バージョンの作成 (Create Version) (データ管理)

サマリー

指定のジオデータベースまたはフィーチャ サービスに新規バージョンを作成します。

使用法

  • 出力されるバージョン名には、接頭辞として USER1.Maintenance などのユーザー名が付けられます。

  • バージョンの権限はバージョンの所有者 (バージョンを作成したユーザー) のみが変更できます。

  • [入力ワークスペース] パラメーター値が、バージョン管理機能が有効になっているフィーチャ サービスの場合、このツールはブランチ バージョン対応データセットのバージョンの作成をサポートします。

  • ライセンス:

    ArcGIS Enterprise 11.3 以降でブランチ バージョニングの配置で操作する場合、このツールを使用するには、組織のメンバーに ArcGIS Advanced Editing ユーザー タイプ エクステンションのライセンスを割り当てる必要があります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力ワークスペース

親バージョンが存在し、新規バージョンが作成されるエンタープライズ ジオデータベース。

ブランチ バージョニングの場合、フィーチャ サービスの URL (例: https://mysite.mydomain/server/rest/services/ElectricNetwork/FeatureServer) を使用します。

Workspace
親バージョン

新規バージョンのベースとなるジオデータベース、またはジオデータベースのバージョン。

String
バージョン名

作成するバージョンの名前。

String
アクセス権
(オプション)

所有者以外のユーザーによる編集や表示を制限するための、バージョンのアクセス権レベルを指定します。

  • プライベート (所有者のみ)バージョンの所有者またはジオデータベース管理者のみがバージョンまたはバージョン対応データを表示および変更できます。 これがデフォルトです。
  • パブリック (すべてのユーザー)すべてのユーザーがバージョンを表示できます。 すべてのユーザーはそのバージョンを使用して読み取り/書き込み (更新、挿入、削除) の権限が付与されているデータセットを変更できます。
  • プロテクト (所有者のみ編集可能)すべてのユーザーがバージョンを表示できますが、バージョンの所有者またはジオデータベース管理者のみがバージョンやそのバージョン内のデータセットを編集できます。
String
バージョンの説明
(オプション)

作成されるバージョンの説明。 説明は 64 文字を超えることはできません。

String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新された入力ワークスペース

更新された入力ワークスペース。

Workspace

arcpy.management.CreateVersion(in_workspace, parent_version, version_name, {access_permission}, {version_description})
名前説明データ タイプ
in_workspace

親バージョンが存在し、新規バージョンが作成されるエンタープライズ ジオデータベース。

ブランチ バージョニングの場合、フィーチャ サービスの URL (例: https://mysite.mydomain/server/rest/services/ElectricNetwork/FeatureServer) を使用します。

Workspace
parent_version

新規バージョンのベースとなるジオデータベース、またはジオデータベースのバージョン。

String
version_name

作成するバージョンの名前。

String
access_permission
(オプション)

所有者以外のユーザーによる編集や表示を制限するための、バージョンのアクセス権レベルを指定します。

  • PRIVATEバージョンの所有者またはジオデータベース管理者のみがバージョンまたはバージョン対応データを表示および変更できます。 これがデフォルトです。
  • PUBLICすべてのユーザーがバージョンを表示できます。 すべてのユーザーはそのバージョンを使用して読み取り/書き込み (更新、挿入、削除) の権限が付与されているデータセットを変更できます。
  • PROTECTEDすべてのユーザーがバージョンを表示できますが、バージョンの所有者またはジオデータベース管理者のみがバージョンやそのバージョン内のデータセットを編集できます。
String
version_description
(オプション)

作成されるバージョンの説明。 説明は 64 文字を超えることはできません。

String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_workspace

更新された入力ワークスペース。

Workspace

コードのサンプル

CreateVersion の例 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトは、新規バージョンの作成方法を示しています。

# Description: Creates a new version

# Import system modules
import arcpy

# Set local variables
inWorkspace = "c:/Connections/whistler@gdb.sde"
parentVersion = "dbo.DEFAULT"
versionName = "myVersion"
versionAccess = "PUBLIC"
versionDescription = "Version's description"

# Run CreateVersion
arcpy.management.CreateVersion(inWorkspace, parentVersion, versionName, versionAccess, versionDescription)

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: 制限付き
  • Advanced: 制限付き

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