スマート ツリー レイアウトの追加 (Add Smart Tree Layout) (ネットワーク ダイアグラム)

サマリー

スマート ツリー レイアウト アルゴリズムをレイアウトのリストに追加して、指定したテンプレートに基づいて、ダイアグラム構築の終了時に自動的に連結されるようにします。 このツールでは、そのテンプレートに基づいてダイアグラムのスマート アルゴリズム パラメーターも事前に設定します。

このレイアウト アルゴリズムは、ダイアグラム フィーチャを階層的に整理し、指定された方向と間隔距離に従って、スマート ツリーに配置します。 デフォルトでは、ツリーの分岐は、レイアウト適用以前の相互の相対位置に従って並べ替えられます。 ArcGIS Pro 3.6 および ArcGIS Enterprise 12.0 以降では、ツリーの分岐は、分岐の属性値、つまり、分岐のライン上または端点ジャンクション上に存在する属性に従って並べ替えることもできます。

スマート ツリー レイアウト アルゴリズムの詳細

注意:

このツールは、構成および管理ツールです。

注意:

このツールは、入力ダイアグラム テンプレートに基づく、既存のダイアグラムの一貫性に影響を与えます。 更新されるまで、既存のダイアグラムは、すべて一貫性なしになり、一貫性警告アイコン 更新するダイアグラム が表示されます。

使用法

  • このツールは、ユーティリティー ネットワーク サービスまたはトレース ネットワーク サービスを使用する場合、サポートされません。 ファイルまたはモバイル ジオデータベース内のユーティリティー ネットワークまたはトレース ネットワークを使用するか、エンタープライズ ジオデータベース内のユーティリティー ネットワークまたはトレース ネットワークへのデータベース コネクションを使用する必要があります。 エンタープライズ ジオデータベースを操作する場合、次の要件があります。

  • ダイアグラム テンプレートに基づいて、ダイアグラムのレイアウト アルゴリズム パラメーターを事前に設定するには、[有効] パラメーターをオフにします (is_active = "INACTIVE" では Python)。

  • また、入力ダイアグラム テンプレートに基づく、ダイアグラムの生成の終了時に、自動的に連結されるレイアウトのリストに、レイアウト アルゴリズムを追加する場合は、[有効] をオンにして (is_active = "ACTIVE" では Python)、このツールを実行します。

パラメーター

ラベル説明データ タイプ
入力ネットワーク

変更するダイアグラム テンプレートを含むユーティリティー ネットワークまたはトレース ネットワーク。

Utility Network; Trace Network
入力ダイアグラム テンプレート

変更するダイアグラム テンプレートの名前。

String
アクティブ

指定したテンプレートに基づくダイアグラムの生成中に、レイアウト アルゴリズムを自動的に実行するかどうかを指定します。

  • オン - [入力ダイアグラム テンプレート] パラメーター値に基づくダイアグラムの生成中に、追加されたレイアウト アルゴリズムが自動的に実行されます。 これがデフォルトです。

    レイアウト アルゴリズムに指定されたパラメーター値は、ダイアグラム生成中に、レイアウトの実行に使用されます。 また、このパラメーター値は、入力テンプレートに基づくダイアグラムでアルゴリズムを実行する際に、デフォルトで読み込まれます。

  • オフ - 追加されたレイアウト アルゴリズムに現在指定されているパラメーター値はすべて、入力テンプレートに基づくダイアグラムでアルゴリズムを実行する際に、デフォルトで読み込まれます。

Boolean
格納器レイアウトを維持
(オプション)

アルゴリズムが格納器を処理する方法を指定します。

  • オン - 格納器が保持されるよう、ダイアグラムの上位グラフに、レイアウト アルゴリズムを適用します。
  • オフ - ダイアグラム内の格納物フィーチャと非格納物フィーチャの両方に、レイアウト アルゴリズムを適用します。 これがデフォルトです。

Boolean
ツリー方向
(オプション)

