AIX にエクスポート

AIX 形式のファイルは ArcGIS Maps for Adobe Creative Cloud エクステンションで使用されます。 このエクステンションを使用すると、ベクターおよびラスター マップのコンテンツがレイヤー化された編集可能なアートワークに変換され、Adobe Illustrator での編集環境を改善できます。 ファイルを Illustrator で開くと、ハイエンドのグラフィックスを使用したデザインやマップの仕上げワークフローに使用できるようになり、他の Adobe Creative Cloud アプリケーションに移行することができます。 マップとレイアウトを .aix ファイルとして作成するためのベスト プラクティスの詳細。

.aix ファイルをエクスポートする際は、マップ ビューまたはレイアウト ビューがアクティブであることを確認してください。 [共有] タブで、アクティブ ビューに応じて [マップのエクスポート] マップのエクスポート または [レイアウトのエクスポート] レイアウトのエクスポート をクリックし、[エクスポート] ウィンドウを開きます。 [ファイル タイプ][AIX] に変更します。 ファイルの名前と場所、その他のプロパティを設定し、[エクスポート] をクリックします。

注意:

一部のオプションは、マップまたはレイアウトにエクスポートする場合のみ使用できます。 マップをエクスポートする際は、マップ エクスポートのサイズを設定できます。 レイアウトをエクスポートする際は、グラフィックス範囲でクリップできます。

注意:
次のいずれかのブレンド モードを使用するレイヤーを AIX 形式にエクスポートすると、ブレンドの外観を維持するためにラスター化 (および下のすべてのレイヤーとともに平坦化) されます。
  • 覆い焼き (リニア)
  • 焼き込み (リニア)
  • リニア ライト
  • ピン ライト
  • ビビッド ライト

.aix ファイルにエクスポートする際は、次のプロパティを使用できます。

プロパティ説明

レイアウトを背景に維持

レイアウトをエクスポートする際は、ページの背景をグラフィックスにしておきます。

選択シンボルを表示

出力ファイルで選択したフィーチャをマップまたはマップ フレームに表示します。 このオプションをオフにしても、ビュー内の選択には影響せず、出力ファイル内の選択のみに影響します。

非表示のレイヤーを含める

このプロパティをオンにすると、表示設定がオフのレイヤーを含む、マップ内のすべてのレイヤーがエクスポート ファイルに含まれます。 すべてのレイヤーの表示設定ステータスは、エクスポート ファイルに保持されます。 このオプションを使用すると、同じデータの複数のビューを含む成果物を作成できます。 このプロパティをオフにすると、マップ内の表示レイヤーのみがエクスポート ファイルに含まれます。 非表示のレイヤーは削除されます。

画像圧縮

出力 ファイル内の画像またはラスター データを圧縮するために使用される圧縮スキーム。 次から選択します。

  • [なし] - 圧縮は適用されません。
  • [アダプティブ] - ストリームのコンテンツに応じて、JPEG 圧縮とデフレート圧縮を組み合わせます。 ほとんどの場合に効果的です。
  • [デフレート] - ほとんどの場合に効果的な可逆圧縮方法。
  • [JPEG] - 写真のような画像で効果的な非可逆圧縮方法。
  • [JPEG 2000] - [JPEG] よりもファイルのサイズが小さい高品質圧縮方法。 この圧縮方法は、品質 100 に設定すると可逆圧縮になります。
  • [LZW] - コード テーブルを使用する可逆圧縮方法。
  • [RLE] - 同じ色の大きなエリアがある場合に効果的なランレングス圧縮 (可逆圧縮方法)。

品質

エクスポートに適用される画像圧縮の量。 低品質の場合はファイル サイズが小さくなりますがデータがあまり鮮明ではなく、最高品質の場合はファイル サイズが大きくなりますがデータが鮮明になります。 これは、特定の圧縮タイプが使用されている場合にのみ適用されます。

ベクター解像度

レイアウトのベクター データの有効 dpi。 [DPI] はレイアウトのエクスポート時にのみ使用できます。 マップをエクスポートする場合、dpi は自動的に計算されます。

ラスター リサンプル

ラスター リサンプリングの量。 このコントロールは、出力でのラスター コンテンツの有効解像度を決定します。 たとえば、出力画像品質のリサンプリング率を 1:2 に設定した場合、出力解像度が 300 dpi に設定されていると、ラスター コンテンツは約 150 dpi で出力されます。 多くの場合、品質に明らかな影響を及ぼすことなく、ベクター データよりも低い dpi のラスター データを含めることができます。これによって出力ファイル サイズが小さくなります。

埋め込みフォント

エクスポート ファイルに埋め込み可能フォントを含め、異なるプラットフォーム間でフォントの一貫性を維持します。 この設定にかかわらず、埋め込みをサポートしないフォントは含まれません。

テキストをグラフィックスとして正しく編集するには、Illustrator でフォントをインストールし、アクセス可能にする必要があります。 フォントを埋め込み、共有する前に、共有権限を確認します。

文字マーカー シンボルをポリゴンに変換

フォント絵文字に基づくマーカー シンボルを、フォント絵文字としてエクスポートするか、ポリゴンとしてエクスポートするかを制御します。 ライセンスまたはファイル形式の制限 (AI はフォントを埋め込めません) のためにフォントを埋め込むことができない場合に、適切なフォントがインストールされていないコンピューター上で出力を表示するには、このオプションをオンにします。 これは、フォントベースのマーカー シンボルにのみ適用され、テキストには適用されません。

カラー プロファイルの埋め込み

マップまたはレイアウトのカラー プロファイル セットをエクスポート ファイルに含めます。 これにより、ファイルを別のデバイスで表示した場合でも、色の一貫性を維持できます。 プロファイルが埋め込まれていない場合、または色管理されていないビューアーが使用される場合、色は画面上の表示と大幅に異なる可能性があります。

このオプションは、色管理が有効な場合のみ利用できます。 色管理が有効になっておらず、色空間が CMYK に設定されている場合、エクスポートには引き続き CMYK 色空間が含まれます。 これにより、エクスポートしたファイルを見たときに、一部の色が異なって表示されることがあります。

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