Esri がサポートする環境ポリシーの詳細については、Esri テクニカル サポートをご参照ください。
ArcGIS Pro は、SQLite データベースおよび OGC GeoPackage ファイルにアクセスでき、モバイル ジオデータベースへの接続をサポートしています。
サポートされるデータベースの最小バージョン
SQLite 3.45.1 は ArcGIS で動作確認済みの最新バージョンです。 ArcGIS では、SQLite で引き続きサポートされている SQLite 3.x のすべてのマイナー バージョンとパッチ バージョンがサポートされています。
サポートされているアドオン
ArcGIS では、次のバージョンがサポートされています。
OGC GeoPackage 1.1 ~ 1.4
SpatiaLite 5.0.1
OGC GeoPackage 登録済みエクステンションのサポート
次の GeoPackage 登録済みエクステンションが部分的または完全にサポートされています。
GeoPackage エクステンション | ArcGIS サポート |
---|---|
メタデータ | ArcGIS では、[SQLite データベースの作成 (Create SQLite Database)] ツールを使用して GeoPackage を作成するときに gpkg_metadata および gpkg_metadata_reference テーブルが作成されますが、ArcGIS Pro メタデータ エディターを使用してこれらのテーブルにデータを読み込むことはできず、ArcGIS はこれらのテーブルに存在するエントリの読み取りを行いません。 これらのテーブルにメタデータが存在する GeoPackage からホスト フィーチャ レイヤーを公開する場合、メタデータは公開したレイヤーに保持されません。 |
非線形ジオメトリ タイプ | ArcGIS Pro は近似の形状を読み取って表示することはできますが、作成することはできません。 近似の形状を含む GeoPackage を公開する場合、結果のホスト フィーチャ レイヤーには、ソース ファイルに存在する形状の等価線形近似が含まれます。 |
RTree 空間インデックス | 完全にサポート。 |
スキーマ | ArcGIS では、[SQLite データベースの作成 (Create SQLite Database)] ツールを使用して GeoPackage を作成するときに gpkg_data_columns テーブルが作成されます。ただし、列挙、範囲、GLOB、または MIME タイプは ArcGIS を使用して定義します。 これらの情報を SQL を使用して定義する場合、ArcGIS はこれらを認識しません。 このような情報が定義された GeoPackage からホスト フィーチャ レイヤーを公開する場合、これらの情報は公開したデータに保持されません。 |
座標参照系の WKT | 完全にサポート。 |
データベースの要件/制限
次のデータベース要件と制限事項が適用されます。
- SQLite データベース ファイルには、ArcGIS が認識できるように .sqlite 拡張子を付ける必要があります。
- GeoPackage ファイルには、ArcGIS が認識できるように .gpkg 拡張子を付ける必要があります。
- 既存の SQLite データベースにジオデータベースは作成できません。 ただし、ジオデータベースとそのジオデータベースが保存される SQLite データベースの両方を作成するモバイル ジオデータベースを作成することはできます。
- 登録データを GeoPackage ファイルまたはモバイル ジオデータベースから参照する Web サービス (Web レイヤー) は公開できません。 SQLite データベースのデータを参照する Web レイヤーを公開する場合、マップ サービスのみがサポートされます。
プラットフォームのサポート
次のプラットフォームがサポートされています。
- ArcGIS Desktop と ArcGIS Pro がサポートしているすべてのプラットフォーム
- ArcGIS Runtime SDK がサポートしているすべてのプラットフォーム
- ArcGIS Enterprise がサポートしているすべてのプラットフォーム
クラウド サポート
クラウドにデプロイされたデータベース サービスとデータベースのサポートについては、「ArcGIS でクラウドのデータベースを使用するための要件」をご参照ください。