適合性モデル レポートの生成

Spatial Analyst のライセンスで利用可能。

モデルの PDF レポートを生成できます。 このレポートでは、モデルの作成時に行われた重要な意思決定を明らかにします。 レポートを利害関係者や意思決定者と共有するか、またはレポートを使用してモデルについての理解を深め、次の事項についてより詳細な知識を得ることができます。

  • 入力条件と、それぞれの条件が分析範囲内でどのように分布しているか
  • 適合性マップを作成するための条件の変換および加重方法
  • マップ上での適合性の値の分布
  • 最終的な領域が作成された方法とそれぞれの領域に関する情報

モデルのレポートは 2 ~ 5 個の変換済み条件を使用して作成できます。 6 個以上の条件を使用してより複雑なモデルを作成するには、サブモデルを使用します。

最終的な領域を作成するか、適合性マップだけを作成するかにかかわらず、レポートを生成できます。

このレポートは、次の 2 種類のユーザーを対象としています。

  • プロジェクトを実施する必要がある高レベルの意思決定者
  • モデルの作成時に行われた重要な意思決定をより詳しく理解する必要がある意思決定者またはユーザー

レポートの生成

レポートは、適合性モデルが実行された後に作成することができます。 レポートを作成するには、次の手順を実行します。

  1. [適合性モデラー] リボンの [レポートの生成] ボタンをクリックします。

    レポートの生成ボタン

    [モデル レポート] ダイアログ ボックスが表示されます。 レポートに含まれる出力モデル アイテムがリストされます。

    モデル レポート ダイアログ ボックス
    最初の条件アイテム ページのデフォルト テキストを含むモデル レポート ダイアログ ボックスが表示されています。

  2. [出力レポート ファイル名] パラメーター値を指定して、レポートに使用する場所と名前を指定します。
  3. [レポートに含まれるアイテム] パラメーター リストで、アイテムのメモを確認し、必要に応じて更新します。
    1. [メモの追加] ボタンをクリックして、それぞれのアイテムに固有のデフォルト テキストとそのアイテムが作成された方法を確認します。
    2. [メモの入力] テキスト ボックスで、それぞれのアイテム ページのカスタム説明テキストを確認、編集、追加します。
    3. 元のテキストに戻すには、[デフォルトのメモにリセット] ボタン リセット をクリックします。
    4. アイテムのすべてのメモの内容を消去するには、[メモ帳のすべてのメモを消去します] ボタン イレース をクリックします。
    5. 編集が完了したら、[メモ帳を閉じる] ボタン 削除 をクリックします。
    6. アイテムのコンテンツに問題がなければ、[生成] ボタンをクリックして PDF レポートを作成します。
  4. レポートをプレビューするには、[表示] ボタンをクリックします。 必要に応じて変更を加え、レポートを再度生成します。

レポートのコンテンツ

レポートは次のセクションで構成されます。

  • カバー ページ
  • エグゼクティブ サマリー
  • モデルのフロー図
  • 条件変換ページ
  • 加重と適合性マップ
  • 領域の特定のサマリー ページ

注意:

最終的な領域が作成されない場合、これらのセクションは若干異なる場合があります。

以下では、それぞれのセクションについて、最終的な領域が特定されたモデルの例を使用して説明します。

カバー ページ

レポートの最初のページは、導入となるカバー ページです。 このページおよび残りのすべてのページのグラフィックスとテーブルは、作成した適合性モデルの実際のデータ、テーブル、マップから作成されます。

導入となるカバー ページ
導入となるカバー ページの例が表示されています。

エグゼクティブ サマリー

エグゼクティブ サマリー ページには、最終的な場所が表示された適合性マップのほか、複数の情報テーブルが表示されます。

最初のテーブルに、条件、それらの条件の変換方法、使用された加重がリストされます。 次のテーブルには、出力適合性マップの複数の統計情報がリストされます。 マップの下には、特定された領域の数とそれらの領域の複数の統計情報を示すテーブルがあります。 このページの最後のテーブルには、これら領域のさまざまな仕様が示されます。

次の図はエグゼクティブ サマリー ページの例です。

エグゼクティブ サマリー

モデル フロー図

レポートの 3 ページ目は、モデリング ステップを要約した、適合性モデルのフロー図です。 このページは、基準条件から、適用された変換、適合性マップを作成するための条件の加重および組み合わせ方法、領域の特定までのプロセスをカバーします。

フロー図
モデルの適合性モデリング ステップを示すフロー図の例が表示されています。

条件変換ページ

次に、条件ごとに 1 ページずつ、一連のページが用意されています。 これらのページには、基準条件、その条件の変換方法、変換の図、その条件で変換された最終的なマップが表示されます。

各ページには変換についての説明も記載されます。 条件ごとにデフォルト テキストが指定されています。 このテキストは、該当する条件、適用された変換関数、および最初の [モデル レポート] ダイアログ ボックスのアイテム ページで行われた変更に基づいて変更されます。

条件変換ページ
条件変換ページの例が表示されています。

加重と適合性マップ

このページには、それぞれの変換済み条件に適用された加重の集計テーブルと適合性マップが示されます。 このページは、モデリング ワークフローの加重/組み合わせステップを表しています。 デフォルト テキストが指定されていますが、このテキストも必要に応じて更新できます。

加重と適合性マップ
加重と適合性マップページの例が表示されています。

領域の特定のサマリー

特定ステップが実行された場合、領域が作成された方法に関する詳細と結果の領域ごとの統計情報、およびそれら領域の場所が表示されているマップを提供するページが追加されます。

領域の特定のサマリー ページ
領域の特定のサマリー ページの例が表示されています。

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