リニア リファレンス長さサマリーの生成 (Generate Linear Referenced Length Summary) (Location Referencing)

Location Referencing ライセンスで利用可能です。

サマリー

LRS データ テンプレートを使用せずに LRS ネットワーク内のルートの長さデータ プロダクトを作成します。

使用法

• このツールは、ファイル ジオデータベース、エンタープライズ ジオデータベース (ブランチ バージョン対応接続)、フィーチャ サービス (ブランチ バージョン対応データから公開) のデータをサポートしています。

• このツールでは入力は変更されず、出力として .csv ファイルまたはジオデータベース テーブルが作成されます。

• [発効日] パラメーターを使用して、ネットワークの時間ビューを定義します。 この日付にアクティブになっているルートだけが出力の計算に使用されます。

• サマリー レイヤーは、ポリゴン フィーチャクラスであるか、指定した LRS ネットワークに登録されている LRS ライン イベント フィーチャクラスであるか、LRS ネットワークである必要があります。

• 長さレイヤーは LRS ネットワークであるか、指定した LRS ネットワークに登録されている LRS ライン イベント フィーチャクラスである必要があります。

• サマリー レイヤーと長さレイヤーは、同じジオデータベースまたはフィーチャ サービスに格納され、指定された LRS ネットワークと同じ座標系である必要があります。

• サマリー レイヤーとオーバーラップしていないルートの出力サマリー フィールドには、値として unclassified が設定されます。

• 複数のサマリー フィールドを追加できます。

• 出力は、LRS ネットワーク、サマリー レイヤー、長さレイヤーから選択されたフィーチャの交差部分に基づいて作成されます。

• 複数の選択レイヤーを作成し、各選択レイヤーを長さフィールドとして指定することで、同じフィーチャクラスから複数の長さフィールドを追加できます。 たとえば、LRS ライン イベント フィーチャクラスがある場合、2 つの選択レイヤー (クラス A とクラス C) を作成して、各選択レイヤーを長さフィールドとして指定できます。

パラメーター

ダイアログ

ラベル	説明	データ タイプ
入力ルート フィーチャ	LRS 長さデータ プロダクトの計算に使用されるルート フィーチャ。	Feature Layer
発効日	ネットワークの時間ビューの定義に使用される日付。 デフォルト値は、今日の日付です。	Date
長さ単位	出力の長さフィールドに使用する計測単位を指定します。 インチ (米国測量)—単位はインチです。 フィート (米国測量)—単位はフィートです。 ヤード (米国測量)—単位はヤードです。 マイル (米国測量)—単位はマイルです。 海里 (米国測量)—単位は海里です。 フィート (国際)—単位は国際フィートです。 法定マイル—単位は法定マイルです。 ミリメートル—単位はミリメートルです。 センチメートル—単位はセンチメートルです。 メートル—単位はメートルです。 キロメートル—単位はキロメートルです。 デシメートル—単位はデシメートルです。	String
サマリー フィールド (オプション)	出力でサマリー行の名前の表示に使用されるレイヤーのフィールド。 レイヤー - サマリー レイヤーとして使用されるフィーチャ レイヤー。 フィールド - 長さの集計に使用されるフィールド。 出力フィールド名 - 出力のサマリー フィールドの表示名。	Value Table
長さフィールド (オプション)	出力でルートの長さの表示に使用されるレイヤーのフィールド。 レイヤー - 長さの計算の基準として使用されるフィーチャ レイヤー。 出力フィールド名 - 出力の長さフィールドの表示名。	Value Table
NULL のサマリー行を除外 (オプション)	NULL のサマリー行を出力から除外するかどうかを指定します。 オン - 長さ数がゼロの行 (NULL のサマリー行) は出力から除外されます。 これがデフォルトです。 オフ - 長さ数がゼロの行 (NULL のサマリー行) は出力から除外されません。	Boolean
主要なルートの長さを計算 (オプション)	注意: このパラメーターのサポートは、今後のリリースで追加される予定です。	Boolean
出力形式 (オプション)	出力の形式を指定します。 CSV—.csv ファイルが出力されます。 これがデフォルトです。 テーブル—ジオデータベース テーブルが出力されます。	String
出力ファイル (オプション)	長さデータ プロダクトが格納される出力 .csv ファイル。	File
出力テーブル (オプション)	長さデータ プロダクトが格納される出力ジオデータベース テーブル。	Table

