デフォルトでは、マップやシーンには、最初に追加したフィーチャ レイヤーの「座標系」が割り当てられます。 異なる座標系を持つ後続のフィーチャ レイヤーは、マップの空間参照にリアルタイムで投影されます。
「地理測地基準変換」は、ソース データを変更することなく、現在のマップまたはシーンのデータを投影します。 デフォルトでは、最適な変換はその精度とデータの範囲に基づいて割り当てられます。 [マップ プロパティ] ダイアログ ボックスの [座標変換] タブで、座標変換の表示または「指定」ができます。
フィーチャ レイヤーを編集するときには、次の点を考慮します。
- リアルタイムで再投影されるフィーチャ レイヤーを編集すると、データに空間エラーが発生し、マップのパフォーマンスが低下し、フィーチャの描画に時間がかかることがあります。
- [編集] タブの [フィーチャの管理] グループで「編集ステータス」ボタン をクリックします。 リアルタイムで投影されるレイヤーは、この「情報メッセージ」とともに表示されます。
- 編集用の空間参照を選択する際には、作業に最も重要なジオメトリのプロパティを最適に保持する「投影法」を選択します。 すべての投影座標系は、フィーチャ データの形状、距離、方向、および領域にさまざまなレベルの歪みを生じさせます。
投影フィーチャ
リアルタイムで再投影されるフィーチャ データを編集すると、データに空間エラーが発生するため、推奨されません。 エラーの大きさは、編集が所定の投影座標系に対して最適な精度の領域から外れるほど大きくなります。
一般的なエラーには、予期しない形状の歪み、延長/切詰められたセグメントのずれ、スナップの不規則性などがあります。 フィーチャの作成または修正時に、未完成のジオメトリ、ポインター、ラバー バンド フィードバック間にも、視覚的な矛盾が生じることがあります。
このようなエラーを回避するために、編集を行う地理的な位置に適した使用範囲のある座標系と、データ ソース プロパティに近い「空間プロパティ」を持つ座標系をマップに割り当てます。
編集中のフィーチャ レイヤーのソースと一致する、マップまたはシーンの「座標系を指定」することをお勧めします。 代わりにソース データを投影変換する必要がある場合は、「投影変換」ジオプロセシング ツールの使用を検討してください。
ジオデータベース トポロジ
ジオデータベース トポロジは、データ ソースで検証されます。 フィーチャ レイヤーをリアルタイムで投影変換中にジオデータベース トポロジ エラーを修正すると、修正済みのエラーが再び発生することがあります。
ジオデータベース トポロジ エラーを修正するには、データ ソースと同じ座標系を使用してフィーチャを編集することをお勧めします。