ネットワーク ダイアグラム ツールとコマンドは、[ユーティリティ ネットワーク] および [トレース ネットワーク] コンテキスト タブと、[ネットワーク ダイアグラム] ホーム タブおよびコンテキスト タブにあります。
ユーティリティ ネットワークおよびトレース ネットワーク タブ
[ユーティリティ ネットワーク] コンテキスト タブは、アクティブなマップ内にユーティリティ ネットワーク レイヤーが存在する場合に使用可能になります。
[トレース ネットワーク] コンテキスト タブは、アクティブなマップ内にトレース ネットワーク レイヤーが存在する場合に使用可能になります。
いずれの場合でも、ネットワーク ダイアグラム ツールは以下の 2 つのグループに分類されます。
ネットワーク ダイアグラム ホームおよびコンテキスト タブ
[ネットワーク ダイアグラム] ホーム タブは、アクティブなダイアグラム マップ ビューを表示しているときに使用できます。 デフォルトでは、新たに生成されたダイアグラムまたは標準のワークフローを使用して開いた既存のダイアグラムがダイアグラム マップ ビューに表示されます。
[ネットワーク ダイアグラム] コンテキスト タブは、アクティブなマップ ビューがダイアグラム マップではないものの、ダイアグラム レイヤーを参照しており、このアクティブなマップ ビューの [コンテンツ] ウィンドウでこのネットワーク ダイアグラム レイヤー (またはこのネットワーク ダイアグラム レイヤーの下のレイヤー) が選択されると使用可能になります。
[ネットワーク ダイアグラム] ホームおよびコンテキスト タブのネットワーク ダイアグラム ツールおよびコマンドは、以下の 4 つのグループに分割されています。
- [管理] - このグループには、ダイアグラムを管理できるコマンドが含まれています。
コマンド 説明 有効化条件 検索 [ダイアグラムの検索] ウィンドウを開きます。このウィンドウには、アクティブなユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークに関連したダイアグラムの検索に使用できる機能が用意されています。
このコマンドは常に有効になります。
保存 アクティブな一時的なダイアグラムをデータベースに長期間保存できる [ダイアグラムの保存] ツールを開きます。
アクティブなダイアグラムはまだ保存されていません。つまり、これは一時的なダイアグラムであり、ダイナミック モードがオフになっています。また、ダイアグラムに関連したテンプレートによって、ダイアグラムの保存が有効化されます。
アクティブなダイアグラム レイヤーは、ファイル ジオデータベースまたはモバイル ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークから取得されるか、ネットワーク ダイアグラム サービスから取得されます。つまり、エンタープライズ ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークへのデータベース コネクションから操作する場合、このツールは無効になります。
一貫性 開いている各ダイアグラムの一貫性を確認し、[コンテンツ] ウィンドウのダイアグラム レイヤーの横に表示されるアイコンに現在の状態を反映させます。
ダイナミック アクティブな一時的なダイアグラムの [ダイナミック] モードのオン/オフを切り換えます。 [ダイナミック] モードがオンになっている場合、ネットワーク マップでのネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトの選択の変更を反映するように、アクティブなダイアグラムのコンテンツが動的に更新されます。
アクティブなダイアグラムはまだ保存されていません。つまり一時的なものです。
アクティブなダイアグラム レイヤーは、ファイル ジオデータベースまたはモバイル ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークから取得されるか、ネットワーク ダイアグラム サービスから取得されます。つまり、エンタープライズ ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークへのデータベース コネクションから操作する場合、このツールは無効になります。
すべてのレイヤー アクティブなダイアグラムの [すべてのレイヤー] モードのオン/オフを切り替えます。 ダイアグラムで [すべてのレイヤー] モードがオンになっている場合、レイヤーにダイアグラム フィーチャが含まれているか否かにかかわらず、すべてのレイヤーが [コンテンツ] ウィンドウに表示されます。 ダイアグラムで [すべてのレイヤー] モードがオフの場合、ダイアグラム フィーチャを含むレイヤーのみが [コンテンツ] ウィンドウに表示されます。
このコマンドは常に有効になります。
- [変更] - このグループには、ダイアグラムのコンテンツを管理できるコマンドが含まれています。
コマンド 説明 有効化条件 再計算 ドロップダウン矢印をクリックし、使用するツールを選択します。
- [ダイアグラム範囲の再計算] - アクティブなダイアグラム範囲を再計算します。
- [格納器ジオメトリの再計算] - 関連付けられたすべての格納物の周囲で水平な長方形として再描画されるよう、ダイアグラム格納器のジオメトリを再計算します。
- [エッジ ジオメトリの再計算] - 関連付けられたダイアグラム ジャンクションの端点に適切に接続されるよう、ダイアグラム エッジのジオメトリを再計算します。
保存されていない編集はありません。
アクティブなダイアグラム レイヤーは、ファイル ジオデータベースまたはモバイル ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークから取得されるか、ネットワーク ダイアグラム サービスから取得されます。つまり、エンタープライズ ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークへのデータベース コネクションから操作する場合、このツールは無効になります。
更新 アクティブなダイアグラムを更新します。
