コンポジット ルールの管理

ArcGIS Pro Standard ライセンスと Data Reviewer ライセンスで利用できます。

コンポジット ルールを作成すると、2 つ以上のレビューアー チェックを 1 つのルールにまとめて、データベースのフィーチャまたは行を評価できます。 すべてのチェック条件に当てはまるフィーチャまたは行がエラーとして返されます。

コンポジット ルールの作成

[コンポジット] チェックを使ってルールを作成するには、以下を実行します。

  1. [カタログ] ウィンドウで、自動化された整合チェックが必要なフィーチャを含むジオデータベース コネクションを展開します。
    注意:

    データセットに属性ルールを追加すると、後方互換性に影響があります。

    属性ルールがデータセットに追加されると、そのデータセットは ArcMap および ArcGIS Pro 2.0 以前と互換性がなくなります。 クライアントとジオデータベースのバージョンが異なる場合の利用可能な機能については、クライアントとジオデータベースの互換性をご確認ください。

    ArcGIS クライアント リリースに影響する新しい Data Reviewer のチェックでは、属性ルールを含むデータセットにアクセスできます。

  2. データ ソースがチェック タイプでサポートされていること、および基本データセットが排他ロックされていることを確認します。
  3. ソース データに GlobalID 列があり、編集情報の記録が有効化されていることを確認します。
    ヒント:

    データに Global ID がない場合、それらの Global ID を追加するには、[Global ID の追加 (Add Global IDs)] ツールを使用するか、または [カタログ] ウィンドウのデータ ソースを右クリックして [管理] をクリックし、[Global ID] チェックボックスをオンにして [OK] をクリックします。

  4. フィーチャクラスまたはスタンドアロン テーブルを右クリックした後、[データ設計] > [属性ルール] の順にクリックします。

    属性ルール ビューおよびタブが表示されます。

    注意:

    このビューは、データ所有者でないアカウントを使用して Web フィーチャ レイヤーまたはブランチ バージョン対応データベース コネクションからアクセスした場合には読み取り専用になります。

  5. [属性ルール] タブで [レビューアー ルール] レビューアー ルール をクリックして、[整合チェック] ギャラリー グループから [コンポジット] チェックをクリックします。
    注意:

    [レビューアー ルール] ギャラリーのコンテンツは、選択したデータ ソースによって異なります。

    新しい行とグループにまとめる列が [属性ルール] ビューに追加され、[チェック設定] タブがアクティブになります。

  6. [コンポジット] チェック ウィンドウで、入力フィルター、定義済みのエラー メッセージ、詳細 (ルールの名前、説明、重大度、タグなど) をはじめとする、ルール全体で共通する入力パラメーターを構成します。
    整合チェック グループの新しいコンポジット ルール
  7. 次のセクションに進み、コンポジット ルールにレビューアー チェックを追加します。

    2 つ以上のチェックを構成するまで、ルールはコンポジットになりません。

レビューアー チェックの追加

[コンポジット] チェックベースのルールにチェックを追加するには、次の手順を実行します。

  1. 既存のコンポジット ルールをクリックして属性ルール ビューで編集するか、コンポジット ルールを作成します。
    ヒント:

    既存のルールにチェックを追加する場合、データが読み込まれていることを確認し、前のセクションの手順 4 ~ 6 を実行してください。 ルールを作成する場合は、前のセクションの手順に従ってください。

  2. [チェック設定] タブで [レビューアー チェック] ギャラリーを展開し、ルールに含める最初のチェックをクリックします。
    注意:

    コンポジットの [チェック設定] タブをアクティブにするには、属性ルール ビューでコンポジット チェックベースのルールを選択しておく必要があります。 [レビューアー チェック] ギャラリーのコンテンツは、選択したデータ ソースによって異なります。

    コンポジット チェック ギャラリー

    ルールの下の属性ルール ビューに新しい行が追加されます。

  3. チェック ウィンドウでチェック固有の設定を構成します。

    組み込まれている各チェックには、チェック固有のパラメーターが設定されているウィンドウがそれぞれにあります。

    コンポジット ルールの新しいチェック パラメーター
  4. 前の手順の記載に従って、コンポジット ルールにチェックを 1 つ以上追加します。

    コンポジット ルールでチェックを 2 つ以上追加、構成すると、ルールの行ヘッダーと組み込まれているチェックが、必須パラメーターが有効であることを示す緑に変わります。

    新しいコンポジット ルールの完了済みチェック
    注意:

    コンポジット ルールにチェックを追加する順番は出力には影響しません。

  5. [属性ルール] タブの [属性ルール] グループで、[保存] をクリックして更新されたルールか新しいルールを保存します。
    注意:

    ArcGIS Data Reviewer は、ArcGIS Pro の以前のリリースを使用して作成されたレビューアー ルールと後方互換があります。 レビューアー ルールは新しい機能をサポートするよう絶えず深化しているため、どの ArcGIS Pro リリースでも前方互換性はありません。

  6. 属性ルール ビューを閉じるか、入力データ ソースに新しいルールを追加します。

チェックの削除

新規または既存のコンポジット ルールからチェックを削除するには、次の手順を実行します。

  1. 属性ルール ビューで削除対象のチェックをクリックします。
  2. [チェック設定] タブの [クリップボード] グループで、[チェックの削除] をクリックして選択したチェックをルールから削除します。
  3. [属性ルール] タブの [属性ルール] グループで、[保存] をクリックして更新されたルールを保存します。
    注意:

    ArcGIS Data Reviewer は、ArcGIS Pro の以前のリリースを使用して作成されたレビューアー ルールと後方互換があります。 レビューアー ルールは新しい機能をサポートするよう絶えず深化しているため、どの ArcGIS Pro リリースでも前方互換性はありません。

コンポジット ルールの削除

[コンポジット] チェックに基づくルールを削除すると、そのルールに組み込まれているすべてのチェックが削除されます。 コンポジット ルールを削除するには、次の手順に従います。

  1. ルールをクリックします。
  2. [属性ルール] タブの [属性ルール] グループで、[ルールの削除] をクリックします。