Image Analysis モジュールとは

Image Analysis モジュール (arcpy.ia) は、画像とラスター データを管理および処理するための Python モジュールです。 すべてのジオプロセシング関数、およびラスター処理ワークフローを自動化できる高度な関数とクラスなど、このモジュールには ArcGIS Image Analyst エクステンションが提供する機能が含まれています。

モジュールのコンポーネント

Image Analysis モジュールの機能コンポーネントを以下に示します。

Image Analysis コンポーネント

コンポーネント説明

クラス

Image Analysis クラスは、処理のためのラスターのグループ、またはピクセル ブロックのグループを定義したり、イメージの計測を行ったりするために使用されます。

関数

Image Analysis 関数はラスター データセットを処理し、多次元ラスター データの管理と解析を行うことができます。

ジオプロセシング関数

ArcGIS Image Analyst ライセンスで使用できる Image Analysis ジオプロセシング関数には画像解析機能が用意されています。

演算子

Image Analysis Map Algebra 演算子は、算術、ビット演算、ブール演算、リレーションシップ演算の各カテゴリにグループ分けされます。

arcpy.ia モジュールで使用できる関数、クラス、ジオプロセシング関数、演算子とともに、ArcPy の関数やジオプロセシング関数、およびクラスや Python スクリプト内の他の ArcPy モジュールを使用して、ワークフローを実行できます。 Raster ArcPy クラスは、Python のスクリプト作成に使用できるラスター オブジェクトを作成します。これは、arcpy.ia モジュールで使用できる多くの処理に必要です。 NumPyArrayToRaster ArcPy 関数と RasterToNumPyArray ArcPy 関数も、スクリプト作成ワークフローに役立ちます。

ライセンス:

Image Analysis モジュールの大半の機能はライセンスなしで利用できます。 ArcGIS Image Analyst か ArcGIS Spatial Analyst のライセンスがある場合は、すべてのジオプロセシング関数、特定の関数やクラスなど、追加の機能が利用できます。 各関数のライセンスの要件については、「Image Analysis 関数の概要」をご参照ください。 ArcGIS Spatial Analyst 機能の詳細については、「Spatial Analyst モジュールとは」をご参照ください。

関連トピック


このトピックの内容
  1. モジュールのコンポーネント