Python

arcpy.locref.GenerateLRLengthSummary(in_route_features, effective_date, units, {summary_fields}, {length_fields}, {exclude_null_summary_rows}, {calculate_length_for_dominant_routes}, {output_format}, {out_file}, {out_table})

名前	説明	データ タイプ
in_route_features	LRS 長さデータ プロダクトの計算に使用されるルート フィーチャ。	Feature Layer
effective_date	ネットワークの時間ビューの定義に使用される日付。 デフォルト値は、今日の日付です。	Date
units	出力の長さフィールドに使用する計測単位を指定します。 INCHES—単位はインチです。 FEET—単位はフィートです。 YARDS—単位はヤードです。 MILES—単位はマイルです。 NAUTICAL_MILES—単位は海里です。 INTFEET—単位は国際フィートです。 INTMILES—単位は法定マイルです。 MILLIMETERS—単位はミリメートルです。 CENTIMETERS—単位はセンチメートルです。 METERS—単位はメートルです。 KILOMETERS—単位はキロメートルです。 DECIMETERS—単位はデシメートルです。	String
summary_fields [summary_fields,...] (オプション)	出力でサマリー行の名前の表示に使用されるレイヤーのフィールド。 レイヤー - サマリー レイヤーとして使用されるフィーチャ レイヤー。 フィールド - 長さの集計に使用されるフィールド。 出力フィールド名 - 出力のサマリー フィールドの表示名。	Value Table
length_fields [length_fields,...] (オプション)	出力でルートの長さの表示に使用されるレイヤーのフィールド。 レイヤー - 長さの計算の基準として使用されるフィーチャ レイヤー。 出力フィールド名 - 出力の長さフィールドの表示名。	Value Table
exclude_null_summary_rows (オプション)	NULL のサマリー行を出力から除外するかどうかを指定します。 EXCLUDE—長さ数がゼロの行 (NULL のサマリー行) は出力から除外されます。 これがデフォルトです。 DO_NOT_EXCLUDE—長さ数がゼロの行 (NULL のサマリー行) は出力から除外されません。	Boolean
calculate_length_for_dominant_routes (オプション)	注意: このパラメーターのサポートは、今後のリリースで追加される予定です。	Boolean
output_format (オプション)	出力の形式を指定します。 CSV—.csv ファイルが出力されます。 これがデフォルトです。 TABLE—ジオデータベース テーブルが出力されます。	String
out_file (オプション)	長さデータ プロダクトが格納される出力 .csv ファイル。	File
out_table (オプション)	長さデータ プロダクトが格納される出力ジオデータベース テーブル。	Table

コードのサンプル

GenerateLRLengthSummary の例 1 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトは、スタンドアロン スクリプトで GenerateLRLengthSummary 関数を使用する方法を示しています。

# Name: GenerateLRLengthSummary_ex1.py 
# Description: Create a length data product that provides the length of routes for three class types, summarized by counties with a population of more than 50,000
# Requirements: ArcGIS Location Referencing 
 
# Import arcpy module 
import arcpy 
 
# Check out any necessary licenses 
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing")

# Set current workspace  
arcpy.env.workspace = r"C:\Data\SampleData.gdb" 

# Create a feature layer of counties that have more than 50,000 population, to be used as summary field
arcpy.management.MakeFeatureLayer("counties", "counties_50K", "POPULATION > 50000")

# Create 3 feature layers, each representing a class type, to be used as length fields
arcpy.management.MakeFeatureLayer("Class", "Class_A", "classtype = 1") 
arcpy.management.MakeFeatureLayer("Class", "Class_B", "classtype = 2")   
arcpy.management.MakeFeatureLayer("Class", "Class_C", "classtype = 3") 

# Set tool variables 
in_route_features = "Network" 
effective_date = "12/31/2024" 
units = "METERS" 
summary_fields = "counties_50K NAME Counties"
length_fields = "Class_A 'Class A'; Class_B 'Class B'; Class_C 'Class C'"
exclude_null_summary_rows = "EXCLUDE"
calculate_length_for_dominant_routes = None
output_format = "CSV" 
out_file = r"C:\Data\LP1.csv" 
out_table = None 

