レポートの設計

フォントやテキストの色などの事前定義されたフィールドのプロパティを使用して、レポートの作成時に、各エレメントを変更することなくレポートの最初の外観を定義できます。 スタイリング、ページ サイズ、ページの向き、マージン スペースの各オプションは、レポート作成プロセスを円滑に進めるため、レポート作成時に Esri のデフォルト テンプレートから使用できます。 カスタム テンプレートにこの情報がすでに含まれているため、カスタム テンプレートから作成されるレポートには、これらのオプションは含まれません。

デザインには、次のような選択肢があります。

  • スタイリング - エレメントの外観のプロパティを指定します。 黒および白がデフォルトです。
  • ページ単位 - ページ サイズとマージンの両方に使用される計測単位。 デフォルトは、オペレーティング システムから生成されます。
  • ページ サイズ - エクスポートされるレポートのサイズ。 レターがデフォルトです。
  • 方向 - エクスポートされるレポートの方向。 縦がデフォルトです。
  • 余白 - エクスポートされるレポートの外側エッジの周囲に確保される空白スペース。 標準がデフォルトです。

レポート スタイリングのテーマ

レポートのスタイリングは、エレメントの外観のプロパティを指定します。 テキスト スタイリングには、色、フォント、文字の配置、間隔などがあります。 レポートでは、選択したスタイリングがすべてのサブセクションやエレメントに影響します。 サブセクションのスタイリングには、背景色などがあります。

スタイリングには 4 つの選択肢があります。

  • スタイリングなし - スタイリングは適用されません。 色とシンボルは、選択したテンプレートで定義されます。
  • 黒および白 - 白黒プリンターで使用します。 これがデフォルトです。
  • クール トーン - 青の線および背景、およびグレーのフォントを使用します。
  • ウォーム トーン - オレンジ色の線と背景、およびグレーのフォントを使用します。

選択したスタイリングは、レポートの作成時にレポート ビューに表示されます。 ただし、詳細代替行の色は例外です。これは、レポートを PDF ドキュメントとして共有しなければ表示されません。

ヒント:

レポートのスタイリングは、レポート システム スタイルの項目から生成されます。これは「プロジェクトに追加」することができます。

新しいレポートの作成ウィンドウでのレポートのデザイン

スタイリングおよびページ設定は、オプションでレポートに適用できる構成です。 スタイリング オプションは、Esri デフォルト テンプレートを基にした新規レポート作成中にのみ使用できます。 スタイリング オプションを設定するには、以下の手順に従います。

  1. [挿入] タブの [プロジェクト] グループで、[新しいレポート] 新しいレポート をクリックして [新しいレポートの作成] ウィンドウを開きます。

    または、[コンテンツ] ウィンドウ内でレイヤーを右クリックして [新しいレポート] 新しいレポート をクリックし、ウィンドウを開いてレポートのデータ ソースを直接設定します。

  2. [新しいレポートの作成] ウィンドウで、任意のテンプレートを選択して、レポートのレイアウトを定義します
  3. [次へ] をクリックして、レポートに名前を付け、データ ソースを設定します。
  4. [次へ] をクリックして、レポートの「データをフィルターし、フィールドを指定」します。
  5. [次へ] をクリックして、グループ化、並べ替え、統計サマリーの任意のレベルを設定し、必要に応じてデータの整理を実行します。
  6. [次へ] をクリックして、表示 オプションを定義します。
  7. [スタイリング] ドロップダウン メニューで、スタイリング テーマを選択します。
  8. ページ設定内で、[ページ単位] ドロップダウン メニューを必要に応じて変更します。
  9. [ページ サイズ] オプションで、ドロップダウン ギャラリーからエクスポートされるレポート用紙のサイズを選択して [プリンターからページを選択] ボタン プリンターからページを選択 を押すか、[幅][高さ] の値を手動で調整します。
  10. [方向] で、[縦] Portrait または [横] Landscape を選択します。
  11. [余白] ドロップダウン メニューで、最後にエクスポートされたレポートの余白の設定を選択します。 または、[カスタム] を選択して独自の余白を指定します。

    参考として、選択した余白の計測値がドロップダウン メニューの下の欄に表示されます。 余白領域は、レポート ビューからトリミングされ、レポートのエクスポート時にのみ表示されます。

  12. [完了] をクリックすると、現在の設定を使用してレポートが生成されます。

レポートのプロパティでのページ設定の変更

ページ設定は、以下の手順に従って設定を行った後に変更できます。

  1. [コンテンツ] ウィンドウで、レポート文書の表題を右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
  2. [ページ設定] タブをクリックします。
  3. 必要に応じて、ドロップダウン ギャラリーを使用して、[ページ単位] を変更します。
  4. [ページ サイズ] オプションで、ドロップダウン ギャラリーからエクスポートされるレポート用紙のサイズを選択して [プリンターからページを選択] ボタン プリンターからページを選択 を押すか、[幅][高さ] の値を手動で調整します。
  5. [方向] で、[縦] Portrait または [横] Landscape を選択します。
  6. [余白] ドロップダウン メニューで、最後にエクスポートされたレポートの余白の設定を選択します。

    • 参考として、選択した余白の計測値がドロップダウン メニューの下の欄に表示されます。
    • [カスタム] を選択し、矢印キーを使用するか、新しい値を入力して、カスタム余白を指定します。
  7. [OK] をクリックして、変更を適用します。

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