タイム スライダー設定の構成

マップ内のレイヤーまたはスタンドアロン テーブルで時間が有効な場合、表示の上部に [時間] タブが表示され、時間スライダーとそのコントロールの動作を構成するための追加設定が可能になります。 設定は、[時間] タブの表示、現在の時間、移動間隔、スナップ、再生、全範囲、タイム ゾーンの各グループに整理されています。

表示

表示内の時間フィルタリングのオンとオフを切り替えるには、[コンテンツ] ウィンドウで時間が設定されたフィーチャ レイヤーを選択します。 [時間] タブの [表示] グループにある [時間の有効化] マップ時間 をクリックします。 タイム スライダーで時間の有効化と無効化を切り替えることもできます。

現在の時間

次の設定を使用して、マップ内の表示期間の時間を構成します。

アイテム説明

開始時間終了時間

マップの時間を特定の日時に設定します。 テキスト ボックスに直接入力します。または、日時ピッカー カレンダー をクリックして、年、月、日付、時間を選択します。

間隔

マップの表示か間隔です。これは、開始時間と終了時間の差です。 タイム スライダーを移動しても、間隔は一定のままです。

開始時間または終了時間の無効化/有効化

日時ピッカーの横にあるボタンを使用して、対応するタイム スライダー コントロールを [無効化] 開始時間の無効化 終了時間の無効化 するか、[有効化] 開始時間の有効化 終了時間の有効化 します。 開始時間を無効にすると、マップ内の時間は、終了時間前の全時間で表されます。 終了時間を無効にすると、マップ時間は、開始時間後の全時間で表されます。 両方を無効にすると、時間を無効にした場合、または全時間を表示する場合と同じになります。

開始時間または終了時間のロック/ロック解除

このオプションを使用すると、開始時間または終了時間が特定の時間にロックされます。 コントロールがロックされると、コントロールをドラッグして動かすことができなくなります。 また、再生中にコントロールは動きません。 これは、マップ内で、期間のどちら側 (開始時間または終了時間) がロックされたかに応じて時間が前方または後方に進む時系列データの累積再生をサポートするものです。 タイム スライダーによって、マップ内のすべての時間対応レイヤーに時間範囲フィルターが適用されます。

開始の除外 開始を含まない/開始を含む 開始を含む

表示時間が開始時間を超える値を含むように設定したり、開始時間以上の値を含むように設定したりすることができます。

終了を含まない 終了を含まない/終了の除外 終了を含む

表示時間が終了時間未満の値を含むように設定したり、終了時間以下の値を含むように設定したりすることができます。

ステップ

[移動間隔] グループでは、[次へ] または [前へ] ステップ コマンドを使用したとき移動する時間量、または再生中に移動する時間量を設定するオプションが提供されています。

アイテム説明

ステップ数

このオプションを使用して、ステップを相対的な時間量に設定します。 スライダーは、時間範囲を移動するときの指定したステップ数に分割されます。

ステップ間隔

このオプションを使用して、ステップを明示的な時間量に設定します。 値 (.5、1、100 など) と時間単位 (秒、月、年など) を使用して定義します。 [時間スナップ] が有効な場合、時間単位はロックされます。

レイヤー

このオプションを使用して、レイヤーの定義済みオフセットを使用するマップのタイム スライダーを移動します。 このオプションは、そのレイヤーの時間間隔レイヤー プロパティを設定した後に有効化され、[時間スナップ] がオフになります。 レイヤーの時間ステップ間隔は規則的 (温度計) または不規則 (地震) で、タイムスライダーがどのようにデータを移動するかを制御します。 時間間隔レイヤー プロパティが構成された複数のレイヤーがマップにある場合は、リストから選択します。

スナップ

時間スナップを有効にし、スナップが発生する間隔として時間単位 (日や年) を構成します。

アイテム説明

時間スナップ

時間の移動を簡単にするために、マップの現在の時間から標準的な時間単位 (日や年など) への自動スナップを有効化します。 最初に有効化すると、マップの時間が設定に合わせて更新されます。

時間スナップの間隔

マップの現在の時間範囲が、この時間単位に自動的にスナップされます。

再生

[再生] オプションを使用して、[再生] ボタンをクリックしたときのタイム スライダーの振舞いを構成します。

アイテム説明

すべてのステップを再生 すべてのステップを再生

スライダーのつまみの現在位置から、スライダー レンジの端まで、すべてのステップを自動再生します。 [一時停止] 一時停止 をクリックすると、再生を停止し、スライダー コントロールを最後に再生した位置に残します。

進む 次のステップへ進む/戻る前のステップに戻る

タイム スライダーの開始と終了のつまみを、現在の時間設定に従い、前方または後方に移動します。

再生速度

このスライダーを使用して、相対的な表示速度を設定します。 このオプションは、次のステップに進む前に各時間ステップで一時停止する時間量を調整します。

方向 正方向 逆方向

時間を前方に進んで再生するのか、後方に進んで再生するのかを設定します。

繰り返し 繰り返し

スライダーのつまみがスライダー バーの終端に達したとき、デフォルトではコントロールが停止します。 必要に応じて、同じ方向に連続してループ再生するように設定できます。

反転 折り返し

スライダーのつまみがスライダー バーの終端に達したとき、引き続き反対方向に再生してから停止します。

全体表示

[全範囲] グループは、[全範囲] ボタン 全時間範囲 をクリックしたときにスライダー バーに設定される時間範囲を定義します。

アイテム説明

時間が有効なすべてのデータ

全時間範囲を、マップ内のすべての時系列レイヤーの範囲に定義します。 これがデフォルトのオプションです。

時間が有効なすべての表示データ

全時間範囲を、マップに表示されているすべての時系列レイヤーの範囲に定義します。 この時間範囲は、レイヤーの表示設定が変更されると更新されます。

ユーザー定義

全時間範囲を、開始時間および終了時間編集コントロールで定義された範囲に定義します。 これらのコントロールの値のいずれかを編集すると、このオプションは自動的にユーザー定義に設定されます。

レイヤー

マップ内のすべての時間対応レイヤーがドロップダウン リストに表示されます。 レイヤーを選択すると、全時間範囲が、そのレイヤーの範囲に定義されます。

全体表示 全時間範囲

タイム スライダーに定義された全範囲を設定します。

範囲のロック解除

スライダーのレンジのロックが解除され、対話的に変更できるようになります。

タイム ゾーン

このグループを使用すると、マップ時間の時間基準を定義できます。

アイテム説明

タイム ゾーン

マップで使用されるタイム ゾーンを設定します。 マップのタイム ゾーンに応じて、異なるタイム ゾーンの時間対応レイヤーのコンテンツが表示されます。 マップのタイム ゾーンがなしに設定されている場合は、すべての時間対応レイヤーが、タイム ゾーンが存在しないかのように、未処理の値を使用して表示されます。

必要に応じて、タイム ゾーンが表示される際に使用される形式を選択することもできます。 3 つの選択肢があります。

  • [IANA] - タイム ゾーンは、IANA (Internet Assigned Numbers Authority) の拡張名を使用して表示され、標準時間およびサマータイムのオフセットを含みます。
  • [IANA (省略形)] - タイム ゾーンは、IANA (Internet Assigned Numbers Authority) の場所名を使用して表示され、標準オフセットのみを含みます。
  • [Microsoft Windows] - タイム ゾーンは、Microsoft Windows オペレーティング システム名を使用して表示されます。 これがデフォルトです。

サマータイムを適用

サマータイムを時間基準として、所定の日付にサマータイムのルールに従って時刻を調整すべきかどうかを指定します。

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