軌道レイヤーの作成 (Make Trajectory Layer) (データ管理)

サマリー

軌道ファイルで選択した変数からフィーチャ レイヤーを生成します。

使用法

  • このツールは、Jason、Sentinel-3、CryoSat、ICESat などの衛星高度計センサーからの軌道データを使用できます。

  • 各種のセンサーは、同じ計測タイプに対して異なる変数名を使用することができます。 [定義済みの変数] パラメーターは、変数名を共通の計測タイプにマッピングすることで、センサーからのデータを結合します。 たとえば、Sentinel-3 と Sentinel-6 の海面高度データをマージするには、[海面高度] オプションを指定します。 ツールは、対応する変数を、出力軌道レイヤーの共通変数にマッピングします。 利用できるセンサーごとに定義済みの変数のリストについては、「軌道タイプ プロパティ」をご参照ください。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力軌道ファイル

入力する軌道ファイル。

File; Trajectory Layer
出力軌道レイヤー

選択した変数を含む出力フィーチャ レイヤー。

Trajectory Layer
ディメンション名
(オプション)

ディメンション名。 デフォルトでは最初のディメンションが使用されます。

String
定義済みの変数
(オプション)

各種のセンサー タイプに対して、計測に使用する定義済みの変数を指定します。

  • 表面の後方散乱係数表面の後方散乱係数を含む変数が使用されます。
  • 海面高度海抜高度を含む変数が使用されます。
  • 海面高度異常海面高度異常を含む変数が使用されます。
  • 有義波高有義波高を含む変数が使用されます。
  • 海洋表面の後方散乱係数海洋表面の後方散乱係数を含む変数が使用されます。
  • 海氷面標高海氷面標高を含む変数が使用されます。
  • 海氷面高度異常海氷面高度異常を含む変数が使用されます。
  • 海氷濃度海氷濃度を含む変数が使用されます。
  • 海氷面の後方散乱係数海氷面の後方散乱係数を含む変数が使用されます。
  • 氷床表面標高氷床表面標高を含む変数が使用されます。
  • 氷床表面の後方散乱係数氷床表面の後方散乱係数を含む変数が使用されます。
  • 氷面標高氷面標高を含む変数が使用されます。
  • 氷面の後方散乱係数氷面の後方散乱係数を含む変数が使用されます。
  • 風速風速を含む変数が使用されます。
  • 平均海面標高平均海面標高を含む変数が使用されます。
String
変数
(オプション)

出力レイヤーに含められる変数。 デフォルトでは、すべての変数が選択されています。

String

arcpy.management.MakeTrajectoryLayer(in_trajectory_file, out_trajectory_layer, {dimension}, {predefined_variables}, {variables})
名前説明データ タイプ
in_trajectory_file

入力する軌道ファイル。

File; Trajectory Layer
out_trajectory_layer

選択した変数を含む出力フィーチャ レイヤー。

Trajectory Layer
dimension
(オプション)

ディメンション名。 デフォルトでは最初のディメンションが使用されます。

String
predefined_variables
[predefined_variables,...]
(オプション)

各種のセンサー タイプに対して、計測に使用する定義済みの変数を指定します。

  • SIGMA0表面の後方散乱係数を含む変数が使用されます。
  • SSH海抜高度を含む変数が使用されます。
  • SSHA海面高度異常を含む変数が使用されます。
  • SWH有義波高を含む変数が使用されます。
  • SIGMA0_OCEAN海洋表面の後方散乱係数を含む変数が使用されます。
  • H_SEA_ICE海氷面標高を含む変数が使用されます。
  • H_SEA_ICE_ANOMALY海氷面高度異常を含む変数が使用されます。
  • SIC海氷濃度を含む変数が使用されます。
  • SIGMA0_SEA_ICE海氷面の後方散乱係数を含む変数が使用されます。
  • H_ICE_SHEET氷床表面標高を含む変数が使用されます。
  • SIGMA0_ICE_SHEET氷床表面の後方散乱係数を含む変数が使用されます。
  • H_ICE氷面標高を含む変数が使用されます。
  • SIGMA0_ICE氷面の後方散乱係数を含む変数が使用されます。
  • WS風速を含む変数が使用されます。
  • H_MSS平均海面標高を含む変数が使用されます。
String
variables
[variables,...]
(オプション)

出力レイヤーに含められる変数。 デフォルトでは、すべての変数が選択されています。

String

コードのサンプル

MakeTrajectoryLayer の例 1 のスタンドアロン スクリプト

この例は、Cryosat 軌道ファイルから軌道レイヤーを作成します。

# Import system modules
import arcpy
from arcpy import *

# Set local variables
in_trajectory_file = r"C:\data\Cryosat\CS_OFFL_SIR_LRM_2__20210301T000738_20210301T001611_D001.nc"
out_trajectory_layer = r"C:\data\Cryosat\trajectory_layer
dimension = "CS_OFFL_SIR_LRM_2__20210301T000738_20210301T001611_D001_time_20_ku"
predefined_variables = "SSH;H_SEA_ICE"
variables = "height_1_20_ku"

# Execute
trajectory_output = arcpy.management.MakeTrajectoryLayer(in_trajectory_file, out_trajectory_layer, 
		    	dimension, predefined_variables, variables)

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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