ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力 LAS データセット | 処理される LAS データセット。 | LAS Dataset Layer |
出力レイヤー | 作成される LAS データセット レイヤーの名前。 バックスラッシュまたはスラッシュを使用して、グループ レイヤーを示すことができます。 | LAS Dataset Layer |
クラス コード (オプション) |
LAS ポイントのフィルタリングに使用する分類コードを指定します。 デフォルトでは、すべてのクラス コードが選択されます。
| String |
戻り値 (オプション) | LAS ポイントのフィルタリングに使用する順序パルス リターン値を指定します。 値が指定されない場合、すべてのリターンが使用されます。 リターン情報は、LIDAR スキャナーから収集された LAS ポイント クラウドでのみ使用できます。 リターン番号は LIDAR パルスから取得された離散点の順序を反映しているため、最初のリターンはスキャナーに最も近く、最後のリターンはスキャナーから最も遠くなります。
| String |
フラグなし (オプション) | 分類フラグが割り当てられていないデータ ポイントを含めるかどうかを指定します。
| Boolean |
Synthetic ポイント (オプション) | Synthetic のフラグが設定されたデータ ポイントを含めるかどうかを指定します。 Synthetic ポイントとは LIDAR スキャナー以外のデータ ソースから生成された LAS ポイントです。
| Boolean |
モデル キー ポイント (オプション) | モデル キー ポイントのフラグが設定されたデータ ポイントを含めるかどうかを指定します。 モデル キー ポイントとは関連するオブジェクトのモデリングに重要な LAS ポイントです。
| Boolean |
Withheld ポイント (オプション) | Withheld のフラグが設定されたデータ ポイントを含めるかどうかを指定します。 Withheld ポイントは、LAS ポイントで取得された不正または不要な計測値を表します。
| Boolean |
サーフェス制御 (オプション) | レイヤー内で有効化されるサーフェス制御フィーチャの名前。 すべてのサーフェス制御がデフォルトで有効となります。 | String |
オーバーラップ ポイント (オプション) | オーバーラップとしてフラグが設定されたデータ ポイントを含めるかどうかを指定します。 オーバーラップ ポイントとは、通常スキャン角度が大きいオーバーラップ スキャンで収集されたポイントです。 オーバーラップ ポイントをフィルタリングすると、データの範囲全体で LAS ポイントの規則的な分布を実現できます。
| Boolean |
サマリー
LAS ポイントにフィルターを適用し、サーフェス制御フィーチャの適用をコントロールできる LAS データセット レイヤーを作成します。
使用法
LAS データセット レイヤーを使用すると、LAS データセットからサーフェスを三角形分割する際に、LAS ポイントにフィルターを適用し、適用するサーフェス制御フィーチャをコントロールできます。 LAS ポイントは、各ポイントに関連付けられた分類コード、分類フラグ、およびリターン値を使用してフィルター処理できます。 フィルターは、LAS データセットを処理するさまざまなツールによって使用されます。 たとえば、地表面をモデリングするラスター サーフェスは、分類された地表ポイントをフィルタリングし、生成されたレイヤーを [LAS データセット → ラスター] ツールの入力として使用することにより構築できます。
注意:
このツールによって生成されるレイヤーは、[レイヤー ファイルの保存] ツールを使用してレイヤー ファイルとして保存することができます。
マップまたはシーン内の LAS データセット レイヤーを操作する際に、LAS データセット レイヤー プロパティ ダイアログ ボックスを使用して、LAS ポイントとサーフェス制御をフィルター処理できます。 フィルター オプションを管理するための便利なメカニズムが提供されます。 このツールは、ModelBuilder または Python で作成された自動ソリューションを考慮して LAS データセット フィルターを適用するのに便利です。
指定された LAS ファイルでサポートされている分類コード、分類フラグ、およびリターン値は、そのファイルのバージョンとポイント記録形式によって異なります。 入力 LAS ファイル値を指定してフィルターを定義していない場合、生成されたレイヤーからポイントは生成されません。 LAS データセットにある分類コード、分類フラグ、およびリターン値は、統計情報の計算により決まります。
パラメーター
arcpy.management.MakeLasDatasetLayer(in_las_dataset, out_layer, {class_code}, {return_values}, {no_flag}, {synthetic}, {keypoint}, {withheld}, {surface_constraints}, {overlap})
名前 | 説明 | データ タイプ |
in_las_dataset | 処理される LAS データセット。 | LAS Dataset Layer |
out_layer | 作成される LAS データセット レイヤーの名前。 バックスラッシュまたはスラッシュを使用して、グループ レイヤーを示すことができます。 | LAS Dataset Layer |
class_code [class_code,...] (オプション) |
LAS ポイントのフィルタリングに使用する分類コードを指定します。 デフォルトでは、すべてのクラス コードが選択されます。
| String |
