三角関数ツールの入力の度単位からラジアンへの変換

Spatial Analyst のライセンスで利用可能。

Image Analyst ライセンスで利用できます。

三角関数ツールの入力として角度の値を使用する場合、その値をラジアンに変換する必要があります。 度単位をラジアンに変換するには、入力値に pi/180 (およそ 0.01745) を掛けます。

Python では、この変換を式内で直接実行できます。また、変換値を格納する変数を定義しておけば、必要に応じて繰り返し使用できます。 たとえば、[Cos] ツールを使用する場合の構文は次のようになります。

>>> import math
>>> from arcpy.ia import *
>>> OutRas = Cos (InRas * math.pi / 180.0)

また、変換係数用の変数を使用する方法もあります。

>>> import math
>>> deg2rad = math.pi / 180.0
>>> from arcpy.ia import *
>>> OutRas = Cos (InRas * deg2rad)

次の図は、それぞれの処理を実行する前に、度単位で表された入力値をラジアンに変換する例を示しています。

注意:

ここでは、上記の例で定義した変数を使用しています。

三角関数の入力値をラジアンに変換する例

ツール

図と Python の構文

[Cos]
入力を度からラジアンに変換した Cos の図
OutRas = Cos(InRas * deg2rad)
[Sin]
入力を度からラジアンに変換した Sin の図
OutRas = Sin(InRas * deg2rad)
[Tan]
入力を度からラジアンに変換した Tan の図
OutRas = Tan(InRas * deg2rad)

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