフォルト値は 10 メートルです。 | Linear Unit |
max_object_width (オプション) | 検出するオブジェクトの最大幅。 幅は正の値でなければなりません。 デフォルト値は 100 メートルです。 | Linear Unit |
min_object_length (オプション) | 検出するオブジェクトの最小長。 長さは正の値でなければなりません。 デフォルト値は 50 メートルです。 | Linear Unit |
max_object_length (オプション) | 検出するオブジェクトの最大長。 長さは正の値でなければなりません。 デフォルト値は 500 メートルです。 | Linear Unit |
mask_features (オプション) | 陸域または水域ポリゴン フィーチャ このポリゴンはマスクの作成に使用されます。 | Feature Layer |
feature_type (オプション) | mask_features パラメーターの値が表すポリゴンのタイプを指定します。 このパラメーターは、mask_features パラメーターが指定されている場合に必要です。
| String |
in_dem_raster (オプション) | 入力 DEM。 入力レーダー データがオルソ幾何補正されていない場合、この DEM を使用してオルソ幾何補正されます。 mask_features パラメーターの値が指定されていない場合、この DEM も使用して陸地のマスクが作成されます。 | Mosaic Layer; Raster Layer |
geoid (オプション) | 入力 DEM の鉛直参照系を楕円体の高さに変換するかどうかを指定します。 ほとんどの標高データセットは海面の海抜を基準にしているため、これらの場合に楕円体高に変換するために、補正が必要になります。
| Boolean |
mask_tolerance (オプション) | mask_features パラメーターまたは in_dem_raster パラメーターから作成されたマスク周辺のバッファー距離。 距離は負にできません。 デフォルト値は 100 メートルです。 | Linear Unit |
コードのサンプル
この例では、水域マスクを使用して明るい海洋オブジェクトを検出します。
import arcpy
arcpy.env.workspace = "D:\Data\SAR\"
arcpy.ia.DetectBrightOceanObjects(
"Spotlight High_ICEYE_GRD_SLH_50153_20210405T124010_CalG0.crf",
"D:\Data\SAR\Ocean.gdb\DetectBrightOceanObjects", "BOUNDS", "50 Meters",
"500 Meters", "50 Meters", "500 Meters", "MPA Water Polygon", "Water",
"dem_COP30_ortho.tif", "GEOID", "100 Meters")
この例では、水域マスクを使用して明るい海洋オブジェクトを検出します。
# Import system modules and check out ArcGIS Image Analyst extension license
import arcpy
arcpy.CheckOutExtension("ImageAnalyst")
from arcpy.ia import *
# Set local variables
in_radar_data = "D:\Data\SAR\arcpy.ia.DetectBrightOceanObjects("
out_feature_class = "D:\Data\SAR\Ocean.gdb\DetectBrightOceanObjects"
out_type = "BOUNDS"
min_object_width = "50 Meters"
max_object_width = "500 Meters"
min_object_length = "50 Meters"
max_object_length = "500 Meters"
mask_features = "MPA Water Polygon"
feature_type = "Water"
in_dem_raster = "D:\Data\DEM\dem_COP30_ortho.tif"
geoid = "GEOID"
mask_tolerance = "100 Meters"
# Execute
arcpy.ia.DetectBrightOceanObjects(in_radar_data, out_feature_class, out_type,
min_object_width, max_object_width, min_object_length,
max_object_length, mask_features, feature_type, in_dem_raster,
geoid, mask_tolerance)
環境
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 Image Analyst
- Standard: 次のものが必要 Image Analyst
- Advanced: 次のものが必要 Image Analyst