算術演算関数

概要

算術演算関数は、2 つのラスター間や、ラスターおよびスカラー演算子間で算術演算を実行します。

備考

以下の表は、[エンティティ タイプ] オプションを示しています。

入力ラスター[入力ラスター 1 に一致] 範囲[入力ラスター 2 に一致] 範囲[共通の範囲] 範囲[すべての範囲] 範囲

入力ラスター

[入力ラスター 1 に一致] 範囲

[入力ラスター 2 に一致] 範囲

[共通の範囲] 範囲

[すべての範囲] 範囲

[操作] には次のようなオプションがあります。

  • [加算] - 各ラスターの対応するすべてのピクセル値の合計を出力します。
    出力 = ラスター 1 + ラスター 2
    算術演算関数 - 加算
  • [減算] - 各ラスターの対応するピクセル値の差を出力します。 これは変化の検出を計算するために使用できます。
    出力 = ラスター 1 - ラスター 2
    算術演算関数 - 減算
  • [乗算] - 各ラスターの対応するピクセル値の積を出力します。 これを使用して、一部のコスト関数を実行できます。
    出力 = ラスター 1 × ラスター 2
    算術演算関数 - 乗算
  • [除算] - 各ラスターの対応するピクセル値間での除算の結果を出力します。
    出力 = ラスター 1 ÷ ラスター 2
  • [乗数] - 対応するピクセル値を入力ラスターまたはスカラーの値で累乗した値を出力します。
    出力 = ラスター 1ラスター 2
  • [剰余] - 2 つのラスターの剰余に対するピクセル値を出力します。 例: 17 % 5 = 2

パラメーター

パラメーター説明

Raster

最初の入力ラスター データセット。

ラスター 2

2 番目の入力ラスター データセット。

操作

2 つの入力ラスター間で実行される算術演算。

次のようなオプションがあります。

  • [加算] - 各ラスターの対応するすべてのピクセル値の合計を出力します。 これがデフォルトです。
  • [減算] - 各ラスターの対応するピクセル値の差を出力します。 これは変化の検出を計算するために使用できます。
  • [乗算] - 各ラスターの対応するピクセル値の積を出力します。 これを使用して、一部のコスト関数を実行できます。
  • [除算] - 各ラスターの対応するピクセル値間での除算の結果を出力します。
  • [乗数] - 対応するピクセル値を入力ラスターまたはスカラーの値で累乗した値を出力します。
  • [剰余] - 2 つのラスターを使用して剰余 (%) を計算します。 例: 17 % 5 = 2

セル サイズ タイプ

[セルサイズ タイプ] は、入力ラスターのピクセル セル サイズがそれぞれ異なる場合に、出力のピクセル セル サイズを計算する方法を定義します。

次のようなオプションがあります。

  • [入力ラスター 1 に一致] - 最初の入力ラスターのセル サイズを使用して出力ピクセル セル サイズを定義します。
  • [最小] - 入力ラスターの最小セル サイズを使用して出力セル サイズを定義します。
  • [最大] - 入力ラスターの最大セル サイズを使用して出力ピクセル セル サイズを定義します。 これがデフォルトです。
  • [平均] - 両方の入力ラスターの平均を使用して出力ピクセル セル サイズを定義します。
  • [最後のラスターに一致] - 最後の入力ラスターのセル サイズを使用して出力ピクセル セル サイズを定義します。

範囲タイプ

[範囲タイプ] は、入力ラスターの範囲がそれぞれ異なる場合に、出力の範囲を計算する方法を定義します。

次のようなオプションがあります。

  • [入力ラスター 1 に一致] - 最初の入力ラスターの範囲を使用して出力範囲を定義します。
  • [共通の範囲] - 入力ラスターの交差領域として出力範囲を定義します。 これがデフォルトです。
  • [すべての範囲] - 入力ラスターをすべて合わせた範囲として出力範囲を定義します。
  • [最後のラスターに一致] - 最後の入力ラスターの範囲を使用して出力範囲を定義します。

関連トピック


このトピックの内容
  1. 概要
  2. 備考
  3. パラメーター