アタッチメント ツールのワークフロー

アタッチメント ツールセットのツールは、アタッチメントのバッチ処理のための柔軟な環境を提供します。 これらのツールは、大量のファイルを一括操作で添付する必要がある場合に使用します。 さらに、このツールセットには、個々のアタッチメントの処理をサポートするツールも含まれています。

アタッチメント ツールを使用する 2 つの一般的なシナリオを以下に示します。

  • アタッチメント ツールは、ルックアップ テーブルを使用して、個々のファイルを入力テーブルまたはフィーチャクラスの個々の行に関連付けます。
  • 入力テーブルとフィーチャクラスには、ファイル パスまたはファイルの名前が格納されている属性フィールドがあります。

どちらのシナリオでも、[アタッチメントの有効化 (Enable Attachments)] ツールを使用して、入力テーブルまたはフィーチャクラスのアタッチメントを有効にします。 アタッチメントを有効にすると、アタッチメントの管理に必要なシステム テーブルとリレーションシップが作成されます。

例 1: 照合テーブルを使用してアタッチメントを追加

入力テーブルまたはフィーチャクラスのアタッチメントを有効にした後、[アタッチメント照合テーブルの作成 (Generate Attachment Match Table)] ツールを使用して、照合テーブルを作成します。この照合テーブルを使用して、入力テーブルのレコードがディスク上のファイルに関連付けられます。 添付するファイルが格納されているフォルダーを [入力フォルダー] パラメーターの値として指定し、[キー フィールド] パラメーターの値を指定します。 このツールは、入力テーブルの各行を反復処理して、その行の [キー フィールド] の値を [入力フォルダー] 内のすべてのファイルと比較します。 ファイルのベース名 (ファイル拡張子を除いたファイル名) がキー フィールドの値と一致すると、一致したものと見なされます。 作成された出力には、MATCHID フィールド (入力テーブルまたはフィーチャクラスのオブジェクト ID フィールドを表す) と FILENAME フィールド (一致するファイルへのファイル パス) が含まれています。

アタッチメント照合テーブルが生成された後、[アタッチメントの追加 (Add Attachments)] ツールを使用して、入力データセットのレコードにファイルを添付します。 [アタッチメントの追加 (Add Attachments)] ツールは、入力テーブルまたはフィーチャクラスの [入力結合フィールド] パラメーター値の値を、[照合テーブル] パラメーター値の [照合結合フィールド] パラメーター値の値と比較します。 この 2 つの値が等しい場合、照合テーブルの [照合パス フィールド] 値からのファイルが入力テーブルまたはフィーチャクラスにアタッチメントとして追加されます。

注意:

[アタッチメント照合テーブルの作成 (Generate Attachment Match Table)] ツールを使用して照合テーブルを作成することが推奨されますが、必須ではありません。 使用可能なキー フィールドが入力データセットに含まれていない場合、編集セッションから手動で、またはデータに適したカスタム スクリプトを使用して自動的に、照合テーブルを作成できます。 照合テーブルには次のフィールドが含まれている必要があります。

  • お使いのコンピューター上のアタッチメント ファイルのパスまたは名前が格納されているフィールド。
  • 照合テーブルを入力テーブルまたはフィーチャクラスに結合する際に使用可能な値が格納されているフィールド。

例 2: 別個の照合テーブルを使用せずにアタッチメントを追加

アタッチメントを有効にした後、別個の照合テーブルを使用せずに、入力テーブルまたはフィーチャクラスを使用してアタッチメントを追加できます。 添付するファイルへのパスが格納されているフィールドが入力テーブルに存在する場合、これだけを使用して操作を実行でき、別個の照合テーブルは必要ありません。 [アタッチメントの追加 (Add Attachments)] ツールを使用し、[入力データセット] および [照合テーブル] パラメーターの値として同じテーブルまたはフィーチャクラスを指定し、[照合パス フィールド] パラメーターの値として、アタッチメント ファイルのファイル パスまたは名前が格納されている入力データセットのフィールドを指定します。

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