オブジェクト名の制限

データベース管理システムおよびクラウド データ ウェアハウスにおいて、オブジェクト名に使用できる文字の定義はさまざまです。 ほとんどのデータベースでは、オブジェクト名を二重引用符などの区切り文字で囲むことで、使用できない文字を使用できるようになります。

ただし、ArcGIS は、データベースでオブジェクトを検索する際に区切り文字を付加しません。 ArcGIS で使用する場合には、区切り文字が必要なテーブル、フィーチャクラス、インデックス、データベース、ユーザー、ロール、その他のオブジェクト名を作成しないでください。 この場合、オブジェクトはデータベース内に作成されますが、ArcGIS からアクセスできなくなります。

同様に、ArcGIS からテーブルやデータベースなどのデータベース オブジェクトを作成する場合は、区切り文字は付加されません。 オブジェクトの作成時に指定した名前で、テキストが区切り文字の中に含まれていなければデータベースでサポートされない大文字と小文字の区別を使用している場合、基になるデータベースの大文字と小文字の区別が変更されます。 これにより、オブジェクトに次回アクセスを試行すると、そのオブジェクトが存在しないことを示すエラー メッセージが表示される可能性があります。

注意:

特殊文字を含む Microsoft SQL Server のユーザー名は、Windows Active Directory グループおよび Windows 認証ログインを完全にサポートするために区切られますが、ArcGIS は、単一引用符またはアポストロフィを含むユーザー名をサポートしていません。