SAP HANA を使用するための ArcGIS の要件

ArcGIS Pro および ArcGIS Enterprise は、SAP HANASAP HANA データベースとエンタープライズ ジオデータベースへの接続をサポートしています。

Esri がサポートする環境ポリシーの詳細については、Esri テクニカル サポートをご参照ください。

以下の情報は ArcGIS Enterprise 12.0ArcGIS Pro 3.6 に適用されます。

サポートされているデータベース バージョン

ArcGIS では、SAP HANA 2.0 SPS 05 以降のサービス パックのリリースがサポートされています。

サポートされているオペレーティング システム

SAP HANA は、クラウドで、または Linux 上に事前に構成されたシステムとして使用できます。 使用できる構成については、SAP にお問い合わせください。

データベースの要件/制限

ArcGIS で SAP HANA を使用する場合は、次の制限が適用されます。

  • ブランチ バージョン対応データを使用する場合、SAP HANA 2.0 SPS 08 リビジョン 81 以降のサービス パックのリリースを使用する必要があります。
  • SAP HANA 2.0 SPS 08 リビジョン 81 以降のサービス パックのリリースを使用しており、データベースにジオデータベースが含まれる場合は、データベースでユーザーに以下を付与する必要があります。
    • EXECUTE ON ACQUIRE_APPLICATION_LOCK
    • EXECUTE ON RELEASE_APPLICATION_LOCK
  • データベース コネクション ファイル (.sde) を使用して ArcGIS ProSAP HANA データにアクセスする場合、ジオデータベースに登録されているデータのみ編集できます。 データベース データを編集するには、データベース データを参照する編集可能な Web フィーチャ レイヤーを公開し、その Web フィーチャ レイヤーを使用して編集します。

クラウド サポート

クラウドにデプロイされたデータベース サービスとデータベースのサポートについては、「ArcGIS でクラウドのデータベースを使用するための要件」をご参照ください。

SAP HANA への接続に必要なソフトウェア

SAP HANA に接続するクライアント コンピューター (ArcGIS Pro または ArcGIS Server などを実行するコンピューター) には、サポートされている SAP HANA クライアントをインストールし、構成する必要があります。

既存の SAP ユーザーは、SAP HANA クライアントを SAP Support Portal の Software Downloads から入手できます。

接続先の SAP HANA のバージョンでサポートされている SAP HANA クライアントをインストールしてください。

注意:

ArcGIS クライアントで、接続先の SAP HANA データベースのバージョンでサポートされている最新の SAP HANA クライアントを使用することをおすすめします。