固定時間範囲の使用

固定時間範囲を設定して、時間を操作するために属性フィールドに時間値を保存しないレイヤーを手動で構成できます。 固定時間範囲を構成したら、レイヤーが指定の固定範囲内で表示されるよう、タイム スライダーを使用してレイヤーを有効化できます。 開始日の値または終了日の値のいずれか一方のみを使用できる場合、タイム スライダーが時間値の無い方向に終わることなくレイヤーを表示し続けます。

たとえば、固定時間範囲を取得日から 3 か月間最新と見なされる航空画像もしくは開始日または作成日のみが指定されることのある重要なランドマークに適用できます。 これにより、手動で値を入力し、タイム スライダーの使用時にレイヤーの表示設定がいつ表示されるかを決定できます。 属性テーブルは、固定時間範囲を適用して構成されたレイヤーの時間フィルタリングを受け付けます。

固定時間範囲の設定

時間属性値の無いレイヤーには、以下の手順に従って、固定時間範囲を設定できます。

  1. [コンテンツ] ウィンドウから、固定時間範囲を設定したいレイヤーのレイヤー プロパティを開きます。
  2. [レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスで、[時間] タブをクリックします。
  3. [時間を使用した表示設定] 見出しで、[固定された時間範囲内にマップがある場合にレイヤーを表示] オプションをオンにします。
  4. 時間範囲の日付を手動で入力するか、カレンダー ボタン カレンダー を使用して、[時間範囲] の値を設定します。
  5. 必要に応じて、[タイム ゾーンとタイム オフセット] 見出しでタイム ゾーンを適用します。
  6. [OK] をクリックして [レイヤー プロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。

    [時間] タブがリボンに表示され、タイム スライダーがビューに表示されます。

  7. ビュー内でレイヤーの時間フィルタリングを表示するには、タイム スライダーか、[時間] タブの [表示] グループの [時間の有効化] 時間の有効化 をクリックします。

    タイム スライダーを使用してみると、時間が構成済みの全範囲内に収まっているときに、レイヤー全体を表示できます。

注意:

固定時間範囲は、Web マップへ共有されません。 共有分析ツールの警告は、レイヤーの固定時間範囲プロパティがサポートされていないことを示します。

値が 1 つしか指定されていない場合の固定時間範囲

固定時間範囲の値が 1 つしか認識されていない場合もあります。 たとえば、コレクション内の最近の画像レイヤーには、開始日の情報が含まれますが、画像レイヤーが使用中であり、最新と見なされるため、終了日の情報は含まれません。 タイム スライダーは、この場合、タイム スライダーの始点または終点に矢印を表示することで、これを表します。 この矢印にポインターを合わせると、1 つ以上のレイヤーが該当の方向に無限に表示されることを示すツールチップが表示されます。 以下のスクリーンショットでは、固定時間範囲が定められたレイヤーが、開始時間が開始される青色の領域にのみ表示されてから、スライダーの終了時間の方向に無限に表示されます。

値が 1 つしか認識されていない場合の固定時間範囲

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