オーバーラップ フィーチャのカウント (Count Overlapping Features) (解析)

サマリー

入力フィーチャから分割されたオーバーラップ フィーチャを生成します。 オーバーラップ フィーチャの数は、出力フィーチャに書き込まれます。

オーバーラップ フィーチャのカウントの図

使用法

  • 出力ジオメトリ タイプは、ポイント ジオメトリを除き、入力ジオメトリ タイプと同じです。 なお、ポイント ジオメトリの出力は、複数の入力フィーチャクラスが含まれている場合はマルチポイント フィーチャクラスになり、1 つの入力ポイント フィーチャクラスのみが含まれている場合はポイント フィーチャクラスになります。

  • 出力は、入力データが分割されたすべての領域です。 垂直方向にオフセットされたフィーチャ (さまざまな Z 値を持つジオメトリ) 間のオーバーラップは、すべてのフィーチャが同じ平面に平面化されている前提で評価されます。

    ポリゴン ジオメトリの場合、複数のフィーチャが占めているエリアがオーバーラップと見なされます。 ライン ジオメトリの場合、完全に重複しているライン (ライン セグメントが別のライン セグメントと一致している) のみがオーバーラップしていると見なされます。 ポイントで交差するラインは、オーバーラップしているとは見なされません。 ポイント ジオメトリの場合、一致しているポイントはすべてオーバーラップしていると見なされます。

  • [出力フィーチャクラス] には、次のフィールドが含まれます。

    • COUNT_- 入力データ内でオーバーラップしているフィーチャの数
    • COUNT_FC- フィーチャとオーバーラップする個別のフィーチャクラスの数

    [入力フィーチャ] に含まれる他のすべてのフィールドは、[出力フィーチャクラス] から除外されます。

  • 生成された [出力オーバーラップ テーブル] には、各オーバーラップに対して 1 つのレコードが含まれています。 たとえば、3 つの入力フィーチャが同じ位置でオーバーラップしている場合、その位置に対して重複ジオメトリごとに 1 つずつ、計 3 つのレコードがテーブルに含まれます。 [出力オーバーラップ テーブル] には、次のフィールドが含まれています。

    • OVERLAP_OID- 関連する [出力フィーチャクラス] フィーチャの ObjectID。
    • ORIG_OID- 関連する [入力フィーチャ] の ObjectID。
    • ORIG_NAME- 複数の入力データがある場合に、このフィールドが追加されます。 フィールドには、入力データの名前が含まれます。

    このテーブルを使用して、各オーバーラップを入力フィーチャおよび出力フィーチャに関連付けることができます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力フィーチャ

入力フィーチャクラスまたはレイヤー。 入力フィーチャには、ポイント、マルチポイント、ライン、またはポリゴンを指定できます。 複数の入力データを指定する場合、それらはすべて同じジオメトリ タイプである必要があります。

Feature Layer
出力フィーチャクラス

オーバーラップ数を含む出力フィーチャクラス。

Feature Class
最小オーバーラップ数
(オプション)

指定したオーバーラップ数以上の位置のみに出力を制限します。 デフォルト値は 1 です。

Long
出力オーバーラップ テーブル
(オプション)

各オーバーラップ ジオメトリのレコードを含む出力テーブル。

Table

arcpy.analysis.CountOverlappingFeatures(in_features, out_feature_class, {min_overlap_count}, {out_overlap_table})
名前説明データ タイプ
in_features
[in_features,...]

入力フィーチャクラスまたはレイヤー。 入力フィーチャには、ポイント、マルチポイント、ライン、またはポリゴンを指定できます。 複数の入力データを指定する場合、それらはすべて同じジオメトリ タイプである必要があります。

Feature Layer
out_feature_class

オーバーラップ数を含む出力フィーチャクラス。

Feature Class
min_overlap_count
(オプション)

指定したオーバーラップ数以上の位置のみに出力を制限します。 デフォルト値は 1 です。

Long
out_overlap_table
(オプション)

各オーバーラップ ジオメトリのレコードを含む出力テーブル。

Table

コードのサンプル

CountOverlappingFeatures の例 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、イミディエイト モードで CountOverlappingFeatures 関数を使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = r"C:\data\data.gdb"
arcpy.analysis.CountOverlappingFeatures("Viewsheds", "Viewshed_Overlaps")
CountOverlappingFeatures の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のコードは、CountOverlappingFeatures 関数を使用して 3 社のオーバーラップする携帯電話サービス プロバイダー ネットワークのオーバーラップ数を取得し、min_overlap_count パラメーターを使用して全 3 社の携帯電話サービス プロバイダーがカバーするエリアのみに出力を制限する方法を示しています。

# CountOverlappingFeatures_Example_2.py
# Description: Count number of cellular service providers for given area

# Import the system modules
import arcpy

# Set current workspace
arcpy.env.workspace = r"C:\data\data.gdb"

# Set input parameters
provider_a = 'Provider_A_ServiceArea'
provider_b = 'Provider_B_ServiceArea'
provider_c = 'Provider_C_ServiceArea'
in_fcs  = [provider_a, provider_b, provider_c]

# Set output feature names
out_fc = 'CellularProviders_Count'
out_tbl = 'CellularProviders_Count_Tbl'

# Obtain overlap count for three overlapping input feature classes
# and use minimum_overlap_count parameter to limit the output to only 
# those areas where all three overlap.
arcpy.analysis.CountOverlappingFeatures(in_fcs, out_fc, 3, out_tbl)

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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