マップ サービス キャッシュ ステータスの管理 (Manage Map Server Cache Status) (サーバー)

ArcGIS Pro 3.3 | | ヘルプのアーカイブ

サマリー

サーバーで保持されている、マップまたはイメージ サービス キャッシュ内の構築済みタイルに関する内部データを管理します。

使用法

  • このツールは、タイルを手動でキャッシュ ディレクトリにコピーする場合や、オンデマンドでタイルを作成した後にキャッシュのステータスを再作成する場合に役立ちます。

  • このツールは、以前のバージョンの ArcGIS Server または Portal for ArcGIS で作成されたキャッシュのステータスを作成する唯一の手段です。

  • キャッシュ全体のステータスを作成する代わりに、このツールを使用して、カスタムの対象地域と縮尺レベルのステータス レポートを作成できます。 これは、[管理モード] パラメーター (Python では manage_mode) を REPORT_BUNDLE_STATUS に設定することによって行います。 このレポートは、Status.gdb という名前の新しいファイル ジオデータベース (具体的には、TaskStatus という名前のフィーチャクラス内) に保存されます。

    また、キャッシュ ディレクトリにも、キャッシュ全体に関連する Status.gdb が格納され、このツールの他の [管理モード] オプションを使用すると更新されます。 この場所で、カスタムの Status.gdb を代用することはできません。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力サービス

キャッシュ ステータスを変更するマップ イメージ レイヤー。 ポータルで必要なサービスを参照してこれを選択できます。または、[カタログ] ウィンドウの [ポータル] タブから Web タイル レイヤーをドラッグ&ドロップして、このパラメーターを指定することもできます。

Image Service; Map Server
管理モード
  • キャッシュ ステータスの削除サーバーが使用するステータス情報を削除します。
  • キャッシュ ステータスの再構築サーバーが使用するステータス情報を削除してから、再作成します。
  • バンドル ステータスの再構築[出力フォルダー] パラメーターで指定したフォルダー内の Status.gdb という名前の新しいファイル ジオデータベースに、ステータス情報を作成します。 このオプションは、特定の対象地域または一連の縮尺のカスタム ステータス レポートを作成する場合に使用します。
String
縮尺
(オプション)

ステータスの縮尺レベルは変更されます。 このパラメーターは、[管理モード] パラメーターの [バンドル ステータスの再構築] オプションを使用してカスタム ステータスを作成する場合にのみ適用できます。

Double
キャッシュ サービスのインスタンス数
(オプション)

タイルの更新/生成に使用するインスタンスの数を定義します。 このパラメーターの値は無制限 (-1) に設定され、変更できません。

Long
出力フォルダー
(オプション)

Status.gdb の出力フォルダー。 このパラメーターは、[バンドル ステータスの再構築] オプションを使用してカスタム ステータスを作成する場合にのみ適用できます。

Folder
対象地域
(オプション)

ステータス レポートの対象となる範囲を決定する対象地域 (ポリゴン)。 このパラメーターは、[バンドル ステータスの再構築] オプションを使用してカスタム ステータスを作成する場合にのみ適用できます。

Feature Set
レポート範囲
(オプション)

ステータスを作成する領域を定義する矩形範囲。 このパラメーターは、[バンドル ステータスの再構築] オプションを使用してカスタム ステータスを作成する場合にのみ適用できます。

なお、[対象地域] パラメーターを使用して、矩形以外の対象地域を指定できます。

  • [現在の表示範囲] マップ ビュー - 範囲は、アクティブなマップまたはシーンに基づきます。 このオプションは、アクティブなマップが存在する場合にのみ使用できます。
  • [範囲の描画] 直角化して完了 - 範囲は、マップまたはシーンに描画された四角形に基づきます。 このオプションは、プロジェクト ジオデータベースにフィーチャクラスを作成し、レイヤーをマップに追加します。 フィーチャクラスの座標系はマップと同じです。
    注意:

    このオプションは、[環境] ダイアログ ボックスでは使用できません。 範囲データ タイプを使用するツール パラメーターまたはツール ダイアログ ボックスの [環境] タブからのみ使用できます。

    注意:

    編集タブで編集を有効/無効にする編集オプションがオンの場合、範囲を描画するには [編集] リボン タブで編集を有効化する必要があります。

  • [レイヤーの範囲] レイヤー - 範囲は、アクティブなマップ レイヤーに基づきます。 ドロップダウン リストを使用して使用可能なレイヤーを選択するか、[すべてのレイヤーのデータの範囲] オプションを使用して、ベースマップを除くすべてのアクティブなマップ レイヤーを組み合わせた範囲を取得します。 このオプションは、レイヤーを含むアクティブなマップが存在する場合にのみ使用できます。

    各マップ レイヤーには、次のオプションがあります。

    • [すべてのフィーチャ] すべて選択 - レイヤーのすべてのフィーチャの範囲。
    • [選択フィーチャ]選択フィーチャからのエリア - レイヤーの選択フィーチャの範囲。
    • [表示フィーチャ] Extent Indicator - レイヤーの表示フィーチャの範囲。
      注意:

      [選択フィーチャ] 選択フィーチャからのエリア[表示フィーチャ] Extent Indicator オプションの範囲は、フィーチャ レイヤーでのみ使用できます。

  • [参照] 参照 - 範囲は、既存のデータに基づきます。
  • [クリップボード] 貼り付け - 範囲をクリップボードにコピーしたり、クリップボードから貼り付けたりできます。
    • [範囲をコピー] コピー - 範囲の座標と座標系をクリップボードにコピーします。
    • [範囲を貼り付け] 貼り付け - 範囲の座標と、必要に応じて座標系をクリップボードから貼り付けます。 クリップボードの値に座標系が含まれていない場合、マップの座標系が範囲に使用されます。
    注意:

    範囲の座標は、ArcPy Extent オブジェクトと同じ書式と順序 (x-min、y-min、x-max、y-max、空間参照) を使用して、クリップボードからコピーおよびクリップボードから貼り付けられます。

  • [範囲をリセット] リセット - 範囲はデフォルト値にリセットされます。
  • 手動入力した座標値 - 座標値は数値であり、アクティブなマップの座標系で表示する必要があります。
    注意:

    マップで、入力された座標と異なる表示単位が使用されることがあります。 基本方向 (N、S、E、W) を使用することはできません。 南と西の座標にはマイナス値の記号を使用します。

Extent

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力マップ サービス URL

出力 サービス URL。

String

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: Yes
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

関連トピック