Workflow Manager のライセンスで利用可能。
Workflow Manager (Classic) では、マップを保存し、それらのマップをジョブ タイプと関連付けることができます。 Workflow Manager (Classic) システムにこれらのマップを保存することで、複製を作成しなくてもさまざまなジョブ タイプで再利用できるというメリットがあります。 ジョブ タイプとマップ ドキュメント間でリンクを確立することで、エンド ユーザーに示すマップを指定できます。 通常、ジョブ タイプには、ジョブのベースマップ テンプレートと、LOI ベースマップ テンプレートという 2 つのマップが関連しています。 マップは、ジョブ クエリの結果を表示するために、[ワークフロー] ビューでも使用されます。 これはシステム設定で構成できます。
ジョブのベースマップ テンプレートとは、ArcGIS Pro にログインしているときに開かれるマップで、タスクを実行するために必要なデータをエディターに提供します。 たとえば、交通システムを更新する必要がある場合、データには適切な形でシンボル化された道路や鉄道フィーチャクラスがあります。
LOI ベースマップ テンプレートとは、ユーザーが空間的にジョブを定義する場合、またはジョブの LOI (対象地域) を定義する場合に、ユーザーに表示されるマップです。 対象地域を定義する際は、作業するエリアに適したバックグラウンド レイヤーを使用することが重要です。 たとえば、特定のフィーチャに基づいて作業を行う場合、それらのフィーチャを LOI 定義の背景として定義する必要があります。
Workflow Manager (Classic) のマップの作成
ジョブのベースマップ テンプレートとして使用される編集マップは、適切なレイヤーがジョブの編集バージョンおよび権限に再ポイントされるよう、特定の方法で作成する必要があります。 ジョブ マップのレイヤーは、データ ワークスペースや参照データベースなどのさまざまなソースから取得されます。ただし、ジョブの編集バージョンに再ポイントされるのは、データ ワークスペースから取得されたレイヤーのみです。
ジョブ マップのバージョニング
ジョブ マップのレイヤーは、[Import/Launch Mapping Items] ステップで選択されたオプションに基づき、編集バージョンとユーザー接続情報に再ポイントされます。 ステップには、バージョンの再ポイントのオプションが 3 つあります。
- [すべての接続情報の変更] - ジョブのバージョンにレイヤーを再ポイントし、ユーザー接続情報はジョブのデータ ワークスペースの接続情報に基づいて変更されます。 データ ワークスペースからデータを参照しており、ジョブ タイプ プロパティで再ポイントされるよう選択されたレイヤーのみが、再ポイントされます。 データ ワークスペースからデータを参照しており、ジョブ タイプ プロパティで再ポイントされないよう選択されているレイヤーは、デフォルト バージョンで表示されます。 ただし、データ ワークスペースからデータを参照しておらず、ジョブ タイプ プロパティで再ポイントされるよう選択されているレイヤーは、破損したデータ ソースとして表示されます。 さらに、データ ワークスペースからデータを参照しておらず、ジョブ タイプ プロパティで再ポイントされないよう選択されているレイヤーは、デフォルト バージョンで表示されます。
- [ジョブのデータ ワークスペースのバージョンのみを変更] - ジョブのバージョンにレイヤーを再ポイントし、ユーザー接続情報は変更しません。 データ ワークスペースからデータを参照しているすべてのレイヤーは、ジョブ タイプ プロパティで再ポイントするよう選択されているかどうかにかかわらず、ジョブの編集バージョンに再ポイントされます。 データ ワークスペースからデータを参照してないレイヤーは、破損したデータ ソースとして表示されます。
- [接続情報を変更しない] - マップのレイヤーのバージョンまたはユーザー接続情報は変更されません。