描画されるツリーの方向を指定します。

  • 左から右へツリーは左から右に描画されます。 これがデフォルトです。
  • 右から左へツリーは右から左に描画されます。
  • 下から上へツリーは下から上に描画されます。
  • 上から下へツリーは上から下に描画されます。
String
ダイアグラム座標系の間隔値に絶対単位を使用
(オプション)

距離を表すパラメーターの解釈方法を指定します。

  • オン - レイアウト アルゴリズムは、距離値を距離単位で解釈します。
  • オフ - レイアウト アルゴリズムは、現在のダイアグラムの範囲内にあるジャンクションの平均サイズを 1 とする相対単位で、距離値を解釈します。 これがデフォルトです。

Boolean
サブツリー間隔
(オプション)

近接する 2 つのサブツリー間で使用される間隔。つまり、スマート ツリーの方向に対して垂直に表示されている、別のサブツリーのダイアグラム ジャンクションの間隔です。 デフォルトは、ダイアグラムの座標系の単位です。 このパラメーターは、絶対単位を使用する場合にのみ利用可能です。

Linear Unit
サブツリー間隔
(オプション)

近接する 2 つのサブツリー間で使用される間隔。つまり、スマート ツリーの方向に対して垂直に表示されている、別のサブツリーのダイアグラム ジャンクションの間隔です。 デフォルトは 2 です。 このパラメーターは、比例単位を使用する場合にのみ利用可能です。

Double
方向に垂直なジャンクション間
(オプション)

スマート ツリーの方向に対して垂直に表示され、同じサブツリー レベルに属しているダイアグラム ジャンクション間で使用される間隔。 デフォルトは、ダイアグラムの座標系の単位で 2 です。 このパラメーターは、絶対単位を使用する場合にのみ利用可能です。

Linear Unit
方向に垂直なジャンクション間
(オプション)

スマート ツリーの方向に対して垂直に表示され、同じサブツリー レベルに属しているダイアグラム ジャンクション間で使用される間隔。 デフォルトは 2 です。 このパラメーターは、比例単位を使用する場合にのみ利用可能です。

Double
方向に沿ったジャンクション間
(オプション)

スマート ツリーの方向に沿って表示されるダイアグラム ジャンクション間で使用される間隔。 デフォルトは、ダイアグラムの座標系の単位で 2 です。 このパラメーターは、絶対単位を使用する場合にのみ利用可能です。

Linear Unit
方向に沿ったジャンクション間
(オプション)

スマート ツリーの方向に沿って表示されるダイアグラム ジャンクション間で使用される間隔。 デフォルトは 2 です。 このパラメーターは、比例単位を使用する場合にのみ利用可能です。

Double
分離されたグラフ間
(オプション)

ダイアグラムに分離されたグラフが含まれている場合に、そのグラフに属しているフィーチャを切り離す最小間隔。 このパラメーターは、絶対単位で使用されます。 デフォルトは、ダイアグラムの座標系の単位で 4 です。

Linear Unit
分離されたグラフ間
(オプション)

ダイアグラムに分離されたグラフが含まれている場合に、そのグラフに属しているフィーチャを切り離す最小間隔。 このパラメーターは、比例単位と共に使用されます。 デフォルトは 4 です。

Double
エッジの直交表示
(オプション)
Boolean
ブレーク ポイントの相対位置 (%)
(オプション)

[エッジ表示タイプ][標準エッジ] (edge_display_type = "REGULAR_EDGES" では Python) または [エッジ表示タイプ][直交エッジ] (edge_display_type = "ORTHOGONAL_EDGES" では Python) に設定されている場合、ダイアグラム エッジに沿って挿入されるブレーク ポイントの相対位置。 パーセントを 0 ~ 100 の範囲で表します。

