テンポラリ GDB の環境設定は、テンポラリ データを書き込むことができるファイル ジオデータベースの場所です。
テンポラリ ジオデータベースは常に利用可能か実行時に作成されるので、テンポラリ ジオデータベースに出力を書き込むことでコードが移植可能になります。
使用上の注意
- テンポラリ GDB 環境は読み取り専用です。ユーザーはこの場所を直接設定できません。
- テンポラリ ワークスペース環境が設定されている場合、テンポラリ GDB 環境はこの値を最初に反映します。
- テンポラリ ワークスペース環境がジオデータベースを参照する場合、テンポラリ GDB 環境はテンポラリ ワークスペース環境と同じフォルダーにある scratch.gdb という名前のジオデータベースに設定されます。
- テンポラリ ワークスペース環境がフォルダーを参照する場合、テンポラリ GDB 環境はそのフォルダー内の scratch.gdb という名前のジオデータベースに設定されます。
- テンポラリ ワークスペース環境が設定されていない場合、テンポラリ GDB 環境はユーザー プロファイルの AppData セクション内のジオデータベース (通常は C:\Users\<user_name>\AppData\Local\Temp\1\scratch.gdb) に設定されます。
- テンポラリ ワークスペース環境が設定されている場合、テンポラリ GDB 環境はこの値を最初に反映します。
- テンポラリ ジオデータベースが存在しない場合は、arcpy.env.scratchGDB 環境を呼び出すと作成されます。
- テンポラリ GDB 環境に書き込まれたデータは、スクリプトの完了時には削除されません。 手動で削除する必要があります。
ダイアログの構文
注意:
テンポラリ GDB 環境は Python とモデルでのみ使用できます。
スクリプトの構文
arcpy.env.scratchGDB
スクリプトの例
import arcpy
print(arcpy.env.scratchGDB)