ローカル フォルダーまたはクラウド ストレージ コネクションからアクセスされる Apache Parquet ファイルのデータは、次のいずれかを実行するとローカルにキャッシュされます。
- Parquet ファイルからデータをマップまたはシーンに追加する。
- [カタログ] ウィンドウで、Parquet ファイルからフィールド ビューを開く。
- [カタログ] ウィンドウで、Parquet ファイルから [プロパティ] ダイアログ ボックスを開く。
これらのローカル キャッシュは、ユーザーおよびコンピューターごとに作成されます。 キャッシュによって、データが存在するときにデータをクエリしたり、マップやシーンで画面移動またはズームするときのパフォーマンスが向上します。 また、キャッシュは ArcGIS に必要な一意識別子フィールドも提供します。これにより、ArcGIS Pro は多数のフィーチャの表示を改善するために、フィーチャをビンに集約できます。
Parquet ファイル内に存在するデータの量が多いほど、キャッシュを生成するのにかかる時間は長くなります。 上記のいずれかのタスクを実行するときに ArcGIS Pro がキャッシュを生成する時間をなくすには、Python ウィンドウで CreateParquetCache ArcPy関数を実行して、まずキャッシュを作成しておきます。
ソースの Parquet ファイルの最終更新日が変更されると、ArcGIS Pro はローカル キャッシュを再作成します。
ArcGIS Pro は、過去 30 日間にアクセスされなかった小さなキャッシュ (1 GB 以下) を自動的に削除します。 この場合、上記の操作と以下の操作でのアクセスが記録されます。
- データが保存されるマップまたはシーンを開く。
- [コンテンツ] ウィンドウのレイヤーのショートカット メニューで [データ設計] > [フィールド] の順にクリックして、マップ レイヤーのフィールド ビューを開く。
- [コンテンツ] ウィンドウのレイヤーのショートカット メニューで [プロパティ] をクリックして、マップ レイヤーの [プロパティ] ダイアログ ボックスを開く。
キャッシュの構築には時間がかかるため、1 GB を超えるキャッシュは保持されます。
ヒント:
キャッシュの詳細については、「ArcGIS Pro での Parquet ファイルの使用に関する FAQ」をご参照ください。