Business Analyst ライセンスで利用できます。
レイヤーに情報を付加することで、ビジネス変数および人口統計変数をフィーチャに追加して、データの詳細な解析、モデル化、レポート作成を行うことができます。 ArcGIS Online でホストされているさまざまな国の変数やローカル データセットからの変数を使用してポリゴンに情報を付加できます。 これらのデータセットには、人種別または性別の年齢などの人口統計、人口と住宅の特性、労働プロファイル、企業の所在地、消費者支出、市場ポテンシャルが含まれます。
注意:
Business Analyst のデータの詳細については、「Business Analyst のデータ」をご参照ください。
データは複数の区画スケール (ブロック グループ、郡、州、国など) で用意されています。 [レイヤーへの情報付加 (Enrich Layer)] では、独自の割り当て方法を使用して、低い区画レベルで統計情報をより正確に推定します。
適用例
[レイヤーへの情報付加 (Enrich Layer)] ツールの適用例を以下に示します。
アプリケーション | 説明 | 使用されるデータの例 |
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経済的脆弱性の評価 | ある地方自治体が、地元で経済的に最も脆弱な地域を把握したいと考えています。 収入、消費支出、および収入に悪影響を及ぼす要因を評価する変数により、レイヤーに情報を付加します。 続いて、適合性解析でそのレイヤーを使用して、経済混乱の影響を最も受ける地域をランク付けし、それに応じて介入策を講じます。 この解析をご自身で実行するには、チュートリアルの「COVID-19 経済的脆弱性の評価の概要」をご参照ください。 |
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消防署の到達圏の評価 | 市消防署では、市内の消防署を示すポイント フィーチャクラスを追加し、各消防署の周囲の到達圏エリアを作成します。 続いて、データ ブラウザーの人口統計およびリスク変数を使用してレイヤーに情報を付加し、成長率の高い地域や危険な地域にサービス格差があるかどうかを解析して、市内全域におけるより公平な新規消防署の建設を推し進めます。 |
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求人募集に応じる可能性のある従業員候補を探す | ある地方労働力開発庁は、従業員候補が存在する場所を明らかにしたいと考えています。 区画レベルで CBSA を使用し、店舗までの通勤意欲やその他の教育的特質を示す変数を使用して、レイヤーに情報を付加します。 続いて、採用活動を、候補者が存在する主な区画に絞り込むことができます。 |
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情報付加レイヤーの作成
フィーチャ レイヤーに情報を付加するには、次の手順に従います。
- [解析] タブの [ジオプロセシング] グループで、[ツール] をクリックします。
[ジオプロセシング] ウィンドウが表示されます。
- [ツールボックス] タブの [Business Analyst ツール] セクションで、[解析] ツールセットを展開し、[レイヤーへの情報付加] をクリックします。
[レイヤーへの情報付加] ツールが [ジオプロセシング] ウィンドウに開きます。
- 情報を付加する入力フィーチャを選択するには、次のいずれかを実行します。
- [入力フィーチャ] ドロップダウン メニューを使用して、現在のマップからレイヤーを選択します。
- [参照] ボタンをクリックして、他のプロジェクトまたはフォルダーから既存のフィーチャクラスを選択します。
- [描画] ボタンをクリックし、マップ上にフィーチャを描画します。
- [出力フィーチャクラス] パラメーターを使用して、作成される情報付加レイヤーの名前と場所を設定します。
- [変数] で、[追加] をクリックしてデータ ブラウザーを開き、レイヤーへの情報付加に使用する変数を追加します。
データ ブラウザーで、カスタム データ、保存された変数リスト、お気に入りとして保存したデータから、カテゴリ別にデータを検索および参照できます。
- ポイント フィーチャまたはライン フィーチャの場合、次の手順に従います。
- [情報を付加するエリアの定義] ドロップダウン メニューを使用して、ポイントまたはラインを中心としたエリアの定義方法を選択します。 たとえば、[運転時間] を選択して、各ポイントを中心とした特定の運転時間になるようにエリアを設定できます。
- ポイントまたはラインを中心としたエリアの距離または時間の値を入力します。
- [単位] ドロップダウン メニューを使用して、距離または時間の値の単位を選択します。
- [実行] をクリックして、情報付加レイヤーの作成を完了します。
情報付加レイヤーが作成されると、プロジェクトに追加され、詳細な解析やレポート作成に使用できます。 情報付加レイヤーは、各レコードの情報付加された属性を含むフィールドが追加された入力レイヤーの複製です。
ジオプロセシング ツール
このページでは、[レイヤーへの情報付加 (Enrich Layer)] ツールの機能について説明しています。 このジオプロセシング ツールを使用して、Python スクリプトまたはモデルを通じてクエリを構築し、実行することもできます。 詳細については、ArcGIS Pro ツール リファレンスの「レイヤーへの情報付加 (Enrich Layer)」をご参照ください。