return_values [return_values,...] (オプション) | LAS ポイントのフィルタリングに使用する順序パルス リターン値を指定します。 値が指定されない場合、すべてのリターンが使用されます。 リターン情報は、LIDAR スキャナーから収集された LAS ポイント クラウドでのみ使用できます。 リターン番号は LIDAR パルスから取得された離散点の順序を反映しているため、最初のリターンはスキャナーに最も近く、最後のリターンはスキャナーから最も遠くなります。
| String |
no_flag (オプション) | 分類フラグが割り当てられていないデータ ポイントを表示および解析のために含めるかどうかを指定します。
| Boolean |
synthetic (オプション) | Synthetic のフラグが設定されたデータ ポイントを含めるかどうかを指定します。 Synthetic ポイントとは LIDAR スキャナー以外のデータ ソースから生成された LAS ポイントです。
| Boolean |
keypoint (オプション) | モデル キー ポイントのフラグが設定されたデータ ポイントを含めるかどうかを指定します。 モデル キー ポイントとは関連するオブジェクトのモデリングに重要な LAS ポイントです。
| Boolean |
withheld (オプション) | Withheld のフラグが設定されたデータ ポイントを含めるかどうかを指定します。 Withheld ポイントは、LAS ポイントで取得された不正または不要な計測値を表します。
| Boolean |
surface_constraints [surface_constraints,...] (オプション) | レイヤー内で有効化されるサーフェス制御フィーチャの名前。 すべてのサーフェス制御がデフォルトで有効となります。 | String |
overlap (オプション) | オーバーラップとしてフラグが設定されたデータ ポイントを含めるかどうかを指定します。 オーバーラップ ポイントとは、通常スキャン角度が大きいオーバーラップ スキャンで収集されたポイントです。 オーバーラップ ポイントをフィルタリングすると、データの範囲全体で LAS ポイントの規則的な分布を実現できます。
| Boolean |
コードのサンプル
次のサンプルは、Python ウィンドウでこのツールを使用する方法を示しています。
arcpy.env.workspace = 'C:/data'
arcpy.management.MakeLasDatasetLayer('Baltimore.lasd', 'Baltimore Layer',
class_code=[2, 6], return_values=['LAST', 'SINGLE'])
次のサンプルは、スタンドアロン Python スクリプトでこのツールを使用する方法を示しています。
'''*********************************************************************
Name: Export Elevation Raster from Ground LAS Measurements
Description: This script demonstrates how to export
ground measurements from LAS files to a raster using a
LAS dataset. This sample is designed to be used as a script
tool.
*********************************************************************'''
# Import system modules
import arcpy
try:
# Set Local Variables
inLas = arcpy.GetParameterAsText(0)
recursion = arcpy.GetParameterAsText(1)
surfCons = arcpy.GetParameterAsText(2)
classCode = arcpy.GetParameterAsText(3)
returnValue = arcpy.GetParameterAsText(4)
spatialRef = arcpy.GetParameterAsText(5)
lasD = arcpy.GetParameterAsText(6)
outRaster = arcpy.GetParameterAsText(7)
cellSize = arcpy.GetParameter(8)
zFactor = arcpy.GetParameter(9)
# Execute CreateLasDataset
arcpy.management.CreateLasDataset(inLas, lasD, recursion, surfCons, sr)
# Execute MakeLasDatasetLayer
lasLyr = arcpy.CreateUniqueName('Baltimore')
arcpy.management.MakeLasDatasetLayer(lasD, lasLyr, classCode, returnValue)
# Execute LasDatasetToRaster
arcpy.conversion.LasDatasetToRaster(lasLyr, outRaster, 'ELEVATION',
'TRIANGULATION LINEAR WINDOW_SIZE 10', 'FLOAT',
'CELLSIZE', cellSize, zFactor)
print(arcpy.GetMessages())
except arcpy.ExecuteError:
print(arcpy.GetMessages())
except Exception as err:
print(err.args[0])
finally:
arcpy.management.Delete(lasLyr)
ライセンス情報
- Basic: Yes
- Standard: Yes
- Advanced: Yes