テリトリー距離パラメーターの設定 (Set Territory Distance Parameters) (テリトリー デザイン)

Business Analyst ライセンスで利用できます。

サマリー

テリトリーを作成するときに使用する距離計算のタイプまたは距離制限を定義します。

使用法

  • [最大テリトリー半径] パラメーター値では、テリトリーの最大サイズを指定します。 テリトリー間の境界が重なる場合は、隣接するテリトリーが、指定した半径よりも小さくなることがあります。 半径の値に達するまで、テリトリーが拡張します。

    [最大テリトリー半径] パラメーターの例

  • [テリトリー バッファー距離] パラメーター値では、各テリトリー周囲の侵入できないバッファー サイズを指定します。 テリトリーは、隣接するテリトリーのバッファーによって制限されます。

    [テリトリー バッファー距離] パラメーターの例

  • [中心間の最短距離] パラメーターを設定する場合、中心間の距離を最短距離よりも長くすることができます。

    [中心間の最短距離] パラメーターの例

  • ネットワーク距離が指定されている場合、[解析の実行 (Solve)] ツールを実行すると、テリトリー ネットワーク インデックス (TNI) が作成されます。

  • [距離タイプ] パラメーターのデフォルト値は [直線] です。 ローカル ネットワークのデータ ソースが選択されている場合、追加のネットワーク移動モードが動的に設定されます。

  • ネットワーク データセットを選択するには、[ネットワーク パラメーター] カテゴリをクリックし、[ネットワーク データ ソース] パラメーターからデータ ソースに移動します。 オンラインのネットワーク データセットはサポートされていません。

  • パラメーターの [ネットワーク パラメーター] カテゴリが設定されている場合、[解析の実行 (Solve)] ツールを実行すると、ネットワーク設定のサマリーが [ジオプロセシング] ウィンドウの下部にメッセージとして書き込まれます。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力テリトリー ソリューション

解析で使用するテリトリー デザイン ソリューション レイヤー。

Group Layer; Feature Dataset; String
レベル

距離パラメーターが適用されるレベル。

String
距離タイプ
(オプション)

距離の計算に使用される移動方法を指定します。

ネットワークのデータ ソースが選択されている場合、追加の移動モード オプションが動的に設定されます。

次の距離方法がサポートされています。

  • 運転時間
  • 運転距離
  • トラック輸送時間
  • トラック輸送距離
  • 徒歩時間
  • 徒歩距離
  • トラック輸送時間 (未舗装道路使用)
  • トラック輸送距離 (未舗装道路使用)

  • 直線距離の計測方法として、直線またはユークリッド距離が使用されます。 これがデフォルトです。
String
計測単位
(オプション)

使用する計測単位のタイプを指定します。

  • メートル距離の単位はメートルです。
  • マイル距離の単位はマイルです。
  • 海里距離の単位は海里です。
  • キロメートル距離の単位はキロメートルです。
  • ヤード距離の単位はヤードです。
  • フィート距離の単位はフィートです。
  • インチ距離の単位はインチです。
  • デシメートル距離の単位はデシメートルです。
  • センチメートル距離の単位はセンチメートルです。
  • ミリメートル距離の単位はミリメートルです。
  • 度 (10 進)距離の単位は度 (10 進) です。
  • 時間の単位は分になります。
  • 時間時間の単位は時間になります。
  • 時間の単位は日になります。
  • 時間の単位は秒になります。
String
最大テリトリー半径
(オプション)

テリトリーの最大半径。

Double
テリトリー バッファー距離
(オプション)

テリトリー バッファーの半径。

Double
中心間の最短距離
(オプション)

テリトリーの中心間の最短距離。

Double
ネットワーク データ ソース
(オプション)

ネットワーク距離の計算が実行されるネットワーク データセット。 パラメーターには、ローカルにインストールされたデータセットが必要です。

Network Dataset Layer
ネットワーク インデックスの構築
(オプション)

ネットワーク インデックスを構築するかどうかを指定します。 ネットワーク インデックスにより、テリトリー ソリューションを解決するときのパフォーマンスが向上します。

  • オン - ネットワーク インデックスを構築します。 これがデフォルトです。
  • オフ - ネットワーク インデックスを構築しません。
Boolean
移動方向
(オプション)

店舗と顧客の間で移動する方向を指定します。

  • 店舗へ移動方向は、顧客から店舗に向けられます。 これがデフォルトです。
  • 店舗から移動方向は、店舗から顧客に向けられます。
String
時刻
(オプション)

距離を計算するときに使用される日時。

Date
タイム ゾーン
(オプション)

[時刻] パラメーターのタイム ゾーンを指定します。

  • 位置のタイム ゾーンテリトリーが含まれているタイム ゾーンが使用されます。 これがデフォルトです。
  • UTC協定世界時 (UTC) が使用されます。
  • 位置のタイム ゾーンテリトリーが含まれているタイム ゾーンが使用されます。 これがデフォルトです。
  • UTC協定世界時 (UTC) が使用されます。
String
検索許容値
(オプション)

