LRS エンティティの削除 (Remove LRS Entity) (Location Referencing)

サマリー

入力ジオデータベース ワークスペースからリニア リファレンス システム (LRS) エンティティを削除します。

使用法

  • このツールは、孤立した LRS ネットワーク、LRS イベント、LRS 交点が発生しないよう、LRS エンティティのカスケード削除を行います。 つまり、LRS を削除すると、そこに属するすべての LRS ネットワークが登録解除されるとともに、当該 LRS ネットワークに属するすべての LRS イベントと LRS 交点も削除されます。 同様に、LRS ネットワークを削除すると、そのネットワークに属するすべての LRS イベントと LRS 交点も登録解除されます。

  • 入力ワークスペースには、ArcGIS Location Referencing LRS を含める必要があります。

  • このツールは、フィーチャクラス、フィールド、データは削除しません。 入力ジオデータベース ワークスペースの LRS エンティティに関する情報を格納する、内部のメタデータ テーブルが更新されます。

  • LRS 派生ネットワークが登録された LRS ライン ネットワークを削除すると、LRS 派生ネットワークも削除されます。

  • LRS イベントまたは LRS 交点を削除すると、選択された LRS イベントまたは LRS 交点が登録解除されます。親 LRS ネットワークには影響しません。

  • ユーティリティ ネットワーク フィーチャクラスを削除すると、LRS からそのフィーチャクラスが登録解除されます。 データベースからフィーチャクラスは削除されません。

  • 住所管理フィーチャクラスを削除すると、住所範囲フィーチャクラスとサイト アドレス フィーチャクラスの両方が LRS から登録解除されます。 これらのフィーチャクラスはデータベースから削除されません。

  • このツールが正常に完了したら、削除された LRS エンティティのリストが表示されます。

  • このツールにより、変更されたジオデータベース ワークスペースが出力されます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
LRS ワークスペース

削除される LRS エンティティを含む入力ジオデータベース ワークスペース。

Workspace
LRS エンティティ タイプ

入力ジオデータベース ワークスペースから削除される LRS エンティティのタイプを指定します。

  • LRSLRS と、それに従属する LRS ネットワーク、およびそれらの LRS ネットワークに登録された LRS イベントと LRS 交点が削除されます。
  • ネットワークLRS ネットワークと、その LRS ネットワークに登録された LRS イベントと LRS 交点が削除されます。
  • イベントLRS イベントが削除されます。
  • 交点LRS 交点が削除されます。
  • ユーティリティ ネットワーク フィーチャクラスユーティリティ ネットワーク フィーチャクラスが削除されます。
  • 住所フィーチャクラス住所管理フィーチャクラスが削除されます。
String
LRS エンティティ名

入力ジオデータベース ワークスペースから削除される LRS エンティティの名前。 LRS エンティティの基礎のフィーチャクラスとテーブルは削除されません。

String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新された LRS ワークスペース

出力ジオデータベース ワークスペース。

Workspace

arcpy.locref.RemoveLRSEntity(in_workspace, lrs_entity_type, lrs_entity_name)
名前説明データ タイプ
in_workspace

削除される LRS エンティティを含む入力ジオデータベース ワークスペース。

Workspace
lrs_entity_type

入力ジオデータベース ワークスペースから削除される LRS エンティティのタイプを指定します。

  • LRSLRS と、それに従属する LRS ネットワーク、およびそれらの LRS ネットワークに登録された LRS イベントと LRS 交点が削除されます。
  • NETWORKLRS ネットワークと、その LRS ネットワークに登録された LRS イベントと LRS 交点が削除されます。
  • EVENTLRS イベントが削除されます。
  • INTERSECTIONLRS 交点が削除されます。
  • UN_FEATURE_CLASSユーティリティ ネットワーク フィーチャクラスが削除されます。
  • ADDRESS_FEATURE_CLASS住所管理フィーチャクラスが削除されます。
String
lrs_entity_name

入力ジオデータベース ワークスペースから削除される LRS エンティティの名前。 LRS エンティティの基礎のフィーチャクラスとテーブルは削除されません。

String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_workspace

出力ジオデータベース ワークスペース。

Workspace

コードのサンプル

RemoveLRSEntity の例 1 (Python ウィンドウ)

次のスクリプトは、RemoveLRSEntity ウィンドウでの Python 関数の使用方法を示しています。

# Name: RemoveLRSEntity_ex2.py
# Description: Unregister an LRS Line Network as well as the dependent LRS Derived Network and all LRS Events.
# Requires: ArcGIS Location Referencing

# Check out license
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

# Tool variables
in_workspace = r"C:\UPDM_Data\LRS\LRS.gdb"
lrs_entity_type = "NETWORK"
lrs_entity_name = "EngineeringNetwork"

# Set current workspace
arcpy.env.workspace = "C:\UPDM_Data\LRS.gdb"

# Execute the tool
arcpy.locref.RemoveLRSEntity(in_workspace, lrs_entity_type, lrs_entity_name)

# Check in license
arcpy.CheckInExtension('LocationReferencing')
RemoveLRSEntity の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のスクリプトは、スタンドアロン RemoveLRSEntity スクリプトで Python 関数を使用する方法を示しています。

# Name: RemoveLRSEntity_ex2.py
# Description: Unregister an LRS entity from a geodatabase workspace.
# Requires: ArcGIS Location Referencing

# Import arcpy module
import arcpy
 
# Check out license
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

# Local variables:
Input_GDB = r"C:\UPDM_Data\LRS\LRS.gdb"
Entity_Type = "NETWORK"
Entity_Name = "EngineeringNetwork"

# Execute the tool
arcpy.locref.RemoveLRSEntity(Input_GDB, Entity_Type, Entity_Name)

# Check in license
arcpy.CheckInExtension('LocationReferencing')

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)
  • Standard: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)
  • Advanced: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)

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