| ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力 DSM | 入力デジタル サーフェス モデル (DSM) 標高ラスター。 この入力 DSM ラスターは、ベース標高ラスターと比較されます。 | Raster Dataset; Mosaic Dataset; Mosaic Layer; Raster Layer; Image Service |
ベース サーフェス | 切り盛り体積を計算するために使用されるベース標高サーフェス。 ベース標高サーフェスは、1 つ以上のポリゴンを含むフィーチャクラス、ポリゴン配列、JSON 文字列またはファイル、あるいはラスターなど、さまざまなタイプをサポートします。 | Raster Dataset; Mosaic Dataset; Mosaic Layer; Raster Layer; Image Service; Feature Class; Feature Layer; String; File |
ベース サーフェス タイプ | ベース サーフェスとして使用されるベース サーフェス タイプを指定します。
| String |
定数 Z (オプション) | 体積の計算を実行するための標高の平面を定義する際に使用される値。 このパラメーターは、[ベース サーフェス タイプ] パラメーターが [定数 Z] に設定されている場合にアクティブになります。 | Linear Unit |
出力体積情報 (オプション) | 切り盛り体積情報を含む出力ファイル。 このファイルには、.txt ファイルまたは .json ファイルを使用できます。 結果は、面積計算では平方メートル、体積計算では立方メートルで表されます。 | File |
出力切り盛りラスター (オプション) | 出力切り盛り体積ラスター。 ラスター データセットのさまざまな形式を示すためにファイル拡張子を指定します。 このパラメーターは、.tif、.crf、.img、GRID、ファイル ジオデータベース ラスターなど、一般的に使用されるラスター タイプをサポートします。 | Raster Dataset |
Image Analyst ライセンスで利用できます。
サマリー
ベース標高サーフェスと標高ラスターとの間の切り盛り体積を計算します。 切り盛りラスターを生成することもできます。 ベース標高サーフェスは、1 つ以上のポリゴンを含むフィーチャクラス、ポリゴン配列、JSON 文字列またはファイル、あるいはラスターなど、さまざまなタイプで指定できます。
使用法
[出力切り盛りラスター] パラメーターの値は、資材が除去されたエリア (切り土) と、資材が追加されたエリア (盛り土) を示すエリアで構成されるラスター データセットです。 出力切り盛りラスター データセットをクリックすると、[画像情報] ウィンドウに切り盛り情報が表示されます。
[出力切り盛りラスター] パラメーターの値では、切り土エリアの体積値は正の値となり、盛り土エリアの体積値は負の値となります。 たとえば、ピクセル値が -0.000305 の場合は、立方メートル単位の盛り土を意味します。
入力の [ベース サーフェス] パラメーターの値がポリゴンの場合、有効な [ベース サーフェス タイプ] パラメーターのオプションは、[サーフェス]、[最小]、[最大]、[平均]、[定数 Z]、および [ジオメトリー Z] です。
[出力体積情報] パラメーターの値には、切り盛り体積情報が .txt ファイルまたは .json ファイルに含まれます。 サンプル出力を以下に示します。
[ { "area" : 19009.705386691581, "cut" : 19216.883079243154, "fill" : -31352.230228323864, "cutCellCount" : 668750, "fillCellCount" : 936135, "minz" : 24.048617219013618, "maxz" : 239.59296198262672, "meanz" : 127.5100044561793 } ]ファイル内の情報は次のように構成されます。
- area - 平方メートル単位の面積
- cut - 立方メートル単位の切り土量
- fill - 立方メートル単位の盛り土量
- cutCellCount - 切り土セルの数
- fillCellCount - 盛り土セルの数
- minz - メートル単位の最低標高値
- maxz - メートル単位の最高標高値
- meanz - メートル単位の平均標高値
パラメーター
CalculateCutFillVolume(in_raster, in_base_surface, base_surface_type, {constant_z}, {out_volume_info}, {out_cut_fill_raster})| 名前 | 説明 | データ タイプ |
in_raster | 入力デジタル サーフェス モデル (DSM) 標高ラスター。 この入力 DSM ラスターは、ベース標高ラスターと比較されます。 | Raster Dataset; Mosaic Dataset; Mosaic Layer; Raster Layer; Image Service |
in_base_surface | 切り盛り体積を計算するために使用されるベース標高サーフェス。 ベース標高サーフェスは、1 つ以上のポリゴンを含むフィーチャクラス、ポリゴン配列、JSON 文字列またはファイル、あるいはラスターなど、さまざまなタイプをサポートします。 | Raster Dataset; Mosaic Dataset; Mosaic Layer; Raster Layer; Image Service; Feature Class; Feature Layer; String; File |
base_surface_type | ベース サーフェスとして使用されるベース サーフェス タイプを指定します。
| String |
constant_z (オプション) | 体積の計算を実行するための標高の平面を定義する際に使用される値。 このパラメーターは、base_surface_type パラメーターが CONSTANTZ に設定されている場合にアクティブになります。 | Linear Unit |
out_volume_info (オプション) | 切り盛り体積情報を含む出力ファイル。 このファイルには、.txt ファイルまたは .json ファイルを使用できます。 結果は、面積計算では平方メートル、体積計算では立方メートルで表されます。 | File |
out_cut_fill_raster (オプション) | 出力切り盛り体積ラスター。 ラスター データセットのさまざまな形式を示すためにファイル拡張子を指定します。 このパラメーターは、.tif、.crf、.img、GRID、ファイル ジオデータベース ラスターなど、一般的に使用されるラスター タイプをサポートします。 | Raster Dataset |
コードのサンプル
