隣接するパーセル間で共有される境界を元の境界位置の東/西または南/北に合わせると、パーセル境界線調整が行われます。 調整された境界の一方の側にあるパーセルは面積が増え、調整された境界のもう一方の側にあるパーセルの面積は減ります。 境界調整ワークフローの例としては、公道の拡張が挙げられます。
パーセル境界線調整を実行するには、次の手順に従います。
- パーセル境界線調整用のパーセル レコードを作成します。
パーセル レコードは、マップ内でアクティブとして設定されます。 新しいパーセル フィーチャの Created By Record フィールドに、アクティブなレコードの Global ID が設定されます。
- [パーセル レコード ワークフロー] タブの [選択] グループにある [選択] ツール
を使用して、境界線調整の影響を受けるパーセルを選択します。ヒント:
パーセル ポリゴンを選択して、パーセルを選択します。 - [パーセル レコード ワークフロー] タブの [構築] グループにある [ラインのコピー]
をクリックして、選択したパーセルのパーセル ラインをアクティブなレコードにコピーします。これらのパーセル ラインを使用して新しいパーセルが構築されます。 元のパーセルはアクティブなレコードによって履歴として廃止されます。
- [ラインのコピー] ダイアログ ボックスで、新しいパーセルを構築するパーセル タイプを選択します。
- 親パーセルの属性を保存して、属性を新しいパーセルに移行するには、[属性の保存] を選択します。
- [アクティブなレコードのみ表示] をオンにして、アクティブなレコードの一部であるパーセル フィーチャのみを表示します。
属性を保存する場合、閉じたラインのループに対して自動的に作成されたシードに属性が移行されます。
- [OK] をクリックして、選択したパーセルのラインをアクティブなレコードにコピーします。
- 選択を解除し、調整される境界を表す共有のパーセル ラインを選択します。
- [パーセル レコード ワークフロー] タブの [ツール] ギャラリーにある平行コピー ツール
を使用して、選択したパーセル ラインの平行オフセットのコピーを作成します。- [値] の下の [距離] テキスト ボックスで、コピーされたラインのオフセット距離を指定します。
- [延長または切詰め] オプションを選択して、コピーされたラインを延長または切詰める許容範囲を指定します。 コピーされた平行線は、指定された許容範囲内で最初に見つかった隣接線にスナップするように延長または切詰められます。
- 必要に応じて、コピーされたラインの COGO ディメンションを更新します。
ライン シェープ ジオメトリから COGO ディメンションが生成され、ラインの COGO Type フィールドが [計算済み] に設定されます。 理想的には、COGO ディメンションはパーセル レコード上のディメンションと一致している必要があります。
- 元の境界を表す元のパーセル ラインを選択して削除します。
- スプリット ツールを使用して、コピーされた平行線の交点でパーセル ラインを対話的にスプリットします。
コピーされたラインをスプリット ラインとして使用してパーセル ラインをスプリットするには、[スプリット] ウィンドウで [フィーチャから] を選択します。
[入力フィーチャ] の値はコピーされたライン、[ターゲット フィーチャ] の値はスプリットするパーセル ラインです。 スプリットされたラインの COGO ディメンションが更新され、COGO Type フィールドが [計算済み] に設定されます。
- 必要に応じて、ラインをマージして、境界調整後に面積が増える隣接パーセルの COGO 属性を更新します。
- [パーセル レコード ワークフロー] タブの [構築] グループにある [アクティブの構築]
をクリックして、アクティブなレコード内の変更後のラインとシードからパーセルを構築します。元のパーセルは履歴として廃止されます。
- 必要に応じて、変更後のラインの COGO ディメンションを更新します。
計算された COGO ディメンションがパーセル レコード上のディメンションと完全に一致していないことがあります。
- 新しく構築されたパーセルの属性を更新します。
