ArcGIS Pro は、次のライセンス タイプを提供しています。
- 指定ユーザー - デフォルトのライセンス タイプ。
- 単独使用 - ArcGIS Pro ライセンスが ArcGIS Desktop デプロイメントに付属している場合にのみ、ライセンスの変更によって利用可能です。
- 同時使用 - ArcGIS Pro ライセンスが ArcGIS Desktop デプロイメントに付属している場合にのみ、ライセンスの変更によって利用可能です。
指定ユーザー ライセンス
指定ユーザー ライセンス タイプでは、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise 組織の管理者は、メンバーのユーザー タイプを次のいずれかに設定することによって、そのメンバーが ArcGIS Pro にアクセスできるようにします。
- Creator - このユーザー タイプでは、ArcGIS Pro Basic にアクセスできます。
- Professional - このユーザー タイプでは、ArcGIS Pro Standard にアクセスできます。
- Professional Plus - このユーザー タイプでは、ArcGIS Pro Advanced にアクセスできます。
エクステンションは、アドオン ライセンスとしてこれらのユーザー タイプのいずれかに割り当てることができます。
注意:
Professional Plus ユーザー タイプには、複数の ArcGIS Pro エクステンションが含まれています。 これらは、他のユーザー タイプに割り当てることはできません。
ArcGIS Pro ライセンスを割り当てられた組織のメンバーは、ArcGIS Online または ArcGIS Enterprise アカウントの認証情報を使用して ArcGIS Pro にサイン インします。 メンバーは、アプリケーションがインストールされている任意のコンピューターで (同時に最大 3 台のコンピューターまで) サイン インできます。
アプリケーションは、メンバーのユーザー タイプに関連付けられているライセンス レベル (Advanced、Standard、Basic) で実行されます。 ライセンス タイプ、ライセンス レベル、利用可能なエクステンションは、ArcGIS Pro 設定ページ の [ライセンス] タブで確認できます。
単独使用ライセンス
単独使用ライセンスは、ArcGIS Pro の使用を 1 人のユーザーに許可します。 そのユーザーは、ソフトウェアを一度に 1 台のコンピューターで使用でき、最大で 2 台のコンピューターにインストールすることができます。
単独使用ライセンスは別のコンピューターに移行できます。移行するには、現在認証されているコンピューターでライセンスの認証を解除してから、新しいコンピューターで認証プロセスを繰り返します。
単独使用ライセンスで ArcGIS Pro を使用するためにサイン インする必要はありません。
同時使用ライセンス
同時使用ライセンスを使用すると、複数のユーザーがネットワーク上のコンピューターまたは仮想コンピューターから ArcGIS Pro へのアクセスを共有することができます。 ArcGIS License Manager ソフトウェアは、プールにある共有ライセンスの配布を管理します。 プール内の同時使用ライセンスの数によって、同時にソフトウェアを使用できるユーザー数が決まります。 ユーザーが同時使用ライセンスを使用して ArcGIS Pro を起動すると、ソフトウェアはライセンス マネージャーにリクエストを送信して、ライセンスが利用可能かどうかを判断します。 ユーザーは使用可能なあらゆるライセンス レベルとエクステンションを選択できます。 この時点で、ソフトウェアが有効化され、利用可能なライセンスの数が 1 つ減少します。 ユーザーがソフトウェアの使用を停止すると、ライセンスはプールに返却されます。
また、同時使用ライセンスをライセンス マネージャーから借用して、ユーザーがネットワークに接続していないときにソフトウェアを指定された時間だけ使用することもできます。 ライセンスを借用すると、プール内の利用可能なライセンスの数が 1 つ減少します。 ユーザーがネットワークに再接続すると、このライセンスがプールに返却されます (指定された借用時間が終了すると、ライセンスは自動的に返却されます)。
同時使用ライセンスで ArcGIS Pro を使用するためにサイン インする必要はありません。
オフラインでのライセンスの使用
指定ユーザー ライセンスと同時使用ライセンスは、ArcGIS 組織の管理者またはシステム管理者がオフラインでの使用を許可することができます。 ライセンスをオフラインで利用する場合、ライセンスのチェック アウトに使用されたコンピューターで ArcGIS Pro が使用できます。 コンピューターは、ソフトウェアを実行するために、ArcGIS Online (指定ユーザー ライセンスの場合) またはライセンス サーバー (同時使用ライセンスの場合) に接続する必要はありません。