  • ブレーク ポイントの相対位置 (%) の値を 0 にすると、水平ツリーの場合、ブレーク ポイントは、エッジの From ジャンクションの X 座標およびエッジの To ジャンクションの Y 座標に配置されます。 垂直ツリーの場合、エッジの From ジャンクションの Y 座標およびエッジの To ジャンクションの X 座標に配置されます。
  • ブレーク ポイントの相対位置 (%) の値を 100 にすると、ブレーク ポイントは、ダイアグラム エッジ上に挿入されません。各ダイアグラム エッジは、その From ジャンクションおよび To ジャンクションに直接接続します。
  • ブレーク ポイントの相対位置 (%) の値を 0 ~ 100 の範囲内の N にすると、ブレーク ポイントは、[XY] セグメントの長さの N % に配置されます。水平ツリーの場合、X はエッジの From ジャンクションの X 座標、Y はエッジの To ジャンクションの Y 座標です。 垂直ツリーの場合、[YX] セグメントの長さの N % に配置されます。Y はエッジの From ジャンクションの Y 座標、X はエッジの To ジャンクションの X 座標です。

[エッジ表示タイプ][曲線エッジ] (edge_display_type = "CURVED_EDGES" では Python) に設定されている場合、曲線エッジのジオメトリを計算するために、ダイアグラム エッジに沿って挿入される 2 つの変曲点の相対位置。 パーセントを 15 ~ 40 の範囲で表します。 ブレーク ポイントの相対位置 (%) の値が 15 ~ 40 の範囲内の N の場合:

  • 水平ツリーの場合、X はエッジの From ジャンクションの X 座標、Y はエッジの To ジャンクションの Y 座標です。
    • 最初の変曲点は、[XY] セグメントの長さの N % に配置されます。
    • 2 番目の変曲点は、[XY] セグメントの長さの (100 - N) % に配置されます。
  • 垂直ツリーの場合、Y はエッジの From ジャンクションの Y 座標、X はエッジの To ジャンクションの X 座標です。
    • 最初の変曲点は、[YX] セグメントの長さの N % に配置されます。
    • 2 番目の変曲点は、[XY] セグメントの長さの (100 - N) % に配置されます。

注意:

上記の From ジャンクションと To ジャンクションの概念は、ツリー方向を基準にしています。ネットワークのエッジ フィーチャやエッジ オブジェクトの実際のトポロジとは関係ありません。

Double
エッジ表示タイプ
(オプション)

ツリーの分岐に関連する、ダイアグラム エッジの表示タイプを指定します。

  • 標準エッジツリーの分岐に関連する、どのダイアグラム エッジも直角で表示されません。 これがデフォルトです。
  • 直交エッジツリーの分岐に関連する、すべてのダイアグラム エッジが直角で表示されます。
  • 曲線エッジツリーの分岐に関連する、すべてのダイアグラム エッジが曲線になります。
String
絶対オフセット
(オプション)

絶対単位を使用し、[エッジ表示タイプ][直交エッジ] に設定されている場合、重なっているセグメントを分離するために使用するオフセット。 値は、その他の間隔パラメーターに指定した最小値の 10 パーセント以下でなければなりません。 デフォルトは 0 です。

Linear Unit
比例オフセット
(オプション)

比例単位を使用し、[エッジ表示タイプ][直交エッジ] の場合、重なっているセグメントを分離するために使用するオフセット。 これは、倍精度小数値で、その他の間隔パラメーターに指定した最小値の 10 パーセント以下でなければなりません。 デフォルトは 0 です。

Double
属性に従ったツリー分岐の並べ替え
(オプション)

ツリー分岐を属性に従って並べ替えるかどうかを指定します。

  • オン - ツリー分岐は属性に従って並べ替えられます。
  • オフ - ツリー分岐は、レイアウトが適用される時点での分岐の端点ジャンクションの現在の位置に従って並べ替えられます。 これがデフォルトです。

    たとえば、ツリーの方向を考慮すると、レイアウトを適用する前にダイアグラムで分岐 A がすでに分岐 B の上に表示されていた場合、ジャンクション A で終わる分岐はジャンクション B で終わる分岐の上に配置されます。

