| ラベル | 説明 | データ タイプ |
入力河川フィーチャ | 入力ラスターの解像度に合わせて調整される河川ライン フィーチャ。 | Feature Dataset |
入力ラスター | 入力河川ライン フィーチャの調整先となるラスター。 | Raster Dataset |
調整済み出力河川フィーチャ | 入力ラスターの解像度に合わせて調整された、入力河川ライン フィーチャのギザギザな表現。 出力河川フィーチャは [グループ化フィールド] パラメーターの値に応じてグループ化されます。 属性テーブルには、指定したフィールドに加え、次のフィールドがあればそれらも追加されます。 StreamLink- 河川リンクに割り当てられている ID。 リンクとは、2 つの連続するジャンクションを結ぶ河道の一部分のことです。 | Feature Class |
フィールドでグループ化 (オプション) | [調整済み出力河川フィーチャ] および [調整済み出力河川ラスター] パラメーター値内の河川のグループ化に使用される値が含まれているフィールド。 このフィールドの値は整数である必要があります。 | Field |
鋭角を除去 (オプション) | 出力河川フィーチャから鋭角を除去するかどうかを指定します。 鋭角は、90 度の角度をなす 1 セル サイズの幅のライン セグメントによって表されます。
| Boolean |
分岐流または次のパスのフィールド (オプション) | 流れが分岐した後の主流を示す、[入力河川フィーチャ] パラメーター値のフィールド。 主流に相当する河川セグメントを ID によって指定する必要があります。 この ID が存在し、HydroID という名前のフィールドに表示されている必要があります。 | Field |
調整済み出力河川ラスター (オプション) | [調整済み出力河川フィーチャ] パラメーター値のラスター バージョン。 このセルの値は、[グループ化フィールド] パラメーター値で指定したフィールドの値と一致します。 | Raster Dataset |
出力流向ラスター (オプション) | 入力河川フィーチャのデジタイズ方向と一致する河川セル内の流向 (D8) が格納されるラスター。 | Raster Dataset |
出力分岐ポイント フィーチャ (オプション) | 流れの分岐が発生する位置、およびそれらに関連付けられている、調整済み出力河川フィーチャ内の接続性ノード。 | Feature Class |
Spatial Analyst のライセンスで利用可能。
サマリー
入力ラスターの解像度に合わせて入力河川フィーチャを調整します。
使用法
[調整済み出力河川フィーチャ] (Python では out_stream_features) パラメーターは、[入力ラスター] (Python では in_raster) パラメーター値の解像度に合わせて調整された後の [入力河川フィーチャ] (Python では in_stream_features) パラメーター値の河川ライン フィーチャを表します。
調整プロセスによって、調整後の河川ラインは、元の河川ラインのパスを維持しながら、[入力ラスター] パラメーター値内のオーバーラップしているすべてのセルとその中心で必ず交差するようになります。
オプションの [グループ化フィールド] (Python では group_by_field) パラメーターの値として選択したフィールドに基づいて、河川セグメントがグループ化されます。 複数の部分にセグメント化されているが同じ河川セグメントに属する河川ラインが含まれている場合、デフォルトでは、[入力河川フィーチャ] パラメーター値にグループ化は適用されません。 そのような河川ラインが含まれている場合、それらはマージされ、出力内の各河川セグメントに一意の ID が割り当てられます。 フィールドの値として各河川セグメントに一意の ID が割り当てられている場合、グループ化は行われません。
[調整済み出力河川ラスター] (Python では out_stream_raster) パラメーターの値を指定することで、調整後の河川ラインのラスター表現を保存できます。
オプションの [グループ化フィールド] (Python では group_by_field) パラメーターの値によって、[調整済み出力河川ラスター] パラメーター値内のセルの値が決まります。
[出力流向ラスター] (Python では out_flow_direction_raster) パラメーターの値を指定することで、調整後の河川の各セルにおける水流の方向 (D8) を保存できます。
[調整済み出力河川フィーチャ] パラメーター値内に 90 度の角度をなす 1 セル幅のラインが存在しないようにするには、[鋭角を除去] (Python では remove_sharp_angles) パラメーターを使用します。
[入力河川フィーチャ] (Python では in_stream_features) パラメーター値に、河川が 2 つに分かれて一方が主流と見なされる地点があることが予想される場合、[分岐流または次のパスのフィールド] (Python では divergent_flow_or_next_field) パラメーターを介して主流を指定できます。 この場合、[入力河川フィーチャ] (Python では in_stream_features) パラメーター値の属性テーブルに HydroID という名前のフィールドが存在する必要があります。 2 つに分かれる河川の場合、選択したフィールドには主流と見なされる河川の HydroID が設定されている必要があります。
このツールで処理できる河川フィーチャの最大数は 2,147,483,647 (2^31 - 1) です。
デフォルトの解析範囲は、[入力河川フィーチャ] (Python では in_stream_features) パラメーター値の範囲です。
このツールに適用されるジオプロセシング環境の詳細については、「解析環境と Spatial Analyst」をご参照ください。
パラメーター
AdjustStreamToRaster(in_stream_features, in_raster, out_stream_features, {group_by_field}, {remove_sharp_angles}, {divergent_flow_or_next_field}, {out_stream_raster}, {out_flow_direction_raster}, {out_split_point_features})| 名前 | 説明 | データ タイプ |
