プロジェクトのほとんどのアイテムは、そのアイテムが書き込み可能で、ユーザーに適切な権限があり、アイテムが別のアプリケーションまたは ArcGIS Pro の別のインスタンスで使用されていない場合に名前を変更できます。 アイテムの名前の変更中に問題が発生した場合は、操作が成功しなかったことを示すメッセージが表示されます。 アイテム タイプによって異なる名前付けの制限が適用されることがあります。
名前を変更できるアイテムには次のカテゴリが該当します。
- プロジェクト ファイルに格納されたアイテム (マップ、レイアウト、レポートなど)。
- ローカル コンピューターまたはネットワーク コンピューターに格納されたアイテム (ファイル ジオデータベース、ツールボックス、フォルダー、これらのアイテムのコンテンツなど)。
- リモート アイテム (サーバー、クラウド ストア、データベースなど)。 これらのアイテムでは、接続ファイルの名前が変更されます。
次のアイテムは、ArcGIS Pro で名前が変更できないか、制限が適用されます。
- プロジェクト ファイル (.aprx) は名前を変更できません。 ただし、新しい名前で現在のプロジェクトのコピーを保存することができます。
- プロジェクトのホーム フォルダー、デフォルト ジオデータベース、デフォルト ツールボックスは名前を変更できません。
- カスタム スタイル ファイル (.stylx) は、プロジェクトに追加されている場合、名前を変更できません (プロジェクトに追加されていない場合は、フォルダー接続を介して名前を変更できます)。
- タスクの名前は [タスク デザイナー] ウィンドウでのみ変更できます。
- データベースのテーブルの名前変更には固有の要件が適用されます。
アイテムの名前が変更できない場合は、通常、[名前の変更] コマンド がアイテムのショートカット メニューで使用できなくなり、F2 キーボード ショートカットが機能しなくなります。
File Explorer を使用してプロジェクトのアイテムの名前を変更すると、そのアイテムはリンク切れの状態になり、次回プロジェクトを開くときに赤い感嘆符 がアイテムに表示されます。 感嘆符アイコンをクリックすると、データ ソースを参照してそのアイテムを修正できます。
注意:
File Explorer でプロジェクトのデフォルト ジオデータベースまたはデフォルト ツールボックスの名前を変更しないようお勧めします。 これを行うと、ArcGIS Pro でそのアイテムがリンク切れになるばかりでなく、元の名前を使用して新しいデフォルト アイテムが自動的に作成されます。 代わりに、一時的にデフォルト ジオデータベースを変更するか、デフォルト ツールボックスを変更してから、ArcGIS Pro を使用して、名前の変更が必要なアイテムの名前を変更し、そのアイテムをデフォルト アイテムとして再指定してください。
プロジェクトのアイテムの名前変更
プロジェクトのアイテムの名前を変更するには、次の手順に従います。
- [カタログ] ウィンドウ、カタログ ビューもしくはその [コンテンツ] ウィンドウ、または参照ダイアログ ボックスで、アイテムを参照して選択します。
- 次のいずれかを実行して、アイテム名を編集可能にします。
- F2 キーを押します。
- アイテムをクリックします。
- アイテムを右クリックして [名前の変更] をクリックします。
アイテム名がハイライト表示されます。
- 新しい名前を入力し、Enter キーを押します。
カタログ ビューがアクティブな場合は、[名前の変更] コマンド がリボンの [カタログ] タブの [整理] グループでも使用可能になります。 参照ダイアログ ボックスでは、[整理] ドロップダウン メニューでこのコマンドを使用できます。
注意:
上記の方法で名前を変更できないアイテムは、[名前の変更 (Rename)] ジオプロセシング ツールを使用してアイテム名を変更できます。
お気に入りの名前変更
プロジェクトの他のアイテムの名前を変更するのと同じ方法で、お気に入りのアイテムやそのコンテンツの名前を変更することができます。 [お気に入り] コレクション内のアイテムの名前を変更すると、ディスク上の対応するファイルの名前も変更されます。 そのアイテムが現在のプロジェクトに追加されている場合、変更はコンテンツ リストにも反映されます。