Boolean
属性の利用可否
(オプション)

考慮する属性がダイアグラム ジャンクションまたはダイアグラム エッジのどちらで利用できるかを指定します。

  • ジャンクションでの属性の検索考慮する属性はダイアグラム ジャンクションで利用できます。 これがデフォルトです。
  • エッジでの属性の検索考慮する属性はダイアグラム エッジで利用できます。
String
属性名
(オプション)

このフィールドが存在する場合に、ツリー分岐の並べ替えに使用する属性フィールドの名前またはエイリアス。 [属性の利用可否] パラメーターの値が [ジャンクションでの属性の検索] の場合、この並べ替え属性は分岐の端点ジャンクションで検索されます。 [属性の利用可否] パラメーターの値が [エッジでの属性の検索] の場合、この並べ替え属性は分岐の端点エッジで検索されます。

String
属性の並べ替え順
(オプション)

ツリー レイアウトの分岐の配置に使用される並べ替え順。

並べ替えは常に、縦方向のツリー レイアウトの場合 ([ツリー方向] パラメーター値が [上から下へ] または [下から上へ] の場合)、左側の最初の分岐から右側の最後の分岐へと適用されます。 横方向のツリー レイアウトの場合 ([ツリー方向] パラメーター値が [左から右へ] または [右から左へ] の場合)、並べ替えは上側の最初の分岐から下側の最後の分岐へと適用されます。

  • 昇順ツリー分岐は、属性フィールド値に基づいて昇順で並べ替えられます。 これがデフォルトです。
  • 降順ツリー分岐は、属性フィールド値に基づいて降順で並べ替えられます。
String

派生した出力

ラベル説明データ タイプ
出力ネットワーク

更新された ユーティリティー ネットワークまたはトレース ネットワーク

Utility Network; Trace Network
出力ダイアグラム テンプレート

ダイアグラム テンプレートの名前。

String

arcpy.nd.AddSmartTreeLayout(in_utility_network, template_name, is_active, {are_containers_preserved}, {tree_direction}, {is_unit_absolute}, {subtree_absolute}, {subtree_proportional}, {perpendicular_absolute}, {perpendicular_proportional}, {along_absolute}, {along_proportional}, {disjoined_graph_absolute}, {disjoined_graph_proportional}, {are_edges_orthogonal}, {breakpoint_position}, {edge_display_type}, {offset_absolute}, {offset_proportional}, {order_tree_branches}, {attribute_availability}, {attribute_name}, {attribute_sort_order})
名前説明データ タイプ
in_utility_network

変更するダイアグラム テンプレートを含むユーティリティー ネットワークまたはトレース ネットワーク。

Utility Network; Trace Network
template_name

変更するダイアグラム テンプレートの名前。

String
is_active

指定したテンプレートに基づくダイアグラムの生成中に、レイアウト アルゴリズムを自動的に実行するかどうかを指定します。

  • ACTIVEtemplate_name パラメーター値に基づくダイアグラムの生成中に、追加されたレイアウト アルゴリズムが自動的に実行されます。 これがデフォルトです。レイアウト アルゴリズムに指定されたパラメーター値は、ダイアグラム生成中に、レイアウトの実行に使用されます。 また、このパラメーター値は、入力テンプレートに基づくダイアグラムでアルゴリズムを実行する際に、デフォルトで読み込まれます。
  • INACTIVE追加されたレイアウト アルゴリズムに現在指定されているパラメーター値はすべて、入力テンプレートに基づくダイアグラムでアルゴリズムを実行する際に、デフォルトで読み込まれます。
Boolean
are_containers_preserved
(オプション)

アルゴリズムが格納器を処理する方法を指定します。

  • PRESERVE_CONTAINERS格納器が保持されるよう、ダイアグラムの上位グラフにレイアウト アルゴリズムを適用します。
  • IGNORE_CONTAINERSダイアグラム内の格納物フィーチャと非格納物フィーチャの両方に、レイアウト アルゴリズムを適用します。 これがデフォルトです。
Boolean
tree_direction
(オプション)

