[Business Analyst データの追加] ユーティリティーを使用すると、標準区画または六角形に ArcGIS プロジェクトや解析で使用する人口統計データを付加することで、単一レベルの区画のデータセットを構築できます。 ローカル データセットをダウンロードして接続した場合、このデータをレイヤーに追加して、さらに詳細な解析を行うことができます。
注意:
オンライン データ ソースに接続している場合、このユーティリティーは使用できません。 このユーティリティーを使用するには、Business Analyst データ ソースとしてローカル データセットを選択する必要があります。
適用例
[Business Analyst データの追加] ユーティリティーは、次のような場合に適用できます。
| アプリケーション | 説明 | 使用されるデータの例 |
|---|---|---|
南カリフォルニアの貧困に関する調査 | ある公衆衛生の研究者が、ロサンゼルス郡の貧困にフォーカスした健康状態を調査したいと考えています。 このために、ブロック グループ レベルの貧困に関連する 50 の変数データを付加したレイヤーを作成します。 |
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| 営業テリトリー管理 | ある営業マネージャーが、トロント大都市圏の販売員の作業配分を計画しています。 このために、細分地域レベルの人口指標データを付加したレイヤーを作成し、テリトリー ソリューションに利用します。 |
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各州間の小売評価 | ある企業が、中西部における自社製品の市場を調査しています。 このために、イリノイ州、インディアナ州、アイオワ州の小売支出データを含むレベル 7 六角形のデータセットを作成します。 |
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Business Analyst データの追加
レイヤーに Business Analyst データを追加するには、次の手順に従います。
- [解析] タブで、[ビジネス解析] をクリックしてギャラリーを開き、[Business Analyst データの追加] ボタン
をクリックします。 通知ウィンドウが開き、データのガイドラインとベスト プラクティスへのリンクが表示されます。 必要に応じてこのリンクをクリックし、Business Analyst データに関する情報を確認します。
- ウィンドウを閉じるには、次のいずれかを実行します。
- [OK] をクリックします。 次回ユーティリティーを開いたときに、このウィンドウが表示されます。
-
[今後、これを表示しない] チェックボックスをオンにして [OK] をクリックします。
[Business Analyst データの追加] ウィンドウが表示されます。
- 次のオプションを使用して解析の対象地域を設定します。
- [対象地域] 検索フィールドで、標準区画を使用する解析の範囲を定義します。 検索語句を入力すると、標準区画のリストが人口順で表示されます。 リストで 1 つ以上の標準区画をクリックして、対象地域に追加します。 [対象地域] フィールドには、同じタイプの標準区画を複数追加できます。 対象地域は、個別に、または [すべて削除] をクリックして削除できます。
- [フィルター] ドロップダウン リスト
を使用して、現在のマップ範囲
または現在マップ上にある境界レイヤーを対象地域として選択します。 ポリゴン レイヤーは一度に 1 つ使用できます。
注意:
複数の区画単位による商圏 (3 つの郡など) が使用されている場合や、境界レイヤーに複数のフィーチャがある場合 (15 の到達圏があるレイヤーなど)、対象地域は 1 つのディゾルブされたポリゴンとして作成されます。
- 以下のオプションを使用して詳細レベルを設定します。
- [境界モード] で [区画] または [六角形] を選択します。 境界モードを切り替えると、データ レイヤー内の既存のサブレイヤーがすべて置き換えられます。
- [詳細レベル] ドロップダウン リストを使用して、マップに表示する区画レベル (郡、郵便番号、六角形の解像度など) を指定します。
- 必要に応じて、[追加]
をクリックしてデータ ブラウザーを開き、レイヤーに追加する変数を選択します。 [リストの保存] をクリックして変数をカスタム リストとして保存するか、[すべて削除] をクリックして選択した変数をすべて削除できます。注意:
対象地域のデータを保有している限り、ユーザー自身が作成した統計データ コレクションから変数を追加できます。 - [出力] フィールドを使用してレイヤーの名前を作成し、[参照] ボタン
をクリックして格納場所を選択します。 - レイヤーを作成するには、次のいずれかを実行します。
- [適用] をクリックしてレイヤーを作成し、ユーティリティー ウィンドウは開いたままにします。
- [OK] をクリックしてレイヤーを作成し、ワークフロー ウィンドウを閉じます。