保存されていない編集はありません。
アクティブなダイアグラム レイヤーは、ファイル ジオデータベースまたはモバイル ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークから取得されるか、ネットワーク ダイアグラム サービスから取得されます。つまり、エンタープライズ ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークへのデータベース コネクションから操作する場合、このツールは無効になります。
延長 接続性、通過可能性、格納、または付属物に関してアクティブなダイアグラムを 1 レベル拡張します。
保存されていない編集は存在せず、アクティブなダイアグラム レイヤーに対して [すべてのレイヤー] モードがオンになっており、ダイアログはまだ保存されていません。つまり一時的なものです。ダイアグラムに関連するテンプレートで、ダイアグラムの拡張が有効になっています。
アクティブなダイアグラム レイヤーは、ファイル ジオデータベースまたはモバイル ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークから取得されるか、ネットワーク ダイアグラム サービスから取得されます。つまり、エンタープライズ ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークへのデータベース コネクションから操作する場合、このツールは無効になります。
上書き アクティブなダイアグラムのコンテンツを、マップ内で現在選択されているネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトで上書きします。
複数のマップが開いている場合は、ドロップダウン矢印をクリックし、ダイアグラムを上書きするネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトがあるマップを選択します。 開いているマップが 1 つだけの場合は、[上書き] ボタンをクリックできます。
保存されていない編集は存在せず、アクティブなダイアグラム レイヤーに対して [すべてのレイヤー] モードがオンになっており、ダイアログはまだ保存されていません。つまり一時的なものです。
アクティブなダイアグラム レイヤーは、ファイル ジオデータベースまたはモバイル ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークから取得されるか、ネットワーク ダイアグラム サービスから取得されます。つまり、エンタープライズ ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークへのデータベース コネクションから操作する場合、このツールは無効になります。
アペンド マップ内で現在選択されているネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトをアクティブなダイアグラムに追加します。
複数のマップが開いている場合は、ドロップダウン矢印をクリックし、ダイアグラムに追加するネットワーク フィーチャまたはネットワーク オブジェクトがあるマップを選択します。 開いているマップが 1 つだけの場合は、[追加] ボタンをクリックできます。
保存されていない編集は存在せず、アクティブなダイアグラム レイヤーに対して [すべてのレイヤー] モードがオンになっており、ダイアグラムに関連するテンプレートで、ダイアグラムの拡張が有効になっています。
アクティブなダイアグラム レイヤーは、ファイル ジオデータベースまたはモバイル ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークから取得されるか、ネットワーク ダイアグラム サービスから取得されます。つまり、エンタープライズ ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークへのデータベース コネクションから操作する場合、このツールは無効になります。
- [レイアウト] - このグループには、ダイアグラムのコンテンツをレイアウトするために必要なツールとコマンドが含まれています。
コマンド 説明 有効化条件 ダイアグラム レイアウト [ネットワーク ダイアグラム] タブの一般オプションの [ネットワークデフォルト パラメーターを使用してレイアウトを適用する] オプションの状態に依存します。
- オフ - [ジオプロセシング] ウィンドウを開き、アクティブなレイアウト アルゴリズム ツール、[エネルギー方向レイアウトの適用] をデフォルトで読み込みます。これにより、実行前に必要に応じてアルゴリズム パラメーターを編集できます。
- オン - アクティブなレイアウトをアクティブなダイアグラムに適用します。 これがデフォルトです。
アクティブなレイアウト アルゴリズムが実行対象のものでない場合は、ボタンの下のドロップダウン矢印をクリックし、ギャラリーでアルゴリズムを選択します。
保存されていない編集はありません。
アクティブなダイアグラム レイヤーは、ファイル ジオデータベースまたはモバイル ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークから取得されるか、ネットワーク ダイアグラム サービスから取得されます。つまり、エンタープライズ ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークへのデータベース コネクションから操作する場合、このツールは無効になります。
フラグの設定
ドロップダウン矢印をクリックし、使用するレイアウト ツールを選択します。
- [ルート ジャンクションの設定] - ジャンクションをルート ジャンクションとして指定します。 ルート ジャンクションは、主軸ツリー レイアウトなどのツリー レイアウトによって使用されます。 そのようなジャンクションを指定すると、ツリーをレイアウトする際の起点のルート ジャンクションとして配置されます。 複数のジャンクションをダイアグラムのルート ジャンクションとして選択することができます。