描画されるツリーの方向を指定します。

  • FROM_LEFT_TO_RIGHTツリーは左から右に描画されます。 これがデフォルトです。
  • FROM_RIGHT_TO_LEFTツリーは右から左に描画されます。
  • FROM_BOTTOM_TO_TOPツリーは下から上に描画されます。
  • FROM_TOP_TO_BOTTOMツリーは上から下に描画されます。
String
is_unit_absolute
(オプション)

距離を表すパラメーターの解釈方法を指定します。

  • ABSOLUTE_UNITレイアウト アルゴリズムは、距離値を距離単位として解釈します。
  • PROPORTIONAL_UNITレイアウト アルゴリズムは、現在のダイアグラムの範囲内にあるジャンクションの平均サイズを 1 とする相対単位で解釈します。 これがデフォルトです。
Boolean
subtree_absolute
(オプション)

近接する 2 つのサブツリー間で使用される間隔。つまり、スマート ツリーの方向に対して垂直に表示されている、別のサブツリーのダイアグラム ジャンクションの間隔です。 デフォルトは、ダイアグラムの座標系の単位です。 このパラメーターは、絶対単位を使用する場合にのみ利用可能です。

Linear Unit
subtree_proportional
(オプション)

近接する 2 つのサブツリー間で使用される間隔。つまり、スマート ツリーの方向に対して垂直に表示されている、別のサブツリーのダイアグラム ジャンクションの間隔です。 デフォルトは 2 です。 このパラメーターは、比例単位を使用する場合にのみ利用可能です。

Double
perpendicular_absolute
(オプション)

スマート ツリーの方向に対して垂直に表示され、同じサブツリー レベルに属しているダイアグラム ジャンクション間で使用される間隔。 デフォルトは、ダイアグラムの座標系の単位で 2 です。 このパラメーターは、絶対単位を使用する場合にのみ利用可能です。

Linear Unit
perpendicular_proportional
(オプション)

スマート ツリーの方向に対して垂直に表示され、同じサブツリー レベルに属しているダイアグラム ジャンクション間で使用される間隔。 デフォルトは 2 です。 このパラメーターは、比例単位を使用する場合にのみ利用可能です。

Double
along_absolute
(オプション)

スマート ツリーの方向に沿って表示されるダイアグラム ジャンクション間で使用される間隔。 デフォルトは、ダイアグラムの座標系の単位で 2 です。 このパラメーターは、絶対単位を使用する場合にのみ利用可能です。

Linear Unit
along_proportional
(オプション)

スマート ツリーの方向に沿って表示されるダイアグラム ジャンクション間で使用される間隔。 デフォルトは 2 です。 このパラメーターは、比例単位を使用する場合にのみ利用可能です。

Double
disjoined_graph_absolute
(オプション)

ダイアグラムに分離されたグラフが含まれている場合に、そのグラフに属しているフィーチャを切り離す最小間隔。 このパラメーターは、絶対単位で使用されます。 デフォルトは、ダイアグラムの座標系の単位で 4 です。

Linear Unit
disjoined_graph_proportional
(オプション)

ダイアグラムに分離されたグラフが含まれている場合に、そのグラフに属しているフィーチャを切り離す最小間隔。 このパラメーターは、比例単位と共に使用されます。 デフォルトは 4 です。

Double
are_edges_orthogonal
(オプション)

ツリーの分岐に関連するダイアグラム エッジを表示する方法を指定します。

レガシー:

このパラメーターは、ArcGIS Pro 3.6 で廃止されました。 edge_display_type パラメーターが指定されていても、その値に関係なく、システムとして無視されます。 ただし、ArcGIS Pro 2.1 との互換性を維持するために、edge_display_type パラメーターが指定されていない場合には、このパラメーターをまだ使用できます。

