Image Analyst ライセンスで利用できます。
セキュリティー カメラなどの静的センサーから、ArcGIS Pro のモーション イメージ ツールに必要なメタデータを持たないビデオのメタデータを作成できます。 以前は、完全なメタデータの利用可否の理由から、特定のセンサーで収集されたビデオ データのみが、モーション イメージ ツールのすべての機能を使用できました。 [メタデータの作成] ツールを使用すると、必要なセンサー情報を入力し、ArcGIS Pro および ArcGIS Video Server で使用できる .ts ファイルを作成できます。
メタデータを作成するための ArcGIS Pro の設定
ビデオ メタデータを作成するには、次の手順を実行します:
- 新しいまたは既存の ArcGIS Pro プロジェクトを開きます。
- メタデータを持たないビデオ ファイル、またはサイド カー メタデータ ファイルを読み込みます。
- [ビデオ プレーヤー] ウィンドウ タブをクリックします。
- [メタデータ] コンテキスト タブをクリックします。
- [静的センサー] を選択して静的センサーのビデオ メタデータを作成します。
ツール ウィンドウが表示され、[入力ウィンドウ] ダイアログ ボックスにビデオがあらかじめ読み込まれます。 プロジェクトに複数のビデオがある場合、ドロップダウン メニューで別のビデオを選択できます。
センサー情報
[センサー情報] プロンプトのセットを使用して、モーション イメージ ツールに必要なビデオ メタデータを作成します。 提供できる情報が多いほど、ビデオのフットプリントと機能の結果は良好になります。
[センサーの位置] を設定するには 2 つのオプションがあります。 センサーの座標を手動で入力または貼り付けるか、[ポイント選択ツール] を使用できます。
注意:
座標選択ツールを有効にするには、[マップ] ウィンドウを選択している必要があります。
[高さ] パラメーターを使用すると、センサーを垂直方向にオフセットできます。 高さを入力したら、単位と、その高さがテレイン、楕円体、または平均海水面からの高さのいずれであるかを指定する必要があります。
次のパラメーターを使用すると、ビデオに最適なフットプリントを提供でき、モーション イメージ ツールはビデオ メタデータを使用できます:
- [仰角] - センサーの上下方向の動きで、垂直方向角度で、地平線の上方または下方のビューを取得します。 正の値は上向き、負の値は下向きを指し、0 度は地平線と水平です。
- [相対方位角] - センサーの左右方向の動きです。 0 度は真北を指し、180 度は真南を指します。
- [視野の水平角] - センサーの水平方向の視野角です。 小さい値は狭い視野を表し、大きい値は広角視野を表します。
- [視野の鉛直角] - センサーの垂直方向の視野の角度高さです。 小さい値は狭い垂直方向の視野を表し、大きい値はフレームの中心の上下方向の視野範囲が広いことを示します。
- [遠距離] - センサーがビデオ内で対象物を識別できる最遠距離です。 このオプションのボックスをオンにすると、距離と計測単位を設定できます。
[ダイナミック プレビュー] - パラメーター値が入力されている場合、ツールを実行する前にマップ上にフットプリントを表示できます。
時間値
正確な [開始時間] を設定することは、ビデオが地理空間的にも時間的にも正確であるために重要です。 [開始時間] が正確でない場合、[ビデオ検索] などの他のツールが正しく動作せず、正しい結果を作成できません。 このツールは、時間の入力とビデオの長さを使用して、各フレームの時間値を外挿します。
時間が UTC に変換されるため、[開始時間] フィールドは正確に入力する必要があります。 
出力ファイル
[出力ビデオ ファイル] と [出力メタデータ ファイル] の名前と場所を設定できます。 [出力ビデオ ファイル] は必須であり、.ts ビデオ ファイルになります。 [出力メタデータ ファイル] は必須ではなく、確認と保存が可能な .csv メタデータ ファイルがエクスポートされます。
マップに追加
[メタデータの作成] ツールの最後のオプションは [マップに追加] です。 このオプションを使用すると、ツールの完了後に、エクスポートされた .ts ビデオ ファイルがプロジェクトに追加されます。