テーブルテンプレートの使用—ArcGIS Pro

[フィーチャ作成] ウィンドウと [属性] ウィンドウで直接テーブルテンプレートを使用することも、既存のフィーチャテンプレートにテーブルテンプレートを追加して、フィーチャの作成時に関連テーブルに行を自動的に挿入することもできます。

フィーチャ作成ウィンドウの使用

[フィーチャ作成] ウィンドウでテーブルテンプレートを使用すると、1 つ以上の行をターゲットテーブルに直接挿入して、テーブルが参加しているリレーションシップをすべて無視できます。アクティブなテンプレートビューで、設定済みの行数をオーバーライドできます。

テーブルテンプレートを直接使用する場合は、以下の手順を実施します。

[属性] ウィンドウで [行の挿入] コマンドを使用すると、1 つ以上の行を選択したフィーチャのテーブルに挿入できます。アクティブなマップでフィーチャを選択したり、開いたテーブルの行を選択したりできます。

[編集] リボンタブで、[選択] グループの [属性] コマンドをクリックします。
[属性] ウィンドウが表示されます。
[属性] ウィンドウの [選択] タブをクリックします。
[選択] ツールをクリックしてフィーチャを選択します。
または、[コンテンツ] ウィンドウのテーブルを右クリックし、[開く] をクリックして、テーブルの行を選択します。
選択したフィーチャがウィンドウの選択ツリービューに表示されます。
ウィンドウの選択ビューで選択肢を展開し、テーブル名を右クリックして、[行の挿入] をクリックします。
[行の挿入] ダイアログボックスが表示されます。
テーブルテンプレートを選択し、行数を指定します。
[OK] をクリックします。

テーブルテンプレートを既存フィーチャテンプレートに追加すると、フィーチャ作成時に行が関連テーブルに自動的に挿入されます。フィーチャテンプレートは、リレーションシップクラスに原点として参加するフィーチャを作成する必要があります。

フィーチャテンプレートに埋め込まれているテーブルテンプレートは、最適化しなかった場合に、フィーチャが作成されるたびにフィーチャをリレーションシップに追加するために [属性] ウィンドウを使用して追加の手順を実施する必要のあるワークフローを最適化できます。

デフォルトの原点主キー値を設定したり、原点主キー値を確認するようテンプレートを設定したりできます。テンプレートを使用してフィーチャを作成すると、指定された数の行が関連先テーブルに挿入され、関連値が外部キーフィールドに格納されます。

プロジェクトのリレーションシップクラスの主キーと外部キーを確認するには、[カタログ] ウィンドウのリレーションシップクラスを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。リレーションシップの情報は、[一般] サイドタブで確認できます。

フィーチャテンプレートにテーブルテンプレートを追加するか、現在フィーチャテンプレートに埋め込まれているテーブルテンプレートを確認するには、以下の手順を実施します。

[編集] リボンタブで [作成] をクリックします。
[フィーチャ作成] ウィンドウが表示されます。
アクティブなマップで原点としてリレーションシップクラスに参加するフィーチャを作成するフィーチャテンプレートをクリックします。
テンプレートを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
このコマンドは [テンプレートの管理] ウィンドウでも使用できます。
[テンプレートプロパティ] ダイアログボックスが表示されます。
[リレーションシップ] サイドタブをクリックします。
このタブは、フィーチャテンプレートがリレーションシップクラスに原点として参加するフィーチャを作成する場合のみ、使用できます。
関連テーブルと埋め込まれているテーブルテンプレートの名前がこのビューの一番上に表示されます。
既存テーブルを追加して、デフォルトの行数を指定するには、[追加] をクリックします。
[OK] または [キャンセル] をクリックします。