テリトリーをネットワークに配置する際に使用される検索許容値。 検索許容値の外側にあるテリトリーは配置されません。

このパラメーターは、許容値の距離値および単位を必要とします。 デフォルト値は 5000 メートルです。

Linear Unit

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新済みのテリトリー ソリューション

更新されたテリトリー ソリューション。

Group Layer

arcpy.td.SetTerritoryDistanceParameters(in_territory_solution, level, {distance_type}, {units}, {max_radius}, {buffer_distance}, {min_distance}, {network_datasource}, {build_index}, {travel_direction}, {time_of_day}, {time_zone}, {search_tolerance})
名前説明データ タイプ
in_territory_solution

解析で使用するテリトリー デザイン ソリューション レイヤー。

Group Layer; Feature Dataset; String
level

距離パラメーターが適用されるレベル。

String
distance_type
(オプション)

距離の計算に使用される移動方法を指定します。

  • STRAIGHT_LINE距離の計測方法として、直線またはユークリッド距離が使用されます。 これがデフォルトです。

ネットワークのデータ ソースが選択されている場合、追加の移動モード オプションが動的に設定されます。

次の距離方法がサポートされています。

  • 運転時間
  • 運転距離
  • トラック輸送時間
  • トラック輸送距離
  • 徒歩時間
  • 徒歩距離
  • トラック輸送時間 (未舗装道路使用)
  • トラック輸送距離 (未舗装道路使用)

String
units
(オプション)

使用する計測単位のタイプを指定します。

  • METERS距離の単位はメートルです。
  • MILES距離の単位はマイルです。
  • NAUTICAL_MILES距離の単位は海里です。
  • KILOMETERS距離の単位はキロメートルです。
  • YARDS距離の単位はヤードです。
  • FEET距離の単位はフィートです。
  • INCHES距離の単位はインチです。
  • DECIMETERS距離の単位はデシメートルです。
  • CENTIMETERS距離の単位はセンチメートルです。
  • MILLIMETERS距離の単位はミリメートルです。
  • DECIMAL_DEGREES距離の単位は度 (10 進) です。
  • MINUTES時間の単位は分になります。
  • HOURS時間の単位は時間になります。
  • DAYS時間の単位は日になります。
  • SECONDS時間の単位は秒になります。
String
max_radius
(オプション)

テリトリーの最大半径。

Double
buffer_distance
(オプション)

テリトリー バッファーの半径。

Double
min_distance
(オプション)

テリトリーの中心間の最短距離。

Double
network_datasource
(オプション)

ネットワーク距離の計算が実行されるネットワーク データセット。 パラメーターには、ローカルにインストールされたデータセットが必要です。

Network Dataset Layer
build_index
(オプション)

ネットワーク インデックスを構築するかどうかを指定します。 ネットワーク インデックスにより、テリトリー ソリューションを解決するときのパフォーマンスが向上します。

  • BUILD_INDEXネットワーク インデックスを構築します。 これがデフォルトです。
  • DO_NOT_BUILD_INDEXネットワーク インデックスを構築しません。
Boolean
travel_direction
(オプション)

店舗と顧客の間で移動する方向を指定します。

  • TOWARD_STORES移動方向は、顧客から店舗に向けられます。 これがデフォルトです。
  • AWAY_FROM_STORES移動方向は、店舗から顧客に向けられます。
String
time_of_day
(オプション)

距離を計算するときに使用される日時。

Date
time_zone
(オプション)

time_of_day パラメーターのタイム ゾーンを指定します。

  • TIME_ZONE_AT_LOCATIONテリトリーが含まれているタイム ゾーンが使用されます。 これがデフォルトです。
  • UTC協定世界時 (UTC) が使用されます。
String
search_tolerance
(オプション)

テリトリーをネットワークに配置する際に使用される検索許容値。 検索許容値の外側にあるテリトリーは配置されません。

このパラメーターは、許容値の距離値および単位を必要とします。 デフォルト値は 5000 メートルです。

Linear Unit

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_territory_solution

更新されたテリトリー ソリューション。

Group Layer

コードのサンプル

SetTerritoryDistanceParameters (テリトリーの距離パラメーターの設定) の例 (Python ウィンドウ)

次の Python ウィンドウ スクリプトは、SetTerritoryDistanceParameters 関数の使用方法を示しています。

import arcpy
arcpy.td.SetTerritoryDistanceParameters("TerritorySolution", "Territories[1]", "STRAIGHT_LINE", "MILES", 5, 1, 3, "\Data\Streets Data\NorthAmerica.gdb\Routing\Routing_ND", "BUILD_INDEX", None, "5:30:00 PM", "TIME_ZONE_AT_LOCATION", "5000 Meters")

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 Business Analyst
  • Standard: 次のものが必要 Business Analyst
  • Advanced: 次のものが必要 Business Analyst

関連トピック