in_stream_features | 入力ラスターの解像度に合わせて調整される河川ライン フィーチャ。 | Feature Dataset |
in_raster | 入力河川ライン フィーチャの調整先となるラスター。 | Raster Dataset |
out_stream_features | 入力ラスターの解像度に合わせて調整された、入力河川ライン フィーチャのギザギザな表現。 出力河川フィーチャは group_by_field パラメーターの値に応じてグループ化されます。 属性テーブルには、指定したフィールドに加え、次のフィールドがあればそれらも追加されます。 StreamLink- 河川リンクに割り当てられている ID。 リンクとは、2 つの連続するジャンクションを結ぶ河道の一部分のことです。 | Feature Class |
group_by_field (オプション) | out_stream_features および out_stream_raster パラメーター値内の河川のグループ化に使用される値が含まれているフィールド。 このフィールドの値は整数である必要があります。 | Field |
remove_sharp_angles (オプション) | 出力河川フィーチャから鋭角を除去するかどうかを指定します。 鋭角は、90 度の角度をなす 1 セル サイズの幅のライン セグメントによって表されます。
| Boolean |
divergent_flow_or_next_field (オプション) | 流れが分岐した後の主流を示す、in_stream_features パラメーター値のフィールド。 主流に相当する河川セグメントを ID によって指定する必要があります。 この ID が存在し、HydroID という名前のフィールドに表示されている必要があります。 | Field |
out_stream_raster (オプション) | out_stream_features パラメーター値のラスター バージョン。 このセルの値は、group_by_field パラメーター値で指定したフィールドの値と一致します。 | Raster Dataset |
out_flow_direction_raster (オプション) | 入力河川フィーチャのデジタイズ方向と一致する河川セル内の流向 (D8) が格納されるラスター。 | Raster Dataset |
out_split_point_features (オプション) | 流れの分岐が発生する位置、およびそれらに関連付けられている、調整済み出力河川フィーチャ内の接続性ノード。 | Feature Class |
コードのサンプル
この例は、AdjustStreamToRaster を使用して、鋭角がない、入力ラスターの解像度に合わせて調整された河川ラインを生成する方法を示しています。 デフォルトでは、出力はグループ化されません。
import arcpy
from arcpy import env
from arcpy.sa import *
env.workspace = "C:/arcpyexamples/data.gdb"
AdjustStreamToRaster(in_stream_features="streams",
in_raster="elevation",
out_stream_features="out_stream_features",
group_by_field="NONE",
remove_sharp_angles="REMOVE",
divergent_flow_or_next_field="NONE",
out_stream_raster="out_stream_raster",
out_flow_direction_raster="out_stream_flowdir_raster",
out_split_point_features=None
)この例は、AdjustStreamToRaster を使用して、鋭角がない、入力ラスターの解像度に合わせて調整された河川ラインを生成する方法を示しています。 デフォルトでは、出力はグループ化されません。
# Name: AdjustStreamToRaster_standalone.py
# Description: Adjust the input streams features to the resolution of the input raster.
# No groupping specified, therefore, the result will have as many number of features as
# there are stream segments.
# Requirements: Spatial Analyst Extension
# Import system modules
import arcpy
from arcpy.sa import *
# Set environment settings
arcpy.env.workspace = "C:/sapyexamples/data"
# Check out the ArcGIS Spatial Analyst extension license
arcpy.CheckOutExtension("Spatial")
# Set local variables
InStreamFeatures="streams.shp"
InRaster = "elevation.tif"
OutStreamFeatures = "out_adjusted_streams.shp"
OutStreamRaster = "out_adjusted_streams.tif"
OutFlowDirRaster = "out_streams_fdr.tif"
# Execute the tool
AdjustStreamToRaster(InStreamFeatures,
InRaster,
OutStreamFeatures,
"NONE",
"",
"NONE",
OutStreamRaster,
OutFlowDirRaster,
"")環境
ライセンス情報
- Basic: 次のものが必要 Spatial Analyst
- Standard: 次のものが必要 Spatial Analyst
- Advanced: 次のものが必要 Spatial Analyst