ターミナル接続の変更

ネットワークのライン フィーチャとデバイス フィーチャの間のジャンクション-エッジ接続性を操作する場合、ターミナルを考慮する必要があります。 ネットワークに、ライン フィーチャとデバイス フィーチャ上のターミナルの間のジャンクション-エッジ接続性をサポートする 2 つ以上のルールが存在する場合、ターミナル接続を設定する必要があります。 ターミナル接続を設定するプロセスでは、ライン フィーチャの接続先であるデバイス フィーチャ上のターミナルを識別します。

[ターミナル接続の変更] ウィンドウまたはスナップ チップを使用して、ラインとデバイス フィーチャのターミナルの間のターミナル接続を設定します。 [ターミナル接続の変更] ウィンドウを使用し、選択したライン フィーチャの既存のターミナル接続をリストしたり、ラインの接続先であるターミナルを変更したり、デバイス ターミナルからラインを接続したりします。

注意:

ジャンクションおよびエッジ オブジェクトを操作する際、[関連付けの変更] ウィンドウを使用して、デバイス フィーチャまたはエッジ オブジェクトとジャンクション オブジェクト上のターミナルの間の接続性の関連付けによるターミナル接続を設定または変更します。

ジオメトリ上の一致に基づく接続性およびターミナル管理の詳細。

要件

ターミナル接続を変更するには、次の要件が満たされている必要があります。

  • ユーティリティ ネットワークは、次のデータ ソースのいずれかから取得する必要があります。
    • ユーティリティ ネットワーク サービス
    • データセットがバージョン対応登録されていないデータベース コネクション
    • ファイル ジオデータベースまたはモバイル ジオデータベース
  • ライン フィーチャがライン クラスから取得され、ポイント フィーチャがデバイス クラスから取得されています。
  • ポイント フィーチャが、ラインのどちらかの端点と幾何学的に一致しています。
  • 適切なターミナル仕様を持つジャンクション-エッジ ルールが存在しています。

ラインとデバイス ターミナル間の接続性の作成

[ターミナル接続の変更] ウィンドウまたはスナップ チップを使用して、ライン フィーチャと複数のターミナルを含むデバイス フィーチャの間のジャンクション-エッジ接続性を確立します。 ターミナル接続の確立は、ライン フィーチャに接続する 2 つ以上のデバイス ターミナルをサポートするジャンクション-エッジ接続性ルールが存在する場合に必要になります。

[ターミナル接続の変更] ウィンドウを使用して、ラインとデバイス ターミナルの間の接続性を作成するには、次の手順を実行します。

  1. アクティブ マップ ビューでユーティリティ ネットワークが使用可能であることを確認し、[ユーティリティ ネットワーク] タブをクリックします。

    [ユーティリティ ネットワーク] タブがアクティブになります。

  2. [ネットワーク トポロジ] グループで、[ターミナル接続] をクリックします。

    [ターミナル接続の変更] ウィンドウが表示され、[ライン フィーチャの選択] ツールがアクティブになります。 既存のライン フィーチャがウィンドウにリスト表示された場合、[ラインの選択の変更] ツールを使用します。

  3. マップ上で、ライン フィーチャクラスからフィーチャをクリックします。

    [ターミナル接続の変更] ウィンドウに、ラインの端点と一致するターミナルを含むすべてのデバイス フィーチャと共に、ライン フィーチャが表示されます。

    ターミナルを設定する必要があるデバイス フィーチャは、アスタリスク付きで表示されます。

    注意:
    既存のターミナル接続が設定されている場合、デバイス フィーチャおよびターミナルがリスト表示されます。

  4. ウィンドウで、[ターミナル] ドロップダウン メニューからターミナルを選択します。

    このリストには、ルールが存在するターミナルのみが表示されます。 ターミナルがドロップダウン メニューに表示されない場合は、選択されたラインのタイプがそのターミナルを使用して、デバイス フィーチャに接続することを許可するルールが存在していません。

    ヒント:

    ウィンドウでデバイス フィーチャをクリックして、マップ上でフラッシュすることができます。 ショートカット メニューを使用して、マップ上にフィーチャを表示したり、そのフィーチャに移動したりすることもできます。

  5. [適用] をクリックします。
  6. 指定したラインとターミナルが接続されます。 ライン フィーチャの To device terminal または From device terminal 属性には、ライン フィーチャの接続先であるデバイス フィーチャのターミナル ID が設定されています。
    ネットワーク トポロジを検証して変更内容を反映し、現在フィーチャがサブネットワークに接続されている場合は、そのサブネットワークを更新します。 ネットワーク トポロジが有効になり、サブネットワークが更新されると、これらのフィーチャを通過して、適切にトレースできるようになります。

または、スナップ チップを使用し、ライン フィーチャを編集する際に、ラインと複数のターミナルを含むデバイス フィーチャの間のジャンクション-エッジ接続性を確立することもできます。

[スナップ チップ] ボタン スナップ チップ は、クリックした位置の近くに表示される描画支援機能で、他の一致するフィーチャ ジオメトリと同じ位置を共有するフィーチャにスナップできるポップアップ ウィンドウを表示します。 これは、ステータス バーと [編集] リボン タブでオン/オフを切り替えることができます。

スナップ チップの使用方法の詳細

ラインとデバイス ターミナル間の接続性の変更または削除

ライン フィーチャに既存のターミナル接続が定義されている場合、[ターミナル接続の変更] ウィンドウを使用して変更を行ったり、ターミナル接続を削除したりできます。

ライン フィーチャとデバイス フィーチャの間の既存のターミナル接続を変更または削除するには、次の手順を実行します。

  1. アクティブ マップ ビューでユーティリティ ネットワークが使用可能であることを確認し、[ユーティリティ ネットワーク] タブをクリックします。

    [ユーティリティ ネットワーク] タブがアクティブになります。

  2. [ネットワーク トポロジ] グループで、[ターミナル接続] をクリックします。

    [ターミナル接続の変更] ウィンドウが表示されます。

  3. [ターミナル接続の変更] ウィンドウで、[ライン フィーチャの選択] ツールがアクティブになっていることを確認します。

    既存のライン フィーチャがウィンドウにリスト表示された場合、[ラインの選択の変更] ツールを使用します。

  4. マップ上で、ライン クラスにあるフィーチャをクリックして、ウィンドウに追加します。

    ラインにすでに接続されていたデバイス フィーチャが、ウィンドウに追加されます。

  5. ウィンドウで必要な編集を加え、ライン フィーチャとデバイス フィーチャ間のターミナル接続を反映します。
    1. [ターミナル] ドロップダウン リストを使用して、接続性を変更します。
    2. ターミナル接続を含むデバイスの横にある [削除] 削除 をクリックすると、接続性が削除されます。

      デバイスが取り消し線付きで表示され、そのデバイスが削除されることを示します。

  6. [適用] をクリックします。
  7. 指定したラインおよびデバイス フィーチャが、ターミナル接続性への変更に基づいて更新されます。 ライン クラスの To device terminal または From device terminal 属性が、編集内容を反映して更新されます。
    ネットワーク トポロジの検証を行って、変更内容を反映します。 フィーチャがサブネットワークから切断された場合は、そのサブネットワークを更新します。