バージョン対応環境におけるパーセルの競合の解決

パーセルの競合は、同じパーセルが異なるバージョンで同時に編集されると発生します。 このシナリオは、長期間開かれていたバージョンでパーセルが編集され、その後パーセルに対する他の変更がリコンサイルされ、デフォルトにポストされた場合に発生する可能性があります。

パーセルの編集があるバージョンをリコンサイルする際に、同じパーセルへの更新がデフォルトにポストされている場合は、パーセルの競合の解決機能を使用して、パーセル ジオメトリーとパーセル系統の競合を自動的に解決できます。

[競合] ウィンドウに加えてパーセルの競合の解決機能を使用すると、次の操作を実行できます。

  • パーセル ジオメトリーの自動マージおよび更新
  • パーセル系統の自動レクティファイ
  • 別のバージョンの属性と競合するパーセル属性値の選択

注意:

パーセルの競合の解決機能は、2 つのバージョンで変更されている単一パーセルに対してのみ使用します。 この機能は、1 つのバージョンで複数の小さなパーセルに分割されている大きなパーセルでは適切に機能しない場合があります。 この機能では、編集内容を比較するために、2 つの異なるバージョンにある 2 つの単一パーセルが必要です。

パーセルの競合の回避

可能であれば、異なるバージョンで同時にパーセルを編集することは避けることをおすすめします。 バージョンを長時間開いたままにすることは、その間に他のバージョンが同じパーセルに編集内容をポストできるため避けてください。 異なるバージョンの同じパーセルを編集せざるを得ない場合は、そのパーセルに対して実行されるレコード主体のワークフローごとに、別々のバージョンを作成する必要があります。 このような方法で、パーセルの競合の解決機能を使用して、競合するパーセル系統を修正および解決することができます。

大きな公道や、広い地域にわたる似たタイプのパーセルを維持することは避けてください。 可能であれば、公道用地パーセルを小さなパーセルに分割して、異なるバージョンでパーセルが同時に編集されないようにしてください。

パーセル レコードの競合

異なるバージョンの異なるレコードによって同じパーセルが廃止されると、パーセル レコードの競合が発生します。 このシナリオは、パーセルが (レコード主体のワークフローによって) 異なるバージョンで編集され、元のパーセルが 2 つの異なるパーセル レコードによって廃止された場合に発生する可能性があります。 この結果、パーセル系統が正しくなくなります。 リコンサイルすると、パーセル レコードの更新が以前のバージョンのパーセルにポストされている場合は、次の図に示すように、レコードの競合とパーセル ジオメトリーの競合が発生します。

パーセルの競合を解決すると (下記のパーセルの競合の解決セクションで説明)、パーセル系統が修正され、リコンサイルされるバージョンのパーセル ジオメトリーが更新されます。

パーセル レコードの競合

上の図では、バージョン B をリコンサイルした後にパーセルの競合を解決すると、バージョン A からポストされたジオメトリーの更新によってパーセル ジオメトリーが更新されます。 レコード B のパーセル系統は、次の図に示すように、レコード A の系統の変更を反映するように更新されます。

パーセル系統の競合の解決

パーセル ジオメトリーとレコードの競合

パーセル レコードとジオメトリーの競合は、パーセル ポリゴンまたはライン ジオメトリーが品質主体のワークフローで更新されてバージョンからポストされている間に、同じパーセルが別のバージョンで編集されているときに発生します。 このシナリオは、あるバージョンのパーセルに対してレコード主体のワークフローが実行され、別のバージョンの同じパーセルに対してデータ品質ベースのジオメトリーの更新が行われ、デフォルトにポストされた場合に発生する可能性があります。

パーセル ジオメトリーの競合の解決

たとえば、上の図では、次の編集が発生しました:

