主題マップ シリーズの概要

主題マップ シリーズは単一のレイアウトから構築されたページのコレクションであり、そこでは各ページのマップ フレームが、別のレイヤーまたはレイヤーのグループを表示するように更新されます。 マップ シリーズは、ラジオ グループ レイヤー内のすべてのフィーチャを反復処理して、レイヤーごとにページを作成することによって構築されます。 各ページにはラジオ グループ内の 1 つのレイヤーのみが表示され、グループ内のその他のレイヤーは表示されません。 そのラジオ グループ以外のレイヤーは、マップ シリーズの各ページに表示されます。

主題マップ シリーズを作成したら、単一の PDF ファイルとして、または複数のファイル (ページごとに 1 つのファイル) としてエクスポートすることが可能です。

動的なエレメントと静的なエレメントは、いずれも主題マップ シリーズで使用できます。 レイアウト上の静的なエレメントは、マップ シリーズのページごとに一定に保たれます。 シリーズ内のマップ フレームなどの動的なエレメントは、ページごとに更新されます。 主題マップ シリーズに共通の動的なエレメントは、凡例ダイナミック テキストです。 主題マップ シリーズで動的なエレメントを使用する方法について詳しくは、「主題マップ シリーズと動的なエレメント」をご参照ください。

次のビデオは、主題マップ シリーズの作成方法を示しています。

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  • このビデオは ArcGIS Pro 3.2 を使用して作成されています。

主題マップ シリーズのメリット

主題マップ シリーズを作成すると、さまざまなメリットがあります。 複数の提案があり、それぞれに独自のレイアウトが必要な場合があります。 あるいは、1 つの領域内の多様な種類のデータを操作していて、データ セットを別々のレイアウトに表示する必要が生じることもあります。

個別のレイアウトではなく主題マップ シリーズを使用することで、1 つのマップに更新を行うことができます。 主題マップ シリーズを利用してラジオ グループ レイヤー以外のレイヤーを更新し、こうした変更をすべてのページに表示することができます。 ラジオ グループ レイヤーで編集を行うことで、個々のページのシンボル、ラベル、またはデータを調整できます。 一部のプロジェクトでは、主題マップ シリーズによってマップやレイアウトを複数使用する必要性をなくすことができます。

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このトピックの内容
  1. 主題マップ シリーズのメリット