  • ORTHOGONAL_EDGESツリーの分岐に関連する、すべてのダイアグラム エッジが直角で表示されます。
  • SLANTED_EDGESツリーの分岐に関連する、どのダイアグラム エッジも直角で表示されません。 これがデフォルトです。
Boolean
breakpoint_position
(オプション)

[エッジ表示タイプ][標準エッジ] (edge_display_type = "REGULAR_EDGES" では Python) または [エッジ表示タイプ][直交エッジ] (edge_display_type = "ORTHOGONAL_EDGES" では Python) に設定されている場合、ダイアグラム エッジに沿って挿入されるブレーク ポイントの相対位置。 パーセントを 0 ~ 100 の範囲で表します。

  • ブレーク ポイントの相対位置 (%) の値を 0 にすると、水平ツリーの場合、ブレーク ポイントは、エッジの From ジャンクションの X 座標およびエッジの To ジャンクションの Y 座標に配置されます。 垂直ツリーの場合、エッジの From ジャンクションの Y 座標およびエッジの To ジャンクションの X 座標に配置されます。
  • ブレーク ポイントの相対位置 (%) の値を 100 にすると、ブレーク ポイントは、ダイアグラム エッジ上に挿入されません。各ダイアグラム エッジは、その From ジャンクションおよび To ジャンクションに直接接続します。
  • ブレーク ポイントの相対位置 (%) の値を 0 ~ 100 の範囲内の N にすると、ブレーク ポイントは、[XY] セグメントの長さの N % に配置されます。水平ツリーの場合、X はエッジの From ジャンクションの X 座標、Y はエッジの To ジャンクションの Y 座標です。 垂直ツリーの場合、[YX] セグメントの長さの N % に配置されます。Y はエッジの From ジャンクションの Y 座標、X はエッジの To ジャンクションの X 座標です。

[エッジ表示タイプ][曲線エッジ] (edge_display_type = "CURVED_EDGES" では Python) に設定されている場合、曲線エッジのジオメトリを計算するために、ダイアグラム エッジに沿って挿入される 2 つの変曲点の相対位置。 パーセントを 15 ~ 40 の範囲で表します。 ブレーク ポイントの相対位置 (%) の値が 15 ~ 40 の範囲内の N の場合:

  • 水平ツリーの場合、X はエッジの From ジャンクションの X 座標、Y はエッジの To ジャンクションの Y 座標です。
    • 最初の変曲点は、[XY] セグメントの長さの N % に配置されます。
    • 2 番目の変曲点は、[XY] セグメントの長さの (100 - N) % に配置されます。
  • 垂直ツリーの場合、Y はエッジの From ジャンクションの Y 座標、X はエッジの To ジャンクションの X 座標です。
    • 最初の変曲点は、[YX] セグメントの長さの N % に配置されます。
    • 2 番目の変曲点は、[XY] セグメントの長さの (100 - N) % に配置されます。

注意:

上記の From ジャンクションと To ジャンクションの概念は、ツリー方向を基準にしています。ネットワークのエッジ フィーチャやエッジ オブジェクトの実際のトポロジとは関係ありません。

Double
edge_display_type
(オプション)

ツリーの分岐に関連する、ダイアグラム エッジの表示タイプを指定します。

  • REGULAR_EDGESツリーの分岐に関連する、どのダイアグラム エッジも直角で表示されません。 これがデフォルトです。
  • ORTHOGONAL_EDGESツリーの分岐に関連する、すべてのダイアグラム エッジが直角で表示されます。
  • CURVED_EDGESツリーの分岐に関連する、すべてのダイアグラム エッジが曲線になります。
String
offset_absolute
(オプション)

is_unit_absolute = "ABSOLUTE_UNIT" および edge_display_type = "ORTHOGONAL_EDGES" の場合、重なっているセグメントを分離するために使用するオフセット。 値は、その他の間隔パラメーターに指定した最小値の 10 パーセント以下でなければなりません。 デフォルトは 0 です。