  • バージョン A では、品質主体のジオメトリーの更新がパーセル 5 に対して行われ、デフォルトにポストされています。 パーセル レコードは使用されませんでした。
  • バージョン B では、レコード主体の分割がパーセル 5 に対して実行され、パーセル 2 および 3 が作成されています。 パーセル 5 は履歴として廃止されます。
  • バージョン B のリコンサイルの後、パーセルの競合を解決すると (下記のパーセルの競合の解決セクションで説明)、パーセル 3 のジオメトリーが更新されます。
  • 競合の解決中に、パーセル 3 の北端のラインが、デフォルトから削除されたバージョンのラインに置き換えられます ([競合] ウィンドウを使用)。
  • これにより、バージョン B の元のパーセル 5 と元のパーセル 5 の更新されたジオメトリーの 2 つの履歴パーセルが作成されます。 2 つの履歴パーセルは、パーセル 2 と 3 を作成したレコードによって廃止されます。

パーセルの競合の解決中に、競合しているポリゴン フィーチャまたはライン フィーチャの最終バージョンに書き込まれる属性を選択することもできます。 これらは、データベース内のフィーチャではなく、競合しているフィーチャに表示される属性です。 たとえば、上の図では、バージョン A のパーセル 5 とバージョン B のパーセル 3 の両方で Name 属性が変更された可能性があります。フィーチャの最終バージョンに使用する属性を選択できます。

競合するジオメトリーの更新

パーセルのラインに対するジオメトリーの更新が、デフォルトの同じラインに対する (別のバージョンからポストされた) ジオメトリーの更新と競合する場合、リコンサイル中にパーセルの競合を解決してもパーセル ジオメトリーは更新されません。 [競合] ウィンドウを使用して、ターゲット (デフォルト) または現在のバージョンからのジオメトリーの更新を手動で受け入れます。

同様に、パーセルのラインに対するジオメトリーの更新が (別のバージョンからポストされた) デフォルトの更新と重複している場合、リコンサイル中にパーセルの競合を解決してもパーセルのジオメトリーは更新されません。 [競合] ウィンドウを使用して、ターゲット (デフォルト) または現在のバージョンからのジオメトリーの更新を手動で受け入れます。

パーセルの競合の解決

バージョンをリコンサイルするときにパーセルの競合の解決機能を使用するには、次の手順に従います。

  1. リコンサイルするバージョンで、編集内容が保存されていることを確認します。
  2. [バージョニング] タブで、[リコンサイル] リコンサイル をクリックします。
  3. [リコンサイル] ダイアログ ボックスで、[オブジェクト単位 (行)] を選択し、[OK] をクリックします。
  4. [はい] をクリックして、競合を確認します。

    必要に応じて、[マップ ビュー] ウィンドウを遮らないように、[競合] ウィンドウをドラッグする必要があります。 マップ ビューに、パーセル ジオメトリーの競合の解決のプレビューが表示されます。

  5. [競合] ウィンドウで、[パーセル] を展開して [更新-更新] を展開し、パーセルのオブジェクト ID を右クリックして、[パーセルの競合の解決] をクリックします。
  6. [パーセルの競合] ウィンドウで、パーセルを選択して、マップ内の結合ジオメトリーの更新のプレビューを表示します。

    重複または競合するジオメトリーの更新がある場合、結合ジオメトリーの更新は存在しません。 [競合] ウィンドウを使用して、ターゲット (デフォルト) または現在のバージョンからのジオメトリーの更新を受け入れます。

  7. [パーセルの競合] ウィンドウで、パーセル ラインを選択し、必要に応じて使用する正しい属性値を選択します。
  8. [解決] をクリックして、パーセルの競合を解決します。

    競合するレコードがあるパーセルの編集を解決する場合 (異なるバージョンの同じパーセルに対してレコード主体のワークフローが実行されました)、上記のパーセル レコードの競合セクションで説明されているように、パーセル系統が修正されます。 パーセルまたはパーセル ラインのレコードの競合を解決するために、[競合] ウィンドウを使用する必要はありません。

    同じパーセル ラインが異なるバージョンで競合する属性の更新を受信したが、パーセル ジオメトリーは変更されていない場合は、[競合] ウィンドウを使用してこれらの競合を解決します。

  9. 編集内容を保存し、[ポスト] ポスト をクリックして、バージョンをデフォルトにポストします。