Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
[ニブル (Nibble)] ツールでは、ラスターの選択したエリアに最近傍の値を割り当てることができます。 データがエラーであることが分かっているラスターのエリアを編集するときに便利です。
はじめに、アルゴリズムは NoData の値を持つマスク ラスターからすべてのエリアを決定します。 入力ラスターの対応するエリアが指定されます。 次に、内部ユークリッド アロケーションが実行され、ユークリッド距離に基づいてマスクされたセルに値が割り当てられます。
マスク ラスターで NoData の値を持つセルに対応する入力ラスターのセルの値が、ユークリッド距離に従って最近傍の値に置換されます。
以下の例では、指定された入力ラスターとマスク ラスターに [ニブル (Nibble)] が適用されています。 この操作は、マスク ラスターの NoData 値に対応する入力セルにのみ適用されます。 これらの位置は、定義済みマスク外の入力ラスターから最も近いと判断されたセルの値を受信します。 デフォルトのオプションの [最近隣の値が NoData の時、NoData を使用] パラメーターをオンにする (Python では、nibble_values パラメーターを ALL_VALUES に設定する) と、入力ラスターの NoData セルをマスク ラスターで定義されたエリアにニブルすることができます。
次の例では、7 つすべての値を NoData に設定するという条件を入力ラスターに適用してマスクを作成しています。 デフォルトを使用せずに、[NoData セルをニブル] パラメーターをオンにする (Python では、nibble_nodata パラメーターを PROCESS_NODATA に設定する) と、マスク エリア内にある入力ラスターの NoData セルが出力時に有効なセル値にニブルされるよう指定されます。