マップ範囲は、作業対象のマップまたはシーンのエリアを定義する、一連の境界座標によって定義されます。
マップ ビューかシーン ビューで操作を行っている場合は、[マップ] タブの [ナビゲーション] グループで [全体表示] 
をクリックし、現在のマップ範囲にマップまたはシーンの表示範囲を移動して拡大します。 この範囲は、マップまたはシーンをレイアウトに配置したときに使用します。
デフォルトでは、この範囲はマップまたはシーンに含まれるすべてのレイヤーの全フィーチャが網羅する、空間範囲になります。 これは動的範囲です。 マップまたはシーンにデータが追加、または削除されると、それに従って更新されます。
選択された範囲の座標が表示されます。 値を調整することで、精度を高めることができます。 複数のマップに共通の範囲を適用するには、4 つの座標値を一括でコピーし、それを他のマップの範囲の座標に貼り付けます。
レイアウトのマップ フレームで操作を行っている場合は、マップ フレームを有効化するか、マップ フレームの表示オプションで位置設定を調整することでマップの範囲を変更できます。 詳細については、「マップ フレームの制約」をご参照ください。
動的なマップ全範囲の設定
マップ全範囲がすべてのレイヤーのすべてのデータ範囲を動的に使用するよう設定するには、次の手順に従います。
- マップまたはシーン ビューの [コンテンツ] ウィンドウで該当するマップまたはシーンの名前を右クリックし、[プロパティ]
をクリックして [マップ プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。 - [範囲] タブで [すべてのレイヤーのデータの範囲を使用] をクリックします。
- [適用] をクリックして設定を保存するか、または [OK] をクリックして変更内容を適用し、[マップ プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。
静的なカスタム範囲の設定
あるいは、カスタム マップ範囲を設定することもできます。 範囲の座標を手動で入力することも、次のいずれかのソースから範囲の値を借りて、範囲の座標を設定することもできます。
- 現在の表示範囲
- すべてのレイヤーのデータの範囲
- レイヤーのすべてのフィーチャの範囲
- レイヤーのすべての表示フィーチャの範囲
- レイヤーのすべての選択フィーチャの範囲
注意:
マップが不明な座標系を使用している場合、空間範囲と距離は不明な単位で報告され、それぞれの値の後に unk で示されます。
カスタム マップ範囲は静的です。 つまり、マップやシーンにデータが追加されたり削除されたりしても更新されません。
マップを、特定の座標値またはフィーチャのサブセットに基づくカスタム範囲に設定するには、次の手順に従います。
- マップまたはシーン ビューの [コンテンツ] ウィンドウで該当するマップまたはシーンの名前を右クリックし、[プロパティ] をクリックして [マップ プロパティ] ダイアログ ボックスを開きます。
- [範囲] タブで、[カスタム範囲を使用] をクリックします。
- [範囲を取得] メニューからオプションを選択し、範囲の座標を生成します。
マップのレイヤーから範囲を取得する場合は、レイヤー名の上にマウス ポインターを合わせて、すべてのフィーチャ、選択フィーチャ、あるいは表示中のフィーチャの範囲を使用します。
- 範囲の座標値の精度を高め、表示単位を設定することもできます。
- [適用] をクリックして設定を保存するか、または [OK] をクリックして変更内容を適用し、[マップ プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。