権限の管理

Workflow Manager のライセンスで利用可能。

権限を使用することで、Workflow Manager (Classic) 管理者はユーザーのグループに対するアプリケーションの機能を制限したり、許可したりできます。 グループを組み合わせると、権限を介してユーザーにさまざまな機能の組み合わせて提供することができます。 権限を利用することで、より高度なロールの構成が可能になります。 デフォルト アプリケーションで使用される権限の詳細を以下に示します。

権限名説明

AdministratorAccess

ユーザーは、Workflow Manager (Classic)Workflow Manager (Classic) データベースにアクセスできます。 ユーザーは、[ジョブ レプリケーションのクリア (Clear Job Replication)]、[ジョブ データのインポート (Import Job Data)]、[ジョブ データのエクスポート (Export Job Data)]、[ジョブ データのレプリケーション (Replicate Job Data)]、[ジョブ データの同期 (Synchronize Job Data)] ジオプロセシング ツールを実行できます。

AOIOverlapOverride

ユーザーは、AOI 重複ルールが適用される場所で、ジョブに対して重複する AOI を作成できます。

AssignAnyJob

ユーザーは、任意のユーザーまたはグループに対し、どのジョブでも随時割り当てられます。

AssignAnyPath

ユーザーは、任意のユーザーまたはグループに対し、どのパスでも随時割り当てられます。

AssignAnyStep

ユーザーは、任意のユーザーまたはグループに対し、どのステップでも随時割り当てられます。

CanAddAttachesForHeldJobs

ユーザーはホールドを無効にし、ジョブに添付ファイルを追加できます。

CanAddCommentsForHeldJobs

ユーザーはホールドを無効にし、ジョブにコメントやメモを追加できます。

CanChangeDates

ユーザーはジョブの開始日と期日を変更できます。

CanChangeJobOwner

ユーザーはジョブの所有者を変更できます。

CanChangePriority

ユーザーはジョブの優先度を変更できます。

CanExportTransactions

ユーザーはジョブで格納されたトランザクションをエクスポートできます。

CanRecreateWorkflow

ユーザーは、自分たちに割り当てられた既存ジョブのワークフローを再作成できます。

CanReopenClosedJobs

ユーザーは終了したジョブを再開できます。

CanSetDatabaseLogin

ユーザーは、システムで構成されたデータ ワークスペースの個別ログインを変更できます。

CanSetStep

ユーザーは、ジョブの現在のステップを、任意のステップに随時設定できます。

CanSubscribeToNotifications

ユーザーは通知に登録できます。

CanTakeJobsOffline

ユーザーはジョブをオフラインにできます。

CanUpdatePropsForHeldJobs

ユーザーはホールドを無効にし、ジョブのプロパティを変更できます。

CanUpdateUserProfile

ユーザーはプロファイル情報を変更できます。

CloseJob

ユーザーは、ワークフローの完了時にジョブを終了できます。

CreateJob

ユーザーはジョブを作成/クローン化できます。

CreateVersion

ユーザーはジョブ バージョンを作成できます。

DeleteJobs

ユーザーはジョブ、バージョン、ジョブ MXD を削除できます。

DeleteMXD

ユーザーはジョブ MXD を削除できます。

DeleteVersion

ユーザーは編集バージョンを削除できます。

ExportJobs

ユーザーは構成ファイルにジョブをエクスポートできます。

GroupJobAssign

ユーザーは、自分のグループに割り当てられたジョブを、グループ内の任意のユーザーに割り当てることができます。

GroupStepAssign

ユーザーは、自分のグループに割り当てられたステップを、グループ内の任意のユーザーに割り当てることができます。

IndividualJobAssign

ユーザーは、自分のグループに割り当てられた任意のジョブを自分たちに割り当てられるほか、自分たちからグループに再割り当てすることもできます。

IndividualStepAssign

ユーザーは、自分のグループに割り当てられた任意のステップを自分たちに割り当てられるほか、自分たちからグループに再割り当てすることもできます。

ManageAOI

ユーザーはジョブの対象地域を変更できます。

ManageAttachments

ユーザーはジョブの添付ファイルを追加/削除できます。

ManageDataWorkspace

ユーザーはジョブのデータ ワークスペースを選択できます。

ManageDependencies

ユーザーはジョブの依存関係の追加/削除/変更を行えます。

ManageExtendedProperties

ユーザーはジョブの拡張プロパティを変更できます。

ManageHolds

ユーザーはジョブのホールドの追加/削除を行えます。

ManageLinkedProperties

ユーザーは、ジョブのリンク プロパティまたは関連プロパティを変更 (追加/変更/削除) できます。

ManageQuery

ユーザーは、自分のパーソナル クエリを変更 (追加/変更/管理) できます。

ManageReplication

ユーザーはタイプ レプリケーションを管理できます。 ユーザーは、AdministratorAccess 権限がなくても [ジョブ レプリケーションのクリア (Clear Job Replication)]、[ジョブ データのインポート (Import Job Data)]、[ジョブ データのエクスポート (Export Job Data)]、[ジョブ データのレプリケーション (Replicate Job Data)]、[ジョブ データの同期 (Synchronize Job Data)] ジオプロセシング ツールを実行できます。

ManageVersion

ユーザーは、ジョブがポイントしているバージョンを変更し、UI を使用してバージョンを作成できます。

ManageWorkflow

ユーザーは、ワークフローを実行するためにコミットする前に、ジョブの作成時にワークフローを変更できます。

OfflineJobOverride

ユーザーは、別のユーザーがオフラインにしたジョブをオンラインにできます。

UpdateProperties

ユーザーはジョブのプロパティを更新できます。

これらの権限は削除しないでください。 存在しない権限がある場合、その権限が許可する機能はアプリケーションにありません。 システムに権限を追加できますが、これらの権限は、Workflow Manager (Classic) に対して作成したカスタム拡張にのみ適用されます。

権限を管理するには、以下の手順を実行します。

  1. ArcGIS Workflow Manager (Classic) Administrator を起動し、Workflow Manager (Classic) データベースに接続します。
  2. [セキュリティ] > [権限] を展開します。

    最小構成またはクイックスタート構成をインポートした場合、権限のリストが表示されます。

  3. 権限を右クリックし、[アイテムの編集] をクリックします。

    [権限のプロパティ] ダイアログ ボックスが表示されます。

  4. 必要に応じて [説明] を更新します。
  5. [グループ] タブをクリックします。
  6. 権限を持つグループを追加するか削除します。
  7. [OK] をクリックして変更内容を保存し、[権限のプロパティ] ダイアログ ボックスを閉じます。