# Run the tool 
arcpy.locref.GenerateLRLengthSummary(in_route_features, effective_date, units, summary_fields, length_fields,
                                     exclude_null_summary_rows, calculate_length_for_dominant_routes,
                                     output_format, out_file, out_table) 

# Check in licenses 
arcpy.CheckInExtension("LocationReferencing")

GenerateLRLengthSummary の例 2 (Python ウィンドウ)

次のスクリプトは、Python ウィンドウでの GenerateLRLengthSummary 関数の使用方法を示しています。

# Name: GenerateLRLengthSummary_ex2.py 
# Description: Create a length data product that provides the length of routes for all class types, summarized by counties
# Requirements: ArcGIS Location Referencing 
 
# Set tool variables 
in_route_features = "Network" 
effective_date = "12/31/2024" 
units = "METERS" 
summary_fields = "Counties NAME Counties" 
length_fields = "'Class' 'Class'"  
exclude_null_summary_rows = "DO_NOT_EXCLUDE" 
calculate_length_for_dominant_routes = None 
output_format = "CSV" 
out_file = r"C:\Data\LP2.csv" 
out_table = None 
 
# Run the tool 
arcpy.locref.GenerateLRLengthSummary(in_route_features, effective_date, units, summary_fields, length_fields,
                                     exclude_null_summary_rows, calculate_length_for_dominant_routes,
                                     output_format, out_file, out_table)

GenerateLRLengthSummary の例 3 (スタンドアロン スクリプト)

次のスタンドアロン スクリプトは、フィーチャ サービスのデータで GenerateLRLengthSummary 関数を使用する方法を示しています。

# Name: GenerateLRLengthSummary_ex3.py 
# Description: Using LRS data in a feature service, create a length data product that provides the length of routes
# for three class types, summarized by counties with a population of more than 50,000
# Requires: ArcGIS Location Referencing 
 
# Import arcpy module 
import arcpy 
 
# Check out the license 
arcpy.CheckOutExtension("LocationReferencing") 
 
# Data is in a feature service. Signing in to the Enterprise portal is required to access the feature service
arcpy.SignInToPortal('https://yourdomain.com/portal', 'username', 'password') 
 
# Map the LRS Network from the feature service. Here, 1 corresponds to the LRS Network's layer ID
in_route_features = r"https://yourdomain.com/server/rest/services/FeatureServiceName/FeatureServer/1"

# Map the Counties layer from the feature service. Here, 39 corresponds to the Counties layer's layer ID
counties = r"https://yourdomain.com/server/rest/services/FeatureServiceName/FeatureServer/39"

# Create a feature layer of counties that have more than 50,000 population, to be used as summary field 
arcpy.management.MakeFeatureLayer(counties, "counties_50K", "POPULATION > 50000")

# Map the Class layer from the feature service. Here, 22 corresponds to the Class layer's layer ID
classlayer = r"https://yourdomain.com/server/rest/services/FeatureServiceName/FeatureServer/22"

# Create 3 feature layers, each representing a class type, to be used as length fields 
arcpy.management.MakeFeatureLayer(classlayer, "Class_A", "classtype = 1") 
arcpy.management.MakeFeatureLayer(classlayer, "Class_B", "classtype = 4")   
arcpy.management.MakeFeatureLayer(classlayer, "Class_C", "classtype = 7")

# Set tool variables 
effective_date = "12/31/2024" 
units = "METERS" 
summary_fields = "counties_50K NAME Counties" 
length_fields = "Class_A 'Class A'; Class_B 'Class B'; Class_C 'Class C'"
exclude_null_summary_rows = "EXCLUDE"
calculate_length_for_dominant_routes = None
output_format = "CSV" 
out_file = r"C:\Data\LP3.csv" 
out_table = None 
 
# Run the tool 
arcpy.locref.GenerateLRLengthSummary(in_route_features, effective_date, units, summary_fields, length_fields,
                                     exclude_null_summary_rows, calculate_length_for_dominant_routes,
                                     output_format, out_file, out_table) 
 
# Check in the license 
arcpy.CheckInExtension("LocationReferencing")

環境

現在のワークスペース

ライセンス情報

• Basic: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)
• Standard: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)
• Advanced: 次のものが必要 ArcGIS Location Referencing (ArcGIS Pipeline Referencing または ArcGIS Roads and Highways)