エクスポートの事前設定の操作

エクスポートの事前設定を使用し、エクスポート設定を保存して、再利用できるようにします。 エクスポートの事前設定は、ファイル拡張子が .xprt のファイルです。 これらのファイルは、[エクスポート] ギャラリーで使用できます。 これらのファイルを使用すると、[エクスポート] ウィンドウを毎回同じファイル形式および設定で、開くことができます。 カスタムの事前設定ファイルを作成し、ギャラリーに追加したり、共有したりすることもできます。 エクスポートの事前設定は、マップとレイアウトの両方のエクスポートで使用できます。

エクスポートの事前設定の使用

エクスポートの事前設定を使用するには、次の手順を実行します。

  1. [共有] タブで、[マップのエクスポート] マップのエクスポート または [レイアウトのエクスポート] レイアウトのエクスポート ボタンの下半分をクリックすると、事前設定ギャラリーが開きます。
  2. ギャラリーから事前設定を選択し、事前設定が適用された [エクスポート] ウィンドウを開くか、[事前設定を開く] ボタン 参照 をクリックし、ファイル パスを使用して、事前設定を参照します。

エクスポートの事前設定の作成

エクスポートの事前設定を作成するには、次の手順を実行します。

  1. [共有] タブで、[マップのエクスポート] マップのエクスポート または [レイアウトのエクスポート] レイアウトのエクスポート ボタンの上半分をクリックすると、[エクスポート] ウィンドウが開きます。
  2. [エクスポート] ウィンドウで、[ファイル タイプ] ドロップダウン リストから、ファイル タイプを選択します。
  3. 選択したファイル タイプの事前設定を調整します。
  4. [事前設定の保存] ボタンをクリックすると、[事前設定の保存] ダイアログ ボックスが開きます。
  5. [事前設定の保存] ダイアログ ボックスの [名前] テキスト ボックスに、事前設定の名前を入力します。

    デフォルトで、[場所] オプションに、事前設定ギャラリーのフォルダーが設定されています。

  6. 必要に応じて、[参照] ボタン 参照 を使用し、別の場所を選択して、事前設定ファイルを保存することもできます。

    新しい場所が選択された場合、事前設定は、事前設定ギャラリーに表示されません。

注意:

セキュリティーおよびマップ シリーズ設定は、エクスポート タイプで、これらのオプションが使用できる場合でも、事前設定には含まれません。

デフォルトのエクスポート

レイアウトには、次のデフォルト エクスポートの事前設定が用意されています。

レイアウトのエクスポート

Name説明使用例

デフォルトの AIX

.aix ファイルを作成し、ArcGIS Maps for Adobe Creative Cloud エクステンションを使用して、Adobe Illustrator で、詳細に編集する際の基本設定。

グラフィック デザイナーにレイアウトを渡し、ArcGIS Maps for Adobe Creative Cloud エクステンションでさらに精度を上げます。

平坦化された PDF

すべてのベクター データをラスター化し、ファイル サイズを小さくした PDF ドキュメントの設定。 レイヤーのオン/オフなど、PDF ドキュメントのベクター固有の機能は使用できません。

同僚か顧客にレイアウトをメールで送信し、レイアウトを開いて表示できるようにします。 これは通常、最小サイズの PDF を生成する事前設定です。

ジオリファレンスされた PDF

最終的な出力がジオリファレンスされた PDF ドキュメントの設定。PDF ドキュメント内で、マップ座標を使用できます。

レイアウトを誰かと共有し、その人が PDF を表示する際に座標にアクセスできるようにします。

GeoTIFF

最終的な出力がジオリファレンスされた TIFF 画像の設定、マップ座標を使用できます。 レイアウト上に複数のマップが存在する場合、.tiff ファイルは、1 つの座標セットしかサポートしていないため、ジオリファレンスに使用するマップを選択します。

レイアウトを誰かに渡し、別のプロジェクトのラスター レイヤーとして使用できるようにします。

ベクター PDF

レイヤーのオン/オフなどのベクター機能が含まれ、ジオリファレンスされた PDF ドキュメントの設定。

レイアウトを誰かに提供し、PDF 内でレイヤーの異なる組み合わせを確認できるようにします。 これには、参照用の座標も含まれています。

Web JPEG

Web にアップロードしたり、他の方法で共有したりできる、シンプルな JPEG 画像の設定。

レイアウトを Web サイトにアップロードします。

マップには、次のデフォルト エクスポートの事前設定が用意されています。

マップのエクスポート

Name説明使用例

デフォルト AIX - マップ

.aix ファイルを作成し、ArcGIS Maps for Adobe Creative Cloud エクステンションを使用して、Adobe Illustrator で、詳細に編集する際の基本設定。

グラフィック デザイナーにマップを渡し、ArcGIS Maps for Adobe Creative Cloud エクステンションでさらに精度を上げます。

平坦化された PDF - マップ

すべてのベクター データをラスター化し、ファイル サイズを小さくした PDF ドキュメントの設定。 レイヤーのオン/オフなど、PDF ドキュメントのベクター固有の機能は使用できません。

同僚か顧客にマップをメールで送信し、マップを開いて表示できるようにします。 これは通常、最小サイズの PDF を生成する事前設定です。

GeoTIFF - マップ

最終的な出力がジオリファレンスされた TIFF 画像の設定、マップ座標を使用できます。 これにより、TIFF 画像をラスター データとして、他のマップで、使用することができます。

マップを誰かに渡し、別のプロジェクトのラスター レイヤーとして使用できるようにします。

ベクター PDF - マップ

最終的な出力がジオリファレンスされた PDF ドキュメントの設定。PDF ドキュメント内で、マップ座標を使用できます。

マップを誰かに提供し、PDF 内でレイヤーの異なる組み合わせを確認できるようにします。 これには、参照用の座標も含まれています。

エクスポート ギャラリーの管理

エクスポートの事前設定のデフォルト フォルダーを表示するには、[プロジェクト] タブをクリックし、[オプション] をクリックして、[共有およびダウンロード] タブをクリックします。 また、エクスポートの事前設定を含む別のフォルダーを参照するように、ギャラリーを設定することもできます。 多くのユーザーが、同じエクスポート事前設定ファイルにアクセスして、テンプレートとして使用する必要がある組織では、フォルダーの場所を更新すると便利です。

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