LAS データセットからのファイルの削除 (Remove Files From LAS Dataset) (データ管理)

サマリー

LAS データセットによって参照される 1 つまたは複数の LAS 形式のファイルおよびサーフェス制御フィーチャを削除します。

使用法

  • オペレーティング システムに関連付けられたフォルダー区切り記号を使用してディレクトリー パスを指定する必要があります。

  • 表示ピラミッドを含む LAS データセットは、バージョン 2.6 より前のリリースの ArcGIS Pro ではサポートされていません。 ピラミッドを削除すると、前のバージョンのソフトウェアで LAS データセットを使用可能になります。 このツールを使用してピラミッドを削除すると、これらのアプリケーションが LAS データセットを使用可能になります。 しかし、表示ピラミッドを生成する処理時間は、新しい LAS データセットを作成する時間よりもはるかに長いため、これらのアプリケーション用に新しい LAS データセットを作成することをおすすめします。 既存の LAS データセットを入力として指定することで、表示ピラミッドを含む LAS データセットからのファイル参照を新しい LAS データセットに追加することができます。 表示ピラミッドの削除は、別のピラミッド ポイント選択方法を使用する場合にのみ検討してください。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力 LAS データセット

処理される LAS データセット。

LAS Dataset Layer
LAS ファイルまたはフォルダー
(オプション)

LAS データセットから削除される LAS 形式のファイル (*.las*.zlas*.laz) の名前。 フォルダーを指定した場合、そのフォルダー内にある LAS 形式のすべてのファイルが削除されますが、そのフォルダーのサブディレクトリー内にあるファイルは残ります。

String
サーフェス制御
(オプション)

LAS データセットから削除されるサーフェス制御フィーチャの名前。 サーフェス制約フィーチャは、その拡張子やパスではなく、名前だけで引用する必要があります。 たとえば、boundary.shpsample.gdb/boundaryboundary と指定します。

String
ピラミッドを削除
(オプション)

LAS データセットの表示ピラミッドを削除するかどうかを指定します。

  • オン - LAS データセットの表示ピラミッドが削除されます。
  • オフ - LAS データセットの表示ピラミッドは削除されません。 これがデフォルトです。
Boolean

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
更新された LAS データセット

更新された LAS データセット。

LAS Dataset Layer

arcpy.management.RemoveFilesFromLasDataset(in_las_dataset, {in_files}, {in_surface_constraints}, {delete_pyramid})
名前説明データ タイプ
in_las_dataset

処理される LAS データセット。

LAS Dataset Layer
in_files
[in_files,...]
(オプション)

LAS データセットから削除される LAS 形式のファイル (*.las*.zlas*.laz) の名前。 フォルダーを指定した場合、そのフォルダー内にある LAS 形式のすべてのファイルが削除されますが、そのフォルダーのサブディレクトリー内にあるファイルは残ります。

String
in_surface_constraints
[in_surface_constraints,...]
(オプション)

LAS データセットから削除されるサーフェス制御フィーチャの名前。 サーフェス制約フィーチャは、その拡張子やパスではなく、名前だけで引用する必要があります。 たとえば、boundary.shpsample.gdb/boundaryboundary と指定します。

String
delete_pyramid
(オプション)

LAS データセットの表示ピラミッドを削除するかどうかを指定します。

  • DELETE_PYRAMIDLAS データセットの表示ピラミッドが削除されます。
  • NO_DELETE_PYRAMIDLAS データセットの表示ピラミッドは削除されません。 これがデフォルトです。
Boolean

派生した出力

名前説明データ タイプ
derived_las_dataset

更新された LAS データセット。

LAS Dataset Layer

コードのサンプル

RemoveFilesFromLasDataset の例 1 (Python ウィンドウ)

次のサンプルは、Python ウィンドウでこのツールを使用する方法を示しています。

import arcpy
arcpy.env.workspace = "C:/data"
arcpy.management.RemoveFilesFromLasDataset("test.lasd", 
                                           "LA_N; LA_S/LA_5S4E.las",
                                           "boundary.shp; streams.shp")
RemoveFilesFromLasDataset (LAS データセットからのファイルの削除) の例 2 (スタンドアロン スクリプト)

次のサンプルは、スタンドアロン Python スクリプトでこのツールを使用する方法を示しています。

'''*********************************************************************
Name: Modify Files in LAS Dataset& Calculate Stats for LASD
Description: Adds files & surface constraints to a LAS dataset, then
             calculates statistics and generates report.
*********************************************************************'''
# Import system modules
import arcpy

try:
    # Script variables
    arcpy.env.workspace = 'C:/data'
    lasd = 'sample.lasd'
    oldLas = ['2006', '2007/file2.las']
    newLas = ['2007_updates_1', '2007_updates_2']
    oldSurfaceConstraints = ['boundary.shp', 'streams.shp']
    newSurfaceConstraints = [['sample.gdb/boundary', '<None>',
                              'Soft_Clip']
                             ['sample.gdb/streams', 'Shape.Z',
                              'Hard_Line']]
    arcpy.management.RemoveFilesFromLasDataset(lasd, oldLas,
                                               oldSurfaceConstraints)
    arcpy.management.AddFilesToLasDataset(lasd, newLas, 'RECURSION',
                                          newSurfaceConstraints)
    arcpy.management.LasDatasetStatistics(lasd, "UPDATED_FILES",
                                          "lasd_stats.txt",
                                          "LAS_FILE", "DECIMAL_POINT",
                                          "SPACE", "LAS_summary.txt")
except arcpy.ExecuteError:
    print(arcpy.GetMessages())
except Exception as err:
    print(err.args[0])

ライセンス情報

  • Basic: 次のものが必要 3D Analyst または Spatial Analyst
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

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