- [端点ジャンクションの定義] - ジャンクションを端点ジャンクションとして指定します。 端点ジャンクションは、主軸ツリー レイアウトによって使用されます。 そのようなジャンクションを指定すると、1 つ以上の主軸の端点ジャンクションとして配置されます。 複数のジャンクションをダイアグラムの端点ジャンクションとして選択することができます。
- [ピボット ジャンクションの定義] - ジャンクションをピボット ジャンクションとして指定します。 ピボット ジャンクションはツリーの回転レイアウトの実行に必要です。 複数のジャンクションをダイアグラムのピボット ジャンクションとして選択することができます。
- [バリアの設定] - 選択したジャンクションまたはエッジにバリアを配置します。 バリアはツリーの回転レイアウトによって使用され、アルゴリズムがそのバリアを超えて実行されることを防ぎます。 複数のバリアをダイアグラムで設定することができます。
保存されていない編集はありません。
アクティブなダイアグラム レイヤーは、ファイル ジオデータベースまたはモバイル ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークから取得されるか、ネットワーク ダイアグラム サービスから取得されます。つまり、エンタープライズ ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークへのデータベース コネクションから操作する場合、このツールは無効になります。
レイアウトのコピー
1 つのダイアグラムからアクティブなダイアグラムに、ダイアグラム レイアウトをコピーします。
複数のダイアグラム マップが開いている場合、ドロップダウン矢印をクリックし、ソース ダイアグラム マップを選択します。
保存されていない編集はありません。
アクティブなダイアグラム レイヤーは、ファイル ジオデータベースまたはモバイル ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークから取得されるか、ネットワーク ダイアグラム サービスから取得されます。つまり、エンタープライズ ジオデータベース内のユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークへのデータベース コネクションから操作する場合、このツールは無効になります。
- [選択] - このグループには、別のダイアグラムやユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワーク マップに選択を反映可能なコマンドが含まれています。
コマンド 説明 有効化条件 選択 ドロップダウン矢印をクリックし、使用するフィーチャ選択ツールを選択します。
このコマンドは常に有効になります。
ダイアグラムに適用 アクティブなネットワーク ダイアグラムの選択セットを、[ネットワーク ダイアグラム] タブで現在指定されている反映オプションに従って、現在開いている他のネットワーク ダイアグラムに反映します。
コマンド ボタンの下のドロップダウン矢印をクリックしたときに特定のダイアグラムを選択した場合を除き、これらのコマンドは、開いている個々のダイアグラムに適用されます。
アクティブなダイアグラムで選択したフィーチャと、他のマップで開いている別のダイアグラムがあります。
マップに適用 アクティブなネットワーク ダイアグラムの選択セットを、[ネットワーク ダイアグラム] タブで現在指定されている反映オプションに基づいてユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワーク マップに反映します。
ユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークを参照する複数のマップがある場合は、コマンドは各マップに適用されます。 ただし、コマンドボタンの下のドロップダウン矢印から特定のマップを選択した場合は、コマンドはそのマップだけに適用されます。
アクティブなダイアグラムで選択されたフィーチャがあり、そのダイアグラムがあるユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークを参照する他のマップが開いています。
関連格納物の選択 選択したポリゴン ダイアグラム格納器 (複数可) の関連格納物であるダイアグラム フィーチャを選択します。
アクティブなダイアグラムでフィーチャが選択されています。
接続されたダイアグラム フィーチャの選択 アクティブなダイアグラム マップで選択中のダイアグラム フィーチャを直接接続するダイアグラム フィーチャを選択します。
アクティブなダイアグラムでフィーチャが選択されています。
ネットワーク マップの初期ダイアグラム フィーチャの検索 アクティブなダイアグラム格納物を構築するための初期入力として使用されるネットワーク フィーチャまたはオブジェクトを検索し、それらをネットワーク マップで選択します。
このコマンドは常に有効になります。
属性 選択したダイアグラム フィーチャの属性が表示される [属性] ウィンドウを開きます。
このコマンドは常に有効になります。
選択解除 現在選択されているすべてのフィーチャを選択解除します。
アクティブなマップに現在選択されているフィーチャのセットがあります。
空間条件で選択 [ジオプロセシング] ウィンドウを開き、[空間検索 (Select Layer By Location)] ツールを読み込みます。このツールによって他のレイヤーのフィーチャの位置を使用してフィーチャを選択できます。
このコマンドは常に有効になります。
属性条件で選択 [ジオプロセシング] ウィンドウを開き、[属性検索 (Select Layer By Attribute)] ツールを読み込みます。このツールによって属性値を使用してフィーチャを選択できます。
このコマンドは常に有効になります。
ネットワーク ダイアグラム オプション [ネットワーク ダイアグラム] タブがアクティブな状態で、ユーティリティ ネットワークまたはトレース ネットワークのオプションのダイアログ ボックスを開きます。このダイアログ ボックスでは、ネットワーク ダイアグラムを操作するときのさまざまなオプションを指定できます。