Linear Unit
offset_proportional
(オプション)

is_unit_absolute = "PROPORTIONAL_UNIT" および edge_display_type = "ORTHOGONAL_EDGES" の場合、重なっているセグメントを分離するために使用するオフセット。 これは、倍精度小数値で、その他の間隔パラメーターに指定した最小値の 10 パーセント以下でなければなりません。 デフォルトは 0 です。

Double
order_tree_branches
(オプション)

ツリー分岐を属性に従って並べ替えるかどうかを指定します。

  • USE_ORDER_ATTRIBUTEツリー分岐は属性に従って並べ替えられます。
  • USE_CURRENT_GEOMETRYツリー分岐は、レイアウトが適用される時点での分岐の端点ジャンクションの現在の位置に従って並べ替えられます。 これがデフォルトです。たとえば、ツリーの方向を考慮すると、レイアウトを適用する前にダイアグラムで分岐 A がすでに分岐 B の上に表示されていた場合、ジャンクション A で終わる分岐はジャンクション B で終わる分岐の上に配置されます。
Boolean
attribute_availability
(オプション)

考慮する属性がダイアグラム ジャンクションまたはダイアグラム エッジのどちらで利用できるかを指定します。

  • JUNCTION考慮する属性はダイアグラム ジャンクションで利用できます。 これがデフォルトです。
  • EDGE考慮する属性はダイアグラム エッジで利用できます。
String
attribute_name
(オプション)

このフィールドが存在する場合に、ツリー分岐の並べ替えに使用する属性フィールドの名前またはエイリアス。 attribute_availability パラメーターの値が JUNCTION の場合、この並べ替え属性は分岐の端点ジャンクションで検索されます。 attribute_availability パラメーターの値が EDGE の場合、この並べ替え属性は分岐の端点エッジで検索されます。

String
attribute_sort_order
(オプション)

ツリー レイアウトの分岐の配置に使用される並べ替え順。

並べ替えは常に、縦方向のツリー レイアウトの場合 (tree_direction パラメーター値が FROM_TOP_TO_BOTTOM または FROM_BOTTOM_TO_TOP の場合)、左側の最初の分岐から右側の最後の分岐へと適用されます。 横方向のツリー レイアウトの場合 (tree_direction パラメーター値が FROM_LEFT_TO_RIGHT または FROM_RIGHT_TO_LEFT の場合)、並べ替えは上側の最初の分岐から下側の最後の分岐へと適用されます。

  • ASCENDINGツリー分岐は、属性フィールド値に基づいて昇順で並べ替えられます。 これがデフォルトです。
  • DESCENDINGツリー分岐は、属性フィールド値に基づいて降順で並べ替えられます。
String

派生した出力

名前説明データ タイプ
out_utility_network

更新された ユーティリティー ネットワークまたはトレース ネットワーク

Utility Network; Trace Network
out_template_name

ダイアグラム テンプレートの名前。

String

コードのサンプル

AddSmartTreeLayout の例 (Python ウィンドウ)

このサンプル スクリプトでは、指定したネットワーク用の MyTemplate1 テンプレートにスマート ツリー レイアウト アルゴリズムを自動レイアウトとして追加します。

import arcpy
input_Network = "D:/MyProjectLocation/MyDatabaseConnection.sde/MyDatabase.MAP.Electric/MyDatabase.MAP.Electric"
input_DiagramTemplate = "MyTemplate1"

arcpy.nd.AddSmartTreeLayout(input_Network, input_DiagramTemplate, 
                            "ACTIVE", "PRESERVE_CONTAINERS", 
                            "FROM_LEFT_TO_RIGHT", "PROPORTIONAL_UNIT", "", 8, 
                            "", 5, "", 5, "", 15, "", 25, "CURVED_EDGES")

環境

このツールは、ジオプロセシング環境を使用しません。

ライセンス情報

  • Basic: No
  • Standard: Yes
  • Advanced: Yes

関連トピック