ルート レイヤーとして共有 (Share As Route Layers) (Network Analyst)

ArcGIS Pro 3.2 | | ヘルプのアーカイブ

サマリー

ネットワーク解析の結果をルート レイヤーとしてアクティブなポータルで共有します。 ルート レイヤーには、ルートに割り当てられた訪問先や移動方向などのルートに関するすべての情報が含まれます。

ルート レイヤー アイテムは、モバイル作業者にルート ガイダンスを提供する場合には、ArcGIS Navigator などの各種アプリケーションで使用し、ルート レイヤーに含まれているルートをカスタマイズする場合には、Map Viewer Classic の「ルート案内」ウィンドウで使用し、ルート レイヤーからルート解析レイヤーを作成する場合には、ArcGIS Pro で使用することができます。

使用法

  • このツールは、ルート レイヤー アイテムを作成し、アクティブなポータルとして指定されたポータルで共有します。 アクティブなポータルは、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 10.5.1 以降にする必要があります。

  • アクティブなポータルにサイン インしているユーザーには、空間解析とコンテンツ作成を実行する「権限」が必要です。

  • 同じ名前のルート レイヤー アイテムが指定のフォルダー内に存在する場合は、新しいアイテムが同じ名前で作成されます。 重複するアイテムが作成されないようにするための方法の 1 つは、このツールでルート レイヤーを作成する際に一意の [ルート名の接頭辞] 値を使用することです。

  • このツールを Python スクリプトで実行すると、ArcGIS Pro に最後にアクセスしたアクティブなポータルがルート レイヤーの作成に使用されます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
ネットワーク解析レイヤーまたはルート データの入力

ネットワーク解析レイヤー、またはルート レイヤー アイテムの作成元であるルート データを含む .zip ファイル。 ネットワーク解析レイヤーを入力する場合は、すでに解析済みのものを指定する必要があります。

File; Network Analyst Layer
サマリー
(オプション)

ルート レイヤー アイテムで使用されるサマリー。 このサマリーは、ルート レイヤー アイテムのアイテム情報の一部として表示されます。 値を指定しないと、デフォルトのサマリー テキスト (<ルート名> のルートおよびルート案内) が使用されます。ここで、<ルート名> は、ルート レイヤーで表されるルートの名前に置き換えられます。

String
タグ
(オプション)

ルート レイヤー アイテムの説明と識別に使用されるタグ。 それぞれのタグはカンマで区切られます。 ルート名は、値が指定されていない場合でも、常にタグとして取り込まれます。

String
ルート名の接頭辞
(オプション)

すべてのルート レイヤー アイテムのタイトルに付加される修飾子。 たとえば、ルート名の接頭辞として「Monday morning deliveries」を使用すると、月曜日の午前中に行われる配達でのルート解析によって作成されたすべてのルート レイヤー アイテムがグループ化されます。 値を指定しないと、ルート名のみを使用してルート レイヤー アイテムのタイトルが作成されます。

String
ポータル フォルダーの名前
(オプション)

ルート レイヤー アイテムが作成されるパーソナル オンライン ワークスペース内のフォルダー。 指定された名前のフォルダーが存在しない場合は、フォルダーが作成されます。 指定された名前のフォルダーが存在する場合は、既存のフォルダー内にアイテムが作成されます。 値を指定しないと、ルート レイヤー アイテムがオンライン ワークスペースのルート フォルダー内に作成されます。

String
共有範囲
(オプション)

ルート レイヤー アイテムにアクセスできるユーザーを指定します。

  • すべてのユーザールート レイヤー アイテムがパブリックになり、すべてのユーザーがこのアイテムの URL を使用してアクセスできます。
  • 未共有ルート レイヤー アイテムは、このアイテムの所有者 (このツールの実行時にポータルに接続されているユーザー) とのみ共有されます。 つまり、このアイテムの所有者だけがルート レイヤーにアクセスできます。 これがデフォルトです。
  • 次のグループルート レイヤー アイテムは、接続されているユーザーが所属しているグループおよびそのメンバーと共有されます。 グループの指定には、グループ パラメーターを使用します。
  • 組織ルート レイヤー アイテムは、組織内のすべての認証済みユーザーと共有されます。
String
グループ
(オプション)

ルート レイヤー アイテムの共有先となるグループのリスト。 このパラメーターは、[共有範囲] パラメーターが [次のグループ] に設定されている場合にのみ適用されます。

String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
ルート レイヤー アイテム

ポータルで共有されたルート レイヤー アイテム。

String

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

関連トピック