トレース ネットワークの作成 (Create Trace Network) (トレース ネットワーク)

サマリー

トレース ネットワークを作成します。

トレース ネットワークに含めるように指定したフィーチャ データセット内の入力ポイント フィーチャクラスと入力ライン フィーチャクラスに基づいて、トレース ネットワーク データセットが作成されます。

使用法

  • [入力フィーチャ データセット] パラメーターに、既存のフィーチャ データセットを指定する必要があります。

  • フィーチャクラスは、トレース ネットワークと同じフィーチャ データセット内に存在している必要があります。

  • 少なくとも 1 つの入力ジャンクションまたは入力エッジが必要です。

  • ポイント フィーチャクラスおよびライン フィーチャクラスのみが入力としてサポートされています。 フィーチャクラスは、別のトレース ネットワークや、トポロジ、ネットワーク データセットなど、その他の高度なジオデータベース機能に組み込むことができません。

    トレース ネットワークを作成する方法の詳細

  • エンタープライズ ジオデータベースを操作する場合、次の要件があります。

    • ジオデータベースのバージョンは、10.8.1.2.6 以降である必要があります。

    • ArcGIS Enterprise は、バージョン 10.9 以降である必要があります。 ArcGIS Pro および ArcGIS Enterprise バージョンは、作成されたトレース ネットワーク バージョンを決定します。 詳細については、ArcGIS platform compatibility をご参照ください。
    • 入力フィーチャ データセットは、データベース認証されたユーザーおよび入力フィーチャ データセットの所有者によって確立されたデータベース コネクションから取得する必要があります。 このデータベース認証されたユーザーは、トレース ネットワークが作成されると、データベース トレース ネットワークの所有者になります。
      • このユーザーは、コンテンツを作成するためのデータベース権限を持つ必要があり、このユーザーを OS 認証ユーザー、データベース管理者、またはジオデータベース管理者アカウントにすることはできません。
    • ライセンス:
      組織のメンバーは、エンタープライズ ジオデータベースでトレース ネットワークを作成、公開、操作するための ArcGIS Advanced Editing ユーザー タイプ エクステンションのライセンスが付与される必要があります。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力フィーチャ データセット

トレース ネットワークを格納するフィーチャ データセット。

Feature Dataset
トレース ネットワーク名

作成するトレース ネットワークの名前。

String
入力ジャンクション
(オプション)

トレース ネットワークに含めるフィーチャ データセット内のポイント フィーチャクラスの名前。

String
入力エッジ
(オプション)

トレース ネットワークに含めるライン フィーチャクラスおよび関連する接続性ポリシー。

  • [クラス名] - トレース ネットワークに含めるフィーチャ データセット内のライン フィーチャクラスの名前。
  • [接続性ポリシー] - 指定したフィーチャクラスの関連する接続性ポリシー。
    • [シンプル エッジ] - リソースは、エッジの端点から他の端へと流れます。
    • [コンプレックス エッジ] - リソースは、エッジの長さに沿って上げられます。
Value Table

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力トレース ネットワーク

出力トレース ネットワーク。

Trace Network

arcpy.tn.CreateTraceNetwork(in_feature_dataset, in_trace_network_name, {input_junctions}, {input_edges})
名前説明データ タイプ
in_feature_dataset

トレース ネットワークを格納するフィーチャ データセット。

Feature Dataset
in_trace_network_name

作成するトレース ネットワークの名前。

String
input_junctions
[input_junctions,...]
(オプション)

トレース ネットワークに含めるフィーチャ データセット内のポイント フィーチャクラスの名前。

String
input_edges
[[Class Name, Connectivity Policy],...]
(オプション)

トレース ネットワークに含めるライン フィーチャクラスおよび関連する接続性ポリシー。

  • Class Name - トレース ネットワークに含めるフィーチャ データセット内のライン フィーチャクラスの名前。
  • Connectivity Policy - 指定したフィーチャクラスの関連する接続性ポリシー。
    • SIMPLE_EDGE - リソースは、エッジの端点から他の端へと流れます。
    • COMPLEX_EDGE - リソースは、エッジの長さに沿って上げられます。

Value Table

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_trace_network

出力トレース ネットワーク。

Trace Network

コードのサンプル

CreateTraceNetwork の例 (Python ウィンドウ)

HydroNetwork という名前のトレース ネットワークを作成します。

import arcpy
arcpy.tn.CreateTraceNetwork(r"C:\MyProject\MyNetworkGdb.gdb\Hydro", "HydroNetwork", "PourPoints","HydroLines COMPLEX_EDGE;BlackLines SIMPLE_EDGE")

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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