LAS データセット プロパティ

ArcGIS Pro 3.4 | | ヘルプのアーカイブ

[カタログ] ウィンドウの [LAS データセット プロパティ] ダイアログ ボックスには、LAS データセットLAS ファイルまたは ZLAS ファイルに関する詳細情報が表示されます。このダイアログ ボックスでは、LAS データセットで参照される LAS ファイルから算出された詳細な統計情報を表示し把握することができます。LAS ファイルおよびサーフェス制御は追加または削除できます。点群データの分類、範囲、および属性に関する詳細な情報は、[LAS データセット プロパティ] ダイアログ ボックスを使用すると表示できます。

[LAS データセット プロパティ] にアクセスするには、[カタログ] ウィンドウの LAS データセット LAS データセット を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。

[カタログ] ウィンドウを使用して LAS データセットを追加する

空白の LAS データセットは、[カタログ] ウィンドウのフォルダー接続で作成できます。

空白の LAS データセットを追加するには、次の手順に従います。

  1. LAS データセットが常駐する フォルダー フォルダーを右クリックします。
  2. [新規] 新規 をポイントし、[新しい LAS データセット] LAS データセット をクリックします。
  3. 空白の LAS データセットが追加されます。
  4. [LAS データセット プロパティ] ダイアログ ボックスのオプションを使用し、LAS データセットを構築できるようになります。
  5. [LAS ファイル] タブと [サーフェス制御] タブを使用し、LAS ファイル、ZLAS ファイル、サーフェス制御を新しい LAS データセットに追加します。

ArcGIS Pro のデータの場所か、ディスク上の場所に、フォルダー接続を追加しておくと便利です。

フォルダー接続を追加するには、次の手順に従います。

  1. [カタログ] ウィンドウで、フォルダー ボタン フォルダー接続 をクリックします。
  2. [フォルダー接続の追加] フォルダー接続の追加 をクリックします。
  3. [フォルダー接続の追加] ダイアログ ボックスでフォルダーを参照して [追加] をクリックします。
  4. [カタログ] ウィンドウにフォルダーが表示されます。

[LAS データセット プロパティ] タブ

[LAS データセット プロパティ] ダイアログ ボックスにはいくつかのタブがあり、LAS データセットの構築、編集、保守に使用されます。

一般タブ

[LAS データセット プロパティ] ダイアログ ボックスの [一般] タブには、LAS データセットの一般情報、状態情報、および範囲情報が表示されます。

  • 名前 - LAS データセットの名前です。
  • LAS ファイル - LAS データセット中の LAS ファイルまたは Optimized LAS ファイル (ZLAS) の数です。
  • サーフェス制御 - LAS データセット内に表示されるサーフェス制御の数です。
  • LAS ポイント - LAS データセット内に含まれる LAS ポイントの総数です。
  • データ サイズ - LAS データセットが参照している LAS ファイルおよび ZLAS ファイルの合計サイズです。
  • 非圧縮サイズ - ZLAS に含まれている非圧縮データの合計サイズです。非圧縮データの合計サイズを計算するには、[サイズの計算] ボタンを使用します。LAS データセットに ZLAS ファイルがない場合は、[サイズの計算] ボタンは使用できません。
  • 相対パスで保存 - [データ ソースへの相対パス名を保存] オプションを使用すると、LAS ファイルと LAS データセットの両方を相互に相対的な別個のフォルダー格納場所に移動できます。
  • 範囲 - LAS データセットの範囲および空間単位です。

統計情報タブ

[統計情報] タブには、LAS データセット全体の統計情報が一覧表示されます。

このボタンが使用可能な場合、LAS データセットに変更が行われており、統計情報を更新する必要があります。[更新] ボタンをクリックすると、統計を更新できます。

  • 分類コード - LAS データセットに対して完了した分類に基づいて計算された統計情報です。統計情報は、ポイント数、各分類コードのポイント (%)、最小 z 値、最大 z 値、最小強度、最大強度、合成ポイント数などから構成されます。
  • 属性 - LAS データセットの LIDAR 属性から統計情報を計算します。統計情報には、最小値と最大値が含まれます。
  • リターン - LAS データセットの LIDAR ポイントのリターン値に基づいて、統計情報を計算します。統計情報は、ポイント数、ポイント (%)、最小 z 値、最大 z 値などから構成されます。
  • 分類フラグ - LIDAR ポイントごとにモデル キー、合成、オーバーラップ、および保留の各フラグを設定できます。3 つのフラグは、分類コードと同時に設定することが可能です。LAS データセットの統計情報は、各エンコーディング フラグ内にポイント数や LIDAR ポイント (%) を含めて構成されます。

LAS ファイル タブ

[LAS データセット プロパティ] ダイアログ ボックスの [LAS ファイル] タブには、LAS データセットに使用されている各 LAS ファイルの詳細情報が表示されます。 LAS データセットから現在参照されている LAS ファイルを直ちに追加または削除することも、あるいは新規作成された LAS データセットに初めてファイルを追加することもできます。LAS データセットで参照される LAS ファイルを編集するには、[ファイルの追加][フォルダーの追加]、および [削除] ボタンを使用します。

[表示] ドロップダウン リストをクリックし、表示される LAS ファイルのリストを変更できます。LAS ファイルの表示を絞り込むには、以下に示すオプションを使用できます。

  • [ファイル]
  • [フォルダー]
  • [見つからないファイル]
  • [空間参照のないファイル]
  • [統計情報が最新でないファイル]

デフォルトのビューは各 LAS ファイルから構成され、テーブルには [LAS ファイル] の名前、LAS の [バージョン][ポイント数][ポイント間隔][最小 Z 値][最大 Z 値] 設定、および [詳細] ボタンが一覧表示されます。

[LAS ファイルの絶対パスを表示] オプションが選択されている場合、各ファイルのディレクトリ パスが一覧表示されます。

[詳細] ボタンをクリックして、LAS データセットで参照される個別の LAS ファイルの統計情報を開きます。矢印ボタンを使用して、各ファイルの統計の詳細を参照します。

注意:

LAS データセットを ArcGIS Pro のレイヤーとして追加し、関与している LAS ファイルに編集が行われた場合、ArcGIS Pro に変更内容が表示されるように、そのレイヤーを削除してから再び追加する必要があります。

サーフェス制御タブ

[サーフェス制御] タブには、LAS データセット内に適用されている各サーフェス制御が表示されます。関与している各フィーチャクラスの [標高値のソース] パラメーターおよび [サーフェス フィーチャ タイプ] パラメーターの情報が提供されます。

LAS データセットセットが参照するサーフェス制御を追加または削除することも、あるいは新規作成された LAS データセットに初めてフィーチャクラスを追加することもできます。LAS データセットが参照するデータを編集するには、[追加] ボタンと [削除] ボタンを使用します。

注意:

LAS データセットを ArcGIS Pro のレイヤーとして追加し、サーフェス制御に編集が行われた場合、ArcGIS Pro に変更内容が表示されるように、そのレイヤーを削除してから再び追加する必要があります。

[ピラミッド] タブ

[ピラミッド] タブには、LAS データセットの LAS データセット ピラミッド構造の有無に関する情報が含まれます。ステータスと、ピラミッドの構築に使用される [ポイント選択] 方法がここに表示されます。LAS データセット ピラミッドを削除するには、[削除] ボタンをクリックします。

[座標系] タブ

[座標系] タブには、LAS データセットで使用される現在の座標系が一覧表示されます。

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