ファイルの場所または URL からレイアウトにピクチャを追加できます。 空間マップ シリーズでは、ページごとに更新されるダイナミック ピクチャを追加できます。
注意:
ピクチャが追加されると、そのピクチャはプロジェクトに保存され、元の画像ファイルとの接続は切断されます。 元のファイルが削除または更新されても、レイアウト内のピクチャに影響はありません。 ダイナミック ピクチャはマップ シリーズ インデックス レイヤーから添付ファイルまたはファイルの場所を参照するため、このことはダイナミック ピクチャには当てはまりません。
レイアウトへのピクチャの追加
レイアウトにピクチャを追加するには、次の手順を実行します。
- レイアウトがアクティブ ビューであることを確認します。
- リボンの [挿入] タブで、[ピクチャ] ドロップダウン ボタン をクリックし、ピクチャの追加方法を選択します。
- ファイルの場所からピクチャを追加するには、[ローカルまたはネットワーク パスから] を選択します。
- URL からピクチャを追加するには、[URL から] を選択します。
- ダイナミック ピクチャを追加するには、[ダイナミック ピクチャ] を選択します。 このオプションでは空間マップ シリーズが必要です。
- 追加するピクチャを選択します。
ピクチャの選択方法は、そのピクチャの挿入元によって異なります。
- ローカルまたはネットワーク パス ピクチャの場合、[ピクチャの挿入] ダイアログ ボックスでピクチャの場所を参照します。
- URL ピクチャの場合、[URL からピクチャを挿入] ダイアログ ボックスの [アドレス] テキスト ボックスに URL を追加します。
- ダイナミック ピクチャの場合、[ダイナミック ピクチャの挿入] ダイアログ ボックスで、インデックス レイヤー内の各ページのピクチャが含まれている添付ファイルまたはフィールドを選択します。 完全なピクチャ名がフィールドに存在しない、またはピクチャが複数のフィールドで利用できる場合、ArcGIS Arcade 式を使用することもできます。 [式] ボタン をクリックして式の設定を開き、Arcade 式を作成します。
- レイアウト上で、クリックまたはドラッグしてピクチャを配置します。
ボックスをドラッグした場合、そのボックス内にピクチャが表示されます。 1 点をクリックした場合、ピクチャが元のサイズで追加されます。
レイアウト上のピクチャの変更
ピクチャをレイアウトに追加した後で、ピクチャを変更できます。 レイアウト内のピクチャは元の画像ソースとの関連を維持しません。 ソース画像が更新された場合、レイアウト内の画像を変更して新しいバージョンを表示する必要があります。
レイアウト上の既存のピクチャを変更するには、次の手順を実行します。
- レイアウト上または [コンテンツ] ウィンドウでピクチャを選択します。
- ピクチャを右クリックし、[プロパティ] をクリックして [エレメント] ウィンドウを開きます。
- [ピクチャの変更] ドロップダウン ボタンをクリックし、新しいピクチャをどこから選択するかを選択します。
- ファイルの場所からピクチャを追加するには、[ローカルまたはネットワーク パスから] を選択します。
- URL からピクチャを追加するには、[URL から] を選択します。
- 表示するピクチャを選択します。
画像の選択方法は、その画像の挿入元によって異なります。
- ローカルまたはネットワーク パス ピクチャの場合、[ピクチャの挿入] ダイアログ ボックスでピクチャの場所を参照します。
- URL ピクチャの場合、[URL からピクチャを挿入] ダイアログ ボックスの [アドレス] テキスト ボックスに URL を追加します。
レイアウト上のピクチャが新しいピクチャに更新されます。
ダイナミック ピクチャ
マップ シリーズのインデックス レイヤー内でピクチャ ファイルの位置をポイントすると、空間マップ シリーズの各ページでダイナミック ピクチャが更新されます。 特定のインデックス フィーチャでフィールドの値が空の場合、ピクチャは表示されません。
注意:
ダイナミック ピクチャは、空間マップ シリーズとレポートでのみ利用できます。
ダイナミック ピクチャを追加した後、[エレメント] ウィンドウで、そのピクチャの基になるフィールドや式を編集したり、複数の添付ファイルが存在する場合には添付ファイルをフィルターすることができます。 [エレメント] ウィンドウを開くには、ピクチャを右クリックして [プロパティ] を選択します。
ピクチャ パス
ピクチャへのファイル パスを含むテキスト フィールドを使用している場合は、絶対パスまたは相対パスを使用できます。 完全パス (絶対パス) は、ローカル エリア ネットワーク上の共有ネットワーク フォルダーにアクセスするためのドライブ文字または UNC (Universal Naming Convention) で始まります。
絶対パスの例を次に示します。
パスの例 | 説明 |
---|---|
D:\Pictures\Landuse.png | ドライブ文字を使用した絶対パス |
\\Projects\Pictures\Landuse.png | UNC を使用した絶対パス |
相対パスの例を次に示します。
パスの例 | 説明 |
---|---|
Landuse.png | ArcGIS Pro プロジェクトと同じディレクトリにあるピクチャの相対パス |
Pictures\Landuse.png | ArcGIS Pro と同じディレクトリ内のフォルダーにあるピクチャの相対パス |
..\Pictures\Landuse.png | ArcGIS Pro プロジェクトの上のフォルダーにあるピクチャの相対パス |