この例では、ポリゴン配列の JSON 文字列をベース サーフェスとして使用して体積情報を計算します。
# Import system modules
import arcpy
from arcpy.ia import *
# Check out the ArcGIS Image Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("ImageAnalyst")
# Calculate Volume information
arcpy.ia.CalculateCutfillVolume(in_raster=r"C:\Data\YVWD_dsm.crf", in_base_surface='{"objectIdFieldName":"OBJECTID","fields":[{"name":"OBJECTID","type":"esriFieldTypeOID","alias":"OBJECTID","domain":null},{"name":"Shape","type":"esriFieldTypeGeometry","alias":"Shape","domain":null},{"name":"id","type":"esriFieldTypeInteger","alias":"ID","domain":null},{"name":"name","type":"esriFieldTypeString","alias":"NAME","domain":null},{"name":"baseType","type":"esriFieldTypeInteger","alias":"BASE SURFACE TYPE","domain":{"type":"codedValue","name":"VolumeBaseSurfaceType","description":"Base surface types for volume calculation.","codedValues":[{"name":"Costant Z","code":0},{"name":"Best Fit","code":1},{"name":"Minimum Z","code":2},{"name":"Maximum Z","code":3},{"name":"Average Z","code":4}],"mergePolicy":"esriMPTDefaultValue","splitPolicy":"esriSPTDefaultValue"}},{"name":"constantZ","type":"esriFieldTypeDouble","alias":"CONSTANT Z","domain":null},{"name":"area","type":"esriFieldTypeDouble","alias":"AREA","domain":null},{"name":"minz","type":"esriFieldTypeDouble","alias":"MINIMUM Z","domain":null},{"name":"maxz","type":"esriFieldTypeDouble","alias":"MAXIMUM Z","domain":null},{"name":"meanz","type":"esriFieldTypeDouble","alias":"MEAN Z","domain":null},{"name":"cut","type":"esriFieldTypeDouble","alias":"CUT","domain":null},{"name":"fill","type":"esriFieldTypeDouble","alias":"FILL","domain":null}],"geometryType":"esriGeometryPolygon","spatialReference":{"wkid":102100,"latestWkid":3857},"features":[{"geometry":{"rings":[[[-13034818.299460374,4029761.0475366744],[-13034772.914974842,4029762.241865241],[-13034776.497960543,4029728.5020832345],[-13034835.915806731,4029729.3978296597],[-13034818.299460374,4029761.0475366744]]],"spatialReference":{"wkid":102100,"latestWkid":3857}},"attributes":{"id":1,"name":"AOI 1","baseType":0,"constantZ":90,"area":1172.3330906432095,"minz":626.8749025576568,"maxz":629.5470508029413,"meanz":627.6681208213765,"cut":631398.5623827629,"fill":0}}]}', base_surface_type="MINIMUM",
constant_z=300,
out_volume_info=r"C:\cutfill\volume.json",
out_cut_fill_raster=r"C:\cutfill\CutFillRaster.crf")この例では、ポリゴン フィーチャクラスをベース サーフェスとして使用して体積を計算します。
# Import system modules
import arcpy
from arcpy.ia import *
# Check out the ArcGIS Image Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("ImageAnalyst")
# Define parameters.
in_raster = r"C:\Data\YVWD_dsm.crf "
in_base_surface = r"C:\Data\YVWD.gdb\AOI_2D"
base_surface_type = "SURFACE"
Constant_z = "None"
out_volume_info = r"C:\Output\volume.json"
out_cut_fill_raster = r"C:\Data\YVWD.gdb\CutFillRaster"
# Execute CalculateVolume
arcpy.ia.CalculateCutfillVolume(in_raster, in_base_surface, base_surface_type, constant_z, out_volume_info, out_cut_fill_raster)環境
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 Image Analyst
- Standard: 次のものが必要 Image Analyst
- Advanced: 